仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

からみゴボウ

2009年11月18日 20時59分51秒 | 収穫
 タイトルだけ聞くと、ちょっと辛い味付けのゴボウ料理と思いがちですが違います。何本もに枝分かれした根が複雑に絡み合ったゴボウ。うちの畑でとれました。朝鮮人参状態になっていて、これはさぞかし食べにくかろう。よーく見るとわりと規則的に絡んでるところが面白い。

 よく喫茶店なんかに「幸せの木」とかいって二つ編みや三つ編みになった鉢植えが置いてあったりしますが、あれは多分新芽が柔らかいうちに人が編んだものと思われます。このゴボウの場合は人智の及ばぬ地中の出来事。まさにゴボウ界のミステリーです。

ダイニングチェア -ツバキー

2009年11月17日 20時37分27秒 | オーダーもの
 韮崎市のY様のダイニングチェア第3弾ツバキ。納期の迫ったチェンソーカービングものの目途がたったので晴れてとりかかりました。ちょっとお待たせしてしまってます。急がねば。

 忘年会の話が出始めました。現在決まっているのは12月16日、20日、26日の3回。おそらくもうひとつ入る予定です。
 がんばって呑み代稼がないと年が越せん…。

チェンソーカービング

2009年11月14日 20時28分54秒 | オーダーもの
 久しぶりのチェンソーカービング。19日締め切りの作品にようやく重い腰を上げました。
 
 「初めての椅子展」で一般公募されたデザインの入選作5点のうちのひとつです。椅子としてはまったく奇想天外なデザインで非常に創作意欲が湧いたのですが、尻に火がつかないと動かない性分は昔から治らない。
 成形はほぼ思いどおりのものになりましたが、研磨が大変そう。チェンソーワークと違って研磨は退屈で面白くないからよけい大変です。
 
 直径、長さとも40cmの杉丸太で何を作ったか。実はまだ発表できないのです。21日、22日にパルスプラザで開催される環境フェスティバルで他の作品と共に展示されるので、同時にここでも発表したいと思います。大変にもったいつけてますが、「な~んや、これかい?」と言われるようなものにならないようにしたいものです。

 では、1週間後に。

出展予定

2009年11月13日 21時09分46秒 | 告知!
 急遽、今月23日(勤労感謝の日)、イベント出展が決まりました。地元京北での初の手づくりイベント「森のおむすびマーケット」に出ます。なにしろ人口わずか6,500人の小さな町なので地元のお客さんはあまり見込めないと思いますが、なんといっても家から車で約5分という超地元での開催。鍛冶屋の祥啓さんや、絵本ライブのやのんさんらも来られるらしいのでここはやはり行っとかないと。

 というわけで当面の出展予定です。

11月23日(勤労感謝の日)   森のおむすびマーケット   京北森林公園
   http://omusubi.keihoku.jp/

11月28(土)、29(日)日  京都府農林水産フェスティバル  パルスプラザ
   「京都林材建青年会議所」のブースで、かんな削り体験の催しなどと共に軽く展示販売します。
   http://www.agr-k.or.jp/~kyoto-j/eventcale/page/09102902.html

12月12(土)、13(日)日  明豊蔵ふと楽市       愛知県豊橋市
   http://www.meiho.sala.jp/craft.html

だまし絵展

2009年11月11日 21時05分20秒 | 日記
 先日、ジョージ・ナカシマ記念館の帰りに兵庫県立美術館の「だまし絵展」を見てきました。写真はお土産に買ってきたアルキンボイドの「庭師」のクリアファイル。ぶどう、洋なし、タマネギ、トウモロコシなど、無数の野菜、果物の集合体が肖像画になっています。見てて飽きない。
 
 その他、おなじみのエッシャーや福田繁雄の絵や作品もあり、面白かった。本や写真でよく目にしていたものの実物が見れるということはやはりわくわくします。



 こちらは嘘いつわりのない明石海峡大橋。でかい!
 

ダイニングチェア リョウブ完成

2009年11月09日 20時41分08秒 | 新作
 

韮崎市のY様オーダーのダイニングチェア第2弾リョウブ、完成しました。

 たまたまということもあるのですが、少し細めの材料を使ったらすっきり感が出たかな。樹種はお任せということなので第3弾は何にしようかと考えた結果、色調を3つとも変えるためツバキにしようかと。

 ついでに最近教わった豆知識。
 リョウブは漢字で「令法」と書きます。新芽が食べられるんだそうで、その昔、飢饉に備えるために時の政府(あるいは藩?)が領民すべてに家の近くにリョウブの木を植えさせることを法律で定めたとか。だから「令法」なんだそうです。

 たくさんの人にお会いするといろんなことを教えていただけます。

「京の農林秋まつり」

2009年11月08日 20時59分07秒 | 日記
 昨日、所属する林研グループで京都市などが主催するイベントに参加してきました。伏見桃山城は初めて行きましたが、なかなか立派なものです。中がどうなってるのか気になりましたが見る時間がなくて残念。



 市内各地から集まった農林関係団体が出展し、我々京都市林業研究会ではこの杉丸太の遊具と木工教室と木工品の販売で参加しました。「木工品の販売」というのは要するに私工房仙太の店です。一人だけ個人的に金儲けさせていただいたようで若干気がひけますが、これも会の活動への貢献。
 季節が戻ったような暖かい天気になり、会場は大入り。数年前、シーズンホームさんのリース作りに来られていた方との偶然の再会などもあり、楽しい一日でした。多数のご来店ありがとうございました!



 木工教室も大盛況。用意した「椅子型飾り台」100セットを完売しました。初めての釘打ち、いい思い出になったかな。

 

家形ポスト設置

2009年11月07日 00時12分06秒 | 日記
 三重県鈴鹿市のK様よりポスト設置の画像が届きました。
 
 ポストのことはともかく、きれいな玄関に感心してしまいました。くすんだ色調のドアといい十文字のガードのついた窓といい、パーツがお洒落!なによりゴミひとつ落ちてないし壁にもしみひとつない。うちの家では考えられないことです。

 元気で長持ちしてしっかりお役にたてますように。

 ありがとうございました!

ジョージ・ナカシマ記念館

2009年11月03日 21時34分39秒 | 日記
 実は先日、香川県高松市のジョージ・ナカシマ記念館へ行ってきました。1990年に亡くなった椅子デザイナーです。地図で見つけていつか行ってみたいと思っていたところ、兵庫県立美術館で「だまし絵展」というのが始まったので「よし!思い切ってハシゴしよう!」ということになりました。

 この鳥が立っているような2本脚の椅子は有名な「コノイドチェア」。ジョージ・ナカシマの手によるものは触るのも撮影も禁止ですが、これは記念館と同居している桜製作所製なので撮影も座るのも可でした。構造としてはこれ以上ないようなシンプルさで、いくら見ていても飽きない素晴らしいデザインです。でも、座板と背もたれ、脚と床すりの接合がよほどしっかりできていないと無理がかかる構造でもあります。はっきり言って恐縮ですが僕には自信がないです。
 ショップに高さ10cmくらいのこの椅子のミニチュアがあって、65,000円の値札がついていました。やれやれ…実物は一体いくらするのやら…。

 

 記念館の入口。「ジョージ・ナカシマ」と書いてあるんだと思います。おそらく。