マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

やじきた道中 てれすこ

2007-11-15 13:43:51 | 映画ー劇場鑑賞
ーやじきた道中 てれすこー
2007年 日本 
監督=平山秀幸 中村勘三郎[18代目](弥次郎兵衛)柄本明(喜多八)小泉今日子(お喜乃)ラサール石井(梅八)笑福亭松之助(与兵衛)淡路恵子(おきん)間寛平(奉行)松重豊(地廻りの太十)山本浩司(地廻りの甚八)吉川晃司(沓脱清十郎)鈴木蘭々(清十郎の妻・菊)星野亜希(花魁・おちみ)藤山直美(お仙)國村隼(代貸)笹野高史(お喜乃の父・杢兵衛)

【解説】
これまで数多くの映画や芝居のモチーフにされてきた「弥次さん喜多さん」コンビと、足抜けしたおいらんが珍道中を繰り広げる時代劇コメディー。監督は『しゃべれども しゃべれども』の平山秀幸が務め、さまざまな落語ネタを散りばめて庶民の笑いと人情を描き出す。弥次さんには世界的な歌舞伎俳優の中村勘三郎、相方の喜多さんには名優柄本明、ヒロインお喜乃を小泉今日子が演じる。3人が見せる息のあった掛け合いに注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
品川の遊郭で偶然に再会した弥次さん(中村勘三郎)と喜多さん(柄本明)は、ひょんなことから売れっ子おいらんお喜乃(小泉今日子)の足抜けを手伝う。無事に江戸を脱出した3人は、金をだましとられたり、子タヌキの恩返しで博打で荒稼ぎしたりと、珍道中の連続。やがて箱根に着くと、お喜乃は弥次さんにある告白をする。(シネマトゥデイ)

【感想】
中村勘三郎さんファンなので、柄本明さんとのやじさんきたさん、とっても期待して見ていました。

柄本明さんはもちろん喜劇役者さんだとは知っていたけど、映画ではけっこうシリアスでぼそぼそお話しする役が多い印象でした。
この映画では、相手が勘三郎さんだからだよけいにだと思うけど、はじけて、本来の喜劇役者としての魅力全開でした。
面白かった。
小泉今日子もキャラクターを生かした花魁で、似合っていました。

お話は落語が下敷きなのはわかりました。
「てれすこ」「狸賽(たぬさい)」「野ざらし」などだそうです。
でも、タイトルになっている「てれすこ」だけど、本筋にはあんまり絡んでこなくて、かえって気が散ってもったいない感じでした。

最初の心中未遂シーンとか間寛平が奉行のお白州のシーンとか、くすっと笑える部分はありましたが。

上方まで行くのかと思ったら、結局江戸から大井川までの話でした。
続編があるのかしら?
だったら、うれしいなあ。

今回、「てれすこ」は話だけにして、道中のエピソードをもっと増やした方が面白かったかもしれないなあ。

そうは思っても、この映画はなかなか面白かった。
たくさんの芸達者な役者さんが、あちこちにちりばめられていました。
笑福亭松之助と淡路恵子の変な心中カップル、ラサール石井の太鼓持ち、松重豊と山本浩司の地回りコンビ。
吉川晃司と鈴木蘭々のいわくありげな夫婦、星野亜希の若い花魁、國村隼の代貸。
他にも笹野高史、藤山直美、麿赤児など、個性溢れる役者さんが適材適所に現れて、楽しめました。

音楽も面白いし、景色もよかった。
のんびり旅気分でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。