地球温暖化防止は世界的な流れになっています。
最新のニュースでは、日本時間12月11日にノーベル賞授賞式が開催されますが、授賞式に先立つ12月7日に14人のノーベル賞受賞者がノーベル財団に
公開レターを出し、ノーベル財団が化石燃料分野に投資することをやめるようにと求めたそうです。
すでに化石燃料分野への投資に反対する資本力のある機関は、世界で600機関に及んでいるそうです。
しかし、ややもすると日本は、炭酸ガス排出だけが温暖化の原因と考え、原発は望ましい発電技術と思いがちです。
少なくとも政府はそう思っています。
違います。
核分裂の連鎖反応によって発生するエネルギーは桁外れで、エネルギー利用効率をそれほど気にしなくても莫大な電気エネルギーを取り出すことができます。
その結果、原発は、火力発電よりエネルギー利用効率が低く、電気エネルギーとして取り出さなかったエネルギーは熱エネルギーとして海に放出されています。
これも海洋温暖化、地球温暖化の原因になっています。
その上、原発は非常に危険な放射性物質を増やします。
放射性物質を安全管理することは至難です。
地球への拡散は必然です。
放射線は遺伝子を書き換えるので非常に危険です。
プルトニウムは化学的にも猛毒です。
日本が目指すべきは脱火力+脱原子力です。
技術水準の高さを利用して、一段と省エネルギー、新エネルギーに注力すべきです。
火力については、いまだに都市ガスを利用していますが、政府も都市ガス会社も人々も省エネルギー思考が遅れています。
都市ガスを家で燃やすのは省エネルギーではありません。
最新の火力発電で電気にし、電気として家に配った方がまだ省エネルギーになります。
エネルギー利用効率が大幅に向上するからです。
私達はどうしても既存の設備・施設に引きずられて、最新技術への投資を怠ります。
住宅そのもの、住宅にあるエネルギー利用機器も古いものはエネルギーを食うものが多いと思います。
今時、投資というと株式投資になってしまいますが、住宅や、住宅にあるエネルギー利用機器に投資することはもっと大事と思います。