マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」

2012-05-18 18:11:50 | 映画ーDVD

ーゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~ーGOETHE!

2010年 ドイツ

フィリップ・シュテルツェル監督 アレクサンダー・フェーリング(ヨハン・ゲーテ)ミリアム・シュタイン(シャルロッテ・ブッフ)モーリッツ・ブライブトロイ(アルベルト・ケストナー)ヘンリー・ヒュプヒェン(ゲーテの父)ブルクハルト・クラウスナー(シャルロッテの父)

 

【解説】

1774年に刊行されたドイツの文豪ゲーテの小説「若きウェルテルの悩み」誕生の背景を、青年時代のゲーテを主人公に熱く燃え上がる恋の物語として映画化。『アイガー北壁』のフィリップ・シュテルツェルが脚本と監督を務め、秘められたゲーテのかなわぬ恋の物語を通して、誰もが共感する普遍的な恋の喜びをうたい上げる。ゲーテ役の『イングロリアス・バスターズ』のアレクサンダー・フェーリングをはじめ、刊行当時のヨーロッパでウェルテル現象なる社会的なブームを巻き起こした名作を彩る、才能あふれるキャストたちの名演も必見。

 

【あらすじ】

弁護士志望で自由奔放な若者のゲーテ(アレクサンダー・フェーリング)は、ある日、美しい少女シャルロッテ(ミリアム・シュタイン)と恋に落ちるも、こともあろうに彼女は父親の命令でゲーテの上司であるケストナー(モーリッツ・ブライブトロイ)と結婚することに。失望したゲーテは自分の最後の気持ちを彼女に伝えるために、ゲーテとシャルロッテのかなわぬ恋の物語を書き始めるのだか……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

ゲーテって、ものすごい文豪というイメージ。

結局、読んだことがない。

 

ふーん、「若きウェルテルの悩み」って、自分の失恋がモデルだったんですね。

激動の18世紀から19世紀半ばに生き、文学はもちろんのこと、自然科学や芸術分野で近代への道を開いた人なのでしょう。

 

この作品では、若くみずみずしい青年ゲーテが描かれていて、全く堅苦しくない青春映画でした。

大文豪も、青春時代は恋に悩み、いろんなところで頭を打って、叱られたり、早とちりしたりしながら、体当たりで生きていたんですね。

みんな、同じやねえ。

なんか、ほっとします。

 

親から仕送りを受けて大学生活をしているゲーテ(アレクサンダー・フェーリング)。

試験に落ちて、悪態を地面に書いて下宿へ戻ると、父が来ていた。

詩人として独り立ちをすることを夢見ていたゲーテだったが、出版社から不採用の返事が届いた。

父からヴェツラーの裁判所で修行するように命じられる。

 

ヴェツラーでは、参事のケストナー(モーリッツ・ブライブトロイ)の下で働くことになった。

同僚のイェルーザレムと親しくなり、ある舞踏会でシャルロッテ(=ロッテ)・ブッフ(ミリアム・シュタイン)と出会う。

 

ロッテとゲーテは引かれ合い、恋に落ちる。

ところが、ロッテの家は母が亡くなり、たくさんの兄弟がいて、父も高齢で働きが悪く、ロッテがお金持ちと結婚するのが一家にとっての最良の策だった。

ケストナーがロッテに興味を持ち、ロッテの父親もこの縁談に乗り気になった。

 

ロッテも、家庭の状態を考えると、この話をむげにも断れず、ケストナーもいい人だったので、結婚の申し込みを受けた。

 

そんなころ、イェルーザレムが失恋して自殺するという衝撃的な事件が起きた。

ゲーテは大変動揺した。

 

そして、ゲーテも失恋した。

ケストナーとゲーテは意気投合して、仲良くなっていただけに、お互いが恋敵で、しかも、ロッテが愛しているのはゲーテで、結婚するのはケストナーということがわかり、二人ともショックを受け、決闘となる。

しかし、決闘は当時法律違反、ゲーテはケストナーにはめられ、牢獄へ。

そして牢獄で、「若きウェルテルの悩み」をロッテのために書き上げ、自殺を覚悟する。

 

物語を読んだロッテは、牢屋へ会いにきて、「物語の中で二人は一緒だ」と伝える。

父の尽力で牢屋から出たゲーテは、父とともに故郷へ戻って行く。

傷心を抱いて。

 

故郷へ帰ると、印刷屋の前で人々が騒いでいる。

馬車が進めなくて、ゲーテが降りると、みんな本を持っている。

よく見ると、それは自分が書いた「若きウェルテルの悩み」だった。

彼の才能を見抜いたロッテが出版社に持ち込んだのだった。

 

ゲーテだとわかると、旧友たちや民衆が集まって、その場は一転サイン会の会場となった。

そばでは「私の息子です」と自慢している父がいた。

 

安心してみていられる青春映画でした。

ロッテの明るさとたくましさに、好感が持てました。

 

男は大失恋して文豪になるのかな?

がんばれ、若者!!

