東京電力福島第一原発(事故原発)は、破壊状態で、放射性物質がどのような状態で存在するのかわからないまま、いまだに原発を密閉系に入れることができず、放射能漏洩が続いています。
放射性物質の多くは地下水に混じって海洋に流出し、希釈されているでしょう。
少量は大気に拡散しているでしょう。
事故原発周辺で放射能を測定すると、放射能に波が観測されるそうです。
大気中に拡散しているからだと思います。
再び大地震がおこったら事故原発はどうなるでしょうか。
日本が破滅するような放射能漏洩・汚染がおこる恐れがあります
ところが不可解なことに政府や東京電力の取り組みはまことにのんびりしたもので、放射能漏洩・汚染を全然恐れていないようです。
凍土壁をつくったが、これは地下水の流入流出を防ぐためのもので密閉系ではありません。
しかも地下水の流入流出を防げたとの報告はありません。
まったく対策を考えていないとは思いませんが、はっきりした成果もなく、時が流れています。
現状では大規模放射能漏洩・汚染がおこったら運命として被害を受けいれるしかないでしょう。
除染もいい加減なもので、微弱放射能については、放射能はこわくないと思って我慢せよと言われているようなものです。
放射能障害の発生は確率であり、もし障害が発生したら治療するしかないと考えているようです。
人々の方も放射能漏洩・汚染問題を考えることに疲れてしまったようで、考えないようにするか、東京オリンピックなど別のことを考えて不安を忘れるようにしています。
しかし、よくて今のまま、悪ければ大規模放射能漏洩・汚染に巻き込まれ、放射能地獄で苦しむことになります。
政府および東京電力は人命軽視と思います。
人々は政府が何とかしてくれると甘く考えているが、そんなしっかりした政府でしょうか。
人々が危険を認識し、総選挙で、事故原発問題にしっかり取り組む政治家・政党を選ばないと、被害は自分に来ると思います。
東京オリンピックに3兆円かけて施設を建設するなら、事故原発処理には6兆円かけてでも放射性物質閉じ込めを実現しなければなりません。