新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が管理法人を務める、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」において、羽田空港と臨海副都心を結ぶ首都高速道路で、合流支援情報などを活用した、世界でも例がないインフラ協調の自動運転の実証実験を開始した。
同実証実験では、安全で円滑な自動運転や運転支援を実現するため、高速道路の実環境下で、一般道からETCゲートを通過して本線に合流するまでの区間を自動運転車で走行する。これにより、インフラ協調による交通環境情報の提供技術の確立を目指す。
東京臨海部実証実験は、臨海副都心地域、羽田空港と臨海副都心を結ぶ首都高速道路に加え、今後、羽田空港地域にて自動運転技術を活用した次世代公共交通システムなどの実証実験を2020年度末まで実施する予定。
また、自動運転に対する社会的受容性の醸成に向け、2020年7月に日本自動車工業会と連携しながら、多くの人々が自動運転車を体験できる試乗イベントの開催を計画している。(「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」ウェブサイトより)