ーおくりびとー
2008年 日本
監督=滝田洋二郎 キャスト=本木雅弘(小林大悟)広末涼子(小林美香)山崎努(佐々木生栄)余貴美子(上村百合子)吉行和子(山下ツヤ子)笹野高史(平田正吉)杉本哲太 峰岸徹 山田辰夫 橘ユキコ
【解説】
ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎があたり、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイ)
【感想】
日本人は、特に「死」を忌み嫌い、「死」に携わる人に対して嫌悪感をむき出しにします。
最近は、特に「死」が病院や施設に隔離された状態にあり、核家族や長寿が進んだことにより、ますます遠い存在です。
でも、よくよく考えてみると、誰もが避けて通れない道であり、「死ぬことは生きることなんだ」ということに気付かされます。
この映画は、まさに、そういう視点で描かれた映画でした。
主人公の大悟(本木雅弘)も、好き好んで就いた職業ではない納棺師という仕事。
でも、社長の佐々木(山崎努)について仕事をしていくうちに、その魅力に取り憑かれていきます。
本来のチェリストとしての自分とバランスをとりながら、自分自身も見つめ直し、納棺師としての誇りを見いだしていく物語でした。
エンドタイトルに、儀式のような美しい所作が流れます。
その瞬間に、亡くなった人の尊厳が輝くような気がしました。
悲しいばかりではなく、ユーモアに満ちていて、とてもいい映画でした。
2008年 日本
監督=滝田洋二郎 キャスト=本木雅弘(小林大悟)広末涼子(小林美香)山崎努(佐々木生栄)余貴美子(上村百合子)吉行和子(山下ツヤ子)笹野高史(平田正吉)杉本哲太 峰岸徹 山田辰夫 橘ユキコ
【解説】
ひょんなことから遺体を棺に納める“納棺師”となった男が、仕事を通して触れた人間模様や上司の影響を受けながら成長していく姿を描いた感動作。監督には『壬生義士伝』の滝田洋二郎があたり、人気放送作家の小山薫堂が初の映画脚本に挑戦。一見近寄りがたい職業、納棺師に焦点を当て、重くなりがちなテーマを軽快なタッチでつづる。キャストには本木雅弘、広末涼子、山崎努ら実力派がそろい、主演の本木がみせる見事な納棺技術に注目。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイ)
【感想】
日本人は、特に「死」を忌み嫌い、「死」に携わる人に対して嫌悪感をむき出しにします。
最近は、特に「死」が病院や施設に隔離された状態にあり、核家族や長寿が進んだことにより、ますます遠い存在です。
でも、よくよく考えてみると、誰もが避けて通れない道であり、「死ぬことは生きることなんだ」ということに気付かされます。
この映画は、まさに、そういう視点で描かれた映画でした。
主人公の大悟(本木雅弘)も、好き好んで就いた職業ではない納棺師という仕事。
でも、社長の佐々木(山崎努)について仕事をしていくうちに、その魅力に取り憑かれていきます。
本来のチェリストとしての自分とバランスをとりながら、自分自身も見つめ直し、納棺師としての誇りを見いだしていく物語でした。
エンドタイトルに、儀式のような美しい所作が流れます。
その瞬間に、亡くなった人の尊厳が輝くような気がしました。
悲しいばかりではなく、ユーモアに満ちていて、とてもいい映画でした。