仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

アサラトとチェンソーアート -京北クラフト2017ー

2017年10月19日 22時55分33秒 | イベント報告
 今年の京北クラフトは楽しかった。

 去年よりお客さんが少なめだった1日目、一日中雨が降り続いた2日目。売上げはさっぱりでしたが、それがさほど気にならないくらい楽しい2日間でした。
 
 まず、他の作家さんとのお話。このイベントもポピュラーになってきたのか、今まで様子をうかがっていた方々がもうそろそろ行ってみるかなと動き出したようで、あちこちのイベントでお会いする知り合いの作家さんがけっこう来られていました。せっかく来ていただいたのに今回のこの状況ではちょっと残念ですが、皆さん経験豊富な方なので割り切っているご様子。忙しい時にはゆっくり話などしていられませんが、こんなときには今までしたことがない話もゆっくりできます。

 1日目の夜は「京北クラフトナイト」。イベント会場、つまり野外での交流会です。あたりの山々までも照らすミラーボールの光のシャワーの中で地元在住のきしもとタローさん、熊澤洋子さんの演奏。その光と焚き火のあかりをバックに踊る子供たちの影がなんとも幻想的でした。プログレを流してみたいなという不謹慎な思いが脳裏をよぎりましたが、今のこの状況、客層では絶対にやるべきことではないのは明らかです。
 翌日タローさん、洋子さんにお聞きしたところ、あまりの湿気で露がついて笛は滑るわ、バイオリンのにかわが剥がれそうになるわで大変だったらしい。そんな状況でも場を盛り上げてくれたお二人に感謝です!

 そしてアサラト!この2つの木の実をひもで繋いだだけのシンプルなパーカッションを自在にあやつる凄いパフォーマーがいたのです!あまりの凄さに思わず呼び止めて動画を撮らせていただきました。
 木の実をぶつけてカチカチ、そのまま振ってシャカシャカ。右手で3拍子、左手で4拍子のポリリズムなども涼しい顔でこなします。ちょっとやらせてもらいましたが、全くできそうな気がしなかった…。しかし一晩考えた末、やっぱり買うことにしました!一年がんばって練習します。
 思えば去年のこの日は水琴窟のような音がする陶器の打楽器を買ったのだった。毎年掘り出し物があるものです。

 

 最後にチェンソーアート。音は聞こえていましたが、どうせどこかのいかついお兄さんがやってるんだろうと思っていました。ところがなんと女子で、しかも以前から知っている女子でした!高校生か大学生のときに先生に連れられてうちの工房に見学にきてくれたことがある。物静かでおとなしい印象しかなかった人だったので「え!?あんたがやってたん!?」と思わず失礼な質問をしてしまいました。あわてて見に行くとそんな印象からは想像もできないほどの豪快なチェンソーさばき。驚きました。改めて自分もがんばらねば、と思った次第です。

 それやこれやで充実した2日間。皆さん、本当にありがとうございました!来年もよろしくお願いします!

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