<新刊情報>
書名:量子コンピュータが本当にわかる!~第一線開発者がやさしく明かすしくみと可能性~
著者:武田俊太郎
発行:技術評論社
Googleが「量子超越性」の実証を発表するなど、量子コンピュータ周辺のニュースが世間を騒がせるようになってきた。一方で,華々しい話を強調しすぎるあまり、量子コンピュータに得体のしれないひみつ道具のようなイメージが広がり、実体をきちんと知りたい人にとって必要な情報はあまり提供されていない。同書は現場を知り尽くした開発者が、詳しく知りたい読者に向けて、量子コンピュータも、あくまで現代のコンピュータの考え方をベースに発展させたコンピュータの一種であることや、どこにどう量子の性質が使われてどういう場合に計算が速くなるのかなどを、かみくだいて解説。また、現在実際に開発が進められている量子コンピュータについて、その種類や長所・短所、将来の展望などを述べる。量子コンピュータに興味を持たれた方の、最初の1冊としておすすめ。