ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

横浜市長選挙の投票率は低いと思う

2013年08月18日 | Weblog
8月25日が横浜市長選挙というのに人々は選挙に関心がないようです。
立候補者は3人しかいません。
その内の一人は掲示板にポスターもはっていません。
特に大きな問題がないということでしょう。
とすると現職の林文子氏が当選すると思います。

林氏の市政は概して保守的で土建政治が続いているとの印象です。
市長が何を考えようと、市会や市は慣性で動いているということでしょう。

私が関心を持っている住環境改善については市は消極的であったと思います。
恐らく財政立て直しのため市は税収を重視したのでしょう。
住環境改善より、不動産が動くことを重視したと思います。
町は機能、美、安全性を欠いた住宅密集地になりました。
(注)幸い人口減少時代に入り、空き家が多くなっています。自然に住宅密集地化は止まるかもしれません。

林氏は選挙公報で「強靭な防災・減災都市の実現」とうたっていますが、実際は、防災については、自助、自助と言ってきただけで市の防災力は低下したと思います。
市は、大災害の時、何もできない、防災は町内会単位で考えてくれとも言ってきました。
しかし、町内会が自主的に防災に取り組むには資金力、企画実行力が乏しいというのが現実だと思います。

横浜は幸運にも大災害がなかっただけです。
問題は住宅密集地です。
狭小住宅が丘陵の下も斜面も上も覆っています。
町中の道路が狭い、電柱が多いというのも町を危険にしています。
大災害に弱い都市になったと思います。

ごみ収集、水道、下水が機能していることは感謝です。
町は雑然としていますが、概して清潔だと思います。

林氏に対抗して立った柴田豊勝氏は中学校給食を実現すると言っています。
共稼ぎが多くなって、子供にお弁当をつくってやれない親が増えています。
給食は現実的対応と思います。

また、柴田氏は特養ホームを増設すると言っています。
確かに横浜は体が不自由になった老人にとって安心な町にはなっていません。
福祉団体の講演などを聞くと金の切れ目が「命」の切れ目になっています。
健康保健制度、介護保険制度があっても制度が中途半端でお金がなければ早死にを覚悟するしかないようです。

「お金がない。」
これが行政の弁解の常套語ですが、市の既存組織は税収の半分を無駄使いしていると思っていいと思います。
しかし行政の合理化近代化は至難です。
腐敗が進み、これ以上腐敗するものがなくなって腐敗は止むものです。

市と市民とは今望ましい関係にあるとは思えません。
市民は自分の生活防衛をやっており、まだ我慢できるという状態だと思います。
税金など市民の負担が限界をこえると市民は市長選挙に真剣になるのでしょう。