 


スカイラインー征服

2012-05-18 18:08:57 | 映画ーDVD

ースカイラインー征服ーSKYLINE

2010年 アメリカ

グレッグ、コリン・ストラウス兄弟監督 エリック・バルフォー(ジャロッド)スコッティー・トンプソン(エレイン)ブリタニー・ダニエル(キャンディス)デヴィッド・ザヤス(オリバー)ドナルド・フェイソン(テリー)

 

【解説】

戦うすべもないごく普通の人たちへのエイリアンの襲撃を、『アバター』や『2012』を手掛けたVFXチームによる圧倒的な映像で描くSFディザスター・ムービー。『AVP2 エイリアンズVS. プレデター』のグレッグ、コリン・ストラウス兄弟がメガホンを取り、リアリティーを重視した視点で人類滅亡の危機を描き出す。主演は「24 TWENTY FOUR」のエリック・バルフォー。今までにない観点で描かれる地球最後の日の描写に、興味が尽きない。

 

【あらすじ】

ロサンゼルスの親友に会いにきたジャロッド(エリック・バルフォー)とエレイン(スコッティー・トンプソン)。早朝4時ごろ、突如として青白い光と共に不気味な音が響き、友人が光の中に姿を消してしまう。窓の外ではたくさんの巨大な飛行物体が空を埋め尽くし、地球から人間を次々と吸い上げていた。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

夫のリクエストでレンタルしてみましたが、夫もイマイチな様子でした。

 

私も、同じ宇宙人やモンスターが襲って人類が滅亡するというテーマの映画なら、「クローバーフィールド」の方が数倍面白かったなあ。

 

私の感想も、これだけ。

 

裏切りのサーカス

2012-05-18 09:28:22 | 映画ー劇場鑑賞

ー裏切りのサーカスーTINKER TAILOR SOLDIER SPY

2011年 イギリス/フランス/ドイツ

トーマス・アルフレッドソン監督 ジョン・ル・カレ原作 ゲイリー・オールドマン(ジョージ・スマイリー)コリン・ファース(ビル・ヘイドン)トム・ハーディ(リッキー・ター)トビー・ジョーンズ(パーシー・アレリン)マーク・ストロング(ジム・プリドー)ベネディクト・カンバーバッチ(ピーター・ギラム)キアラン・ハインズ(ロイ・ブランド)キャシー・バーク(コニー・サックス)スティーヴン・グレアム(ジェリー・ウェスタービー)ジョン・ハート(コントロール)サイモン・マクバーニー(オリヴァー・レイコン)スヴェトラーナ・コドチェンコワ(イリーナ)

 

【解説】

MI6諜報(ちょうほう)員の経歴を持つ作家ジョン・ル・カレによる人気スパイ小説を、『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン監督が映画化したサスペンス。英国諜報組織の中枢に20年も潜入しているソ連の二重スパイを捜すため、引退生活から呼び戻されたスパイが敵味方の区別もつかない中で真相に迫る姿を描く。主演のゲイリー・オールドマンをはじめ、『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したコリン・ファース、『インセプション』のトム・ハーディら実力派の競演は必見。

 

【あらすじ】

東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……

(シネマトゥデイ)

 

【感想】

上映している映画館が少ないせいか、早々とパンフレットが売り切れていたり、私にとって中途半端な時間帯でなかなか見られなかったりして、ようやく見られることになったこの作品。

『本作に限り、ストーリー、人物相関図などを、ある程度把握してからご覧頂くことをお勧めします。展開、伏線、結末─本作の奥深い魅力を、よりお楽しみいただけること必至です』というパンフレットがさりげなく置かれていて、なんなの?妙に期待を持たせるなあと、パンフレットを頭に入れて映画館の中に入りました。

公開が始まってから、かなり期間がたっているのに、映画館は熟年の観客がたくさん見にきていました。

2回目は1000円というキャンペーンもやっているし、やはり評判がいいんだーとわくわく。

 

でも…。

 

始まってすぐは、予期せぬ事件が起こってびっくりしたんだけど、結局これだけでしたね。

あとは、神経戦のような二重スパイ探しが始まりました。

めちゃめちゃ睡魔に襲われました。

 

とにかく、ゲイリー・オールドマンを始め、男優たちの演技がすごい。

目の動かし方、歩き方、すべてに意味があるような。

でも、ストーリーに起伏がなく淡々と進む。

だんだん、誰が二重スパイでもいいじゃないかというような気持ちにもなる。

 

☆ネタバレ

そして、最後にその人がわかるんだけど、殺されちゃうのよねー。

あの目配せなんなんだろう?

 マーク・ストロングが珍しく悪役じゃなく、風采の上がらない頭の薄い男の役で、しかもかなりなキーパーソンというところが、意外だなあと思いました。

 

そして、スマイリーがサーカスのリーダーとなってジ・エンド。

これにも意味があったんだろうか?

始めから、この座を狙っていたとか?

なんか、不安な気持ちで映画館を後にしました。

 

この見方、あってる?