仙太の「雑杷ひとからげ」

「工房仙太」の新作紹介及び日々の雑想を連ねています。(ショップ http://k-senta.com/)

イス原木

2007年02月20日 21時56分14秒 | 日記
 イスの材料になるヒサカキの原木。これを納屋の2階で1年間乾燥させて使います。前回のブログの左側のイスがこれです。たくさんあるように見えますが、全部使えるわけではないのでこれで4脚分くらいでしょうか。この木は大変成長が遅く、年輪が細かくて正確に数えられないのですが直径6~7cmの木でも50年くらい経っていると思われます。50年の命を預かるわけです。
 広葉樹の伐採時期(伐り旬)は短く、12月~2月の活動休止期に限られます。どんどん水を吸い上げている時に伐ると虫が入ったり皮がポロポロめくれてしまったりする可能性が高くなります。でも今年のように暖冬だともう水を上げているかもしれません。そういえば先日伐ったツバキはもう花をつけていました。地球温暖化が進むと広葉樹が使えなくなるかも・・・。それはまずい。