マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ダウンタウン物語

2008-01-05 21:28:43 | 映画ーDVD
ーダウンタウン物語ー
1976年 イギリス アラン・パーカー監督
スコット・バイオ ジョディ・フォスター フローリー・ダガー ジョン・カッシーシ マーティン・レフ

【解説】
'30年代、禁酒法下のニューヨーク。そこではギャング同士による血で血を洗う抗争が続けられていた。ギャングのバグジーは、混乱に乗じてのし上がろうとするが……。登場人物すべてが子供というギャング・ミュージカル。(allcinema ONLINE)

【感想】
ある意味、意欲作です。
子供ばかりのギャング映画でしかもミュージカル。
学芸会にならないところがすごい。

ジョディ・フォスターはもうすでに大人ですね。
すごい色気で、たじたじとなりそうです。
ミュージカルの歌の部分は吹き替え、でもダンスは子供たちがこなしていて、しかも完成度も高い。

車が足漕ぎだったり、マシンガンから漆喰が飛び出したり、銃撃戦はパイ投げだったり。

ほんもののギャングもこうだったらいいのに。

最後は、みんなパイまみれになって「仲良く」と歌う。
いい映画でした。

レッスン!

2008-01-05 13:01:06 | 映画ーDVD
ーレッスン!ー
2006年 アメリカ リズ・フリードランダー監督
アントニオ・バンデラス(ピエール・デュレイン)ロブ・ブラウン(ロック)ヤヤ・ダコスタ(ラレッタ)アルフレ・ウッダード(校長先生)カティア・ヴァーシラス(モーガン)ローラ・ベナンティ(ティナ)ダンテ・バスコ(ラモス)ジェナ・ディーワン(サーシャ)マーカス・T・ポールク(エディ)

【解説】
ダンスを通して不良生徒たちを更正させた、社交ダンス世界チャンピオンのピエール・デュレインの実話を基に映画化した青春映画。『レジェンド・オブ・メキシコ』のアントニオ・バンデラスが、実在の人物ピエール・デュレインを愛情たっぷりに演じる。ダンス教師の熱血指導と温かいまなざしに心を開いていく生徒たちを、『小説家を見つけたら』のロブ・ブラウンをはじめとする若手俳優たちがフレッシュに演じる。社交ダンスとヒップホップを融合させたそう快なダンスに注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
路地裏で暴れるロック(ロブ・ブラウン)を目にしたピエール(アントニオ・バンデラス)は、翌日、スラム街の高校に出向き社交ダンスで学生たちを変えてみたいと直訴する。しかし、ピエールがダンス指導することになったのはロックら問題児が集まる特別クラス。家庭の問題を抱える彼らは、社交ダンスを通して人生に希望を見いだしていく……。(シネマトゥデイ)

【感想】
実話がベースというだけあって、このジャンルの作品にしては、地味な感じがしました。

社交ダンス教師のピエール(アントニオ・バンデラス)が、暴れる生徒を目撃して、自らその学校にダンス教師としてボランティアで教えに行くところからお話は始まります。
受け持つクラスは、学校でもお荷物になっている生徒たち。
ほとんどが黒人の貧しい子供たちです。

彼らは放課後居残り組として残され、好きなヒップホップダンスなんかして過ごしていました。
そこへ、フランス人とスペイン人の両親を持つピエールが、社交ダンスを教えようというのですから、前途は多難。
でもピエールも、愛する妻を亡くし、社交ダンスの教室で教えるだけでは、満たされない日を送っていたのでした。

目標はダンスコンテスト、でも、そんなに簡単なものではありません。
パートナーが遅れてくるという、エピソードも入れながら、生徒たちのおかれている過酷な現実も見せていきます。
そんなに現実の生活の中でも、高校生たちには、どんなレッテルを貼られようと、自分なりの上昇志向はあるのです。
それが、かろうじて自分を支えている夢なのです。

原題は「TAKE THE LEAD」
男性はリードして、女性はそれを信頼して受け入れるーダンスの極意だそうです。
途中、バンデラスとセクシーなダンサーが見せてくれるタンゴ。
完成された素晴らしいものでした。

そして、最後のワルツ。
男の子はぎこちないけど、一生懸命女の子を支えて踊っていました。
ダンスは上手下手ではなく、ハートナーを思いやる心なのね、と思いました。

貧困は社会悪だという。
でも、いうだけでは、現実を生きている人間の救いにはならない。
その中にいる人たちは、やはり、勉強して、人の何倍も努力して這い上がるしかないのです。
そこでも、大切なのは、人と人のつながりなんですね。