マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

おくりびと

2008-09-24 18:13:22 | 映画ー劇場鑑賞
ーおくりびとー
2008年 日本
監督=滝田洋二郎 キャスト=本木雅弘(小林大悟)広末涼子(小林美香)山崎努(佐々木生栄)余貴美子(上村百合子)吉行和子(山下ツヤ子)笹野高史(平田正吉)杉本哲太 峰岸徹 山田辰夫 橘ユキコ

【解説】
ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎があたり、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイ)

【感想】
日本人は、特に「死」を忌み嫌い、「死」に携わる人に対して嫌悪感をむき出しにします。

最近は、特に「死」が病院や施設に隔離された状態にあり、核家族や長寿が進んだことにより、ますます遠い存在です。

でも、よくよく考えてみると、誰もが避けて通れない道であり、「死ぬことは生きることなんだ」ということに気付かされます。

この映画は、まさに、そういう視点で描かれた映画でした。

主人公の大悟(本木雅弘)も、好き好んで就いた職業ではない納棺師という仕事。
でも、社長の佐々木(山崎努)について仕事をしていくうちに、その魅力に取り憑かれていきます。

本来のチェリストとしての自分とバランスをとりながら、自分自身も見つめ直し、納棺師としての誇りを見いだしていく物語でした。

エンドタイトルに、儀式のような美しい所作が流れます。
その瞬間に、亡くなった人の尊厳が輝くような気がしました。

悲しいばかりではなく、ユーモアに満ちていて、とてもいい映画でした。

サンシャイン2057

2008-09-24 17:54:26 | 映画ーDVD
ーサンシャイン2057ー
2007年 アメリカ
ダニー・ボイル監督
キリアン・マーフィ(キャパ)真田広之(カネダ)ミシェル・ヨー(コラゾン)クリス・エヴァンス(メイス)ローズ・バーン(キャシー)トロイ・ギャリティ(ハーヴィー)ベネディクト・ウォン(トレイ)クリフ・カーティス(サール)

【解説】
『ザ・ビーチ』『28日後... 』の監督と脚本家を務めたダニー・ボイルとアレックス・ガーランドによるSFスリラー。太陽の崩壊で地球滅亡の危機にひんした近未来を舞台に、究極の任務に向う宇宙船クルーに襲いかかる予期せぬ事態を、最新のVFXを駆使して描く。『麦の穂をゆらす風』のキリアン・マーフィ、『SAYURI』のミシェル・ヨー、『ラスト サムライ』などで国際的な注目を集める真田広之ら豪華キャストの出演も話題を呼んでいる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
50年後の近未来、太陽の消滅により地球も滅亡の危機にさらされていた。人類最後の望みを託されたのは、宇宙船イカロス2号に搭乗した船長(真田広之)や物理学者のキャパ(キリアン・マーフィ)ら男女8人のエリートたち。彼らは可能な限り太陽に接近し、太陽を再生させるという究極の任務に挑もうとしていたが、想像を絶する異常事態に巻き込まれてゆく。(シネマトゥデイ)

【感想】
劇場公開しているときは、なんとになく怖そうでスルーしましたが、キリアン・マーフィとダニー・ボイルコンビのホラー「28日後…」が妙に気に入ったので、見る気になりましたが…。

劇場で見なくてよかったー。
だって、(☆ネタバレ!!)乗り組員が~!!

まあ、当たり前と言えばそれまで。
太陽に突っ込んでいって、無事帰って来る方がウソっぽいですものね。

でも、ずっと緩慢な感じの画面に付き合わされて、次々死んでいくところを見せられるのも、辛いものがありました。

特に、早い段階でキャプテンのカネダ(真田広之)が死んでしまうのが、なんとも言えず、残念でした。

乗組員が、全員性格が変わっていったり、取り返しのできないミスを犯したり、希望の見えない展開で、しんどい映画でした。

しかも、最後は得体の知れない人物が出てきて、それでも使命を果たそうとするキャパ(キリアン・マーフィ)の姿はかなり痛々しかったです。

ブルーレイで見たので、映像はすごくきれいだったのに、スタッフたちが自分でハードルを高くしてしまったみたいな内容でした。