これではアウトボールになるはずのボールが外に出ません。
2012年当時、部はグラスファイバーラインテープを4セットも持っていました。廃部になったほかの部からもらったもの、自分で買ったものがあったと思います。
私はすぐラインテープを調べてみました。テープが切れていました。接合した部分が数多くありました。先輩達は接合に苦労していたことがわかりました。
すでにこのブログに書いたように、テープの素材は塩ビであること、接合には塩ビ用接着剤を使うこと、意外によく壊れるのが、コーナー部分の接合金具や第4コーナー部分のテープに鳩目のあるところとわかりました。接合金具は市販されていません。そこで壊れた金具を針金で接合するとか、自分で代替金具を針金でつくるなどの工夫が必要です。
すぐ3セットを使える状態に修理し、1セットについてはテープを修理用にカットして使うようにしました。
2013年か2014年にロープをテープに切り替えたと思います。比較的修理の少なかったテープを、その後も修理しながら使っていますが、10年たった今も同じテープを、廃棄することなく、使っています。したがって残り2セットは予備として公園倉庫に保管したままの状態です。
今日は念のため残り2セットを改めて調べ、そのうちの1セットがテープに縦方向の割れと、補強に使ったテープの端に剥離があったので、それぞれ修理をしておきました。これらの予備が使われるときが来るかわかりませんが、予備があれば安心です。
修理の工夫努力をすれば、GBは本当にお金のかからない、世界的なスポーツです。打撃も作戦も非常にむずかしいが、よく練習すればするほど、よくできたスポーツと思います。戦後まもなく日本で開発されたスポーツです。現代的、未来的国技として振興する価値があります。
老人向けスポーツというのはまったくの誤解です。老人でもできますが、打撃や作戦は若者には勝てません。特に作戦は、老人は頭が回らず、チンプンカンプンの人が多いのではないでしょうか。それでも老人でも作戦を考えながら練習をしていると、9年、10年もすれば多少、作戦上手になると思います。
YouTubeで全国大会や世界大会の競技を見ると、打撃上手、作戦上手に感嘆します。最近10年で世界のGBレベルは非常に高くなったと思います。打撃上手、作戦上手があって初めて、最初負けがこんでも逆転したり、相手に得点を許さず、味方の得点を積み上げ、かつ得点を予測することができます。作戦が成功したとの実感をえることができます。
(注)通過タッチ、タッチ通過による打撃権2は、GBの技をこせこせしたものにします。私は廃止した方がいいと思います。長距離ゲート通過、長距離タッチ、長距離スライド、長距離スパーク打撃で遠くにある相手のボールをアウトボールにするなどの離れ業は競技者も見ている人も気持ちがいいものです。
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