ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

杉の伐採は後のことをよく考えてやってほしい

2006年11月18日 | Weblog

奥多摩 山の斜面が崩落しています。

今日奥多摩に行って来ました。
モミジ、カエデの種の採取が目的でしたが、ミズナラ、ブナノキ同様、今年は種が取れませんでした。

山の天辺まで植林された杉をどうすればいいのか、答えのない問題を考えながら山の中を歩きました。

昔炭や薪をとるために山が丸裸になったのを見て、これは大変と、後のことも考えず、ひたすら杉を植林したが、その杉が十分な手入れも受けないまま成長し、今は花粉症の原因になっています。

林業は成り立たないということで、従事する人が激減し、まさに日本の林業は崩壊の状態にあります。
奥多摩でも林業についてよく知っている人は数人と言っていいような状態だそうです。

森林ボランティアを育成するお話しがありますが、その程度のことで山の管理ができるはずがありません。

石原慎太郎東京都知事は、杉は花粉症の原因と大量伐採を実行中ですが、後のことを十分考えてやっているでしょうか。
昔の杉の植林も後のことを考えずやり、今の伐採も後のことを考えないでやるのでは、問題をつくっているだけです。

一番心配なことは山崩れです。
奥多摩の山は石灰岩質で急峻です。
表層の土が流れますと、奥多摩は遠い将来奇岩奇勝の観光地になるかもしれませんが、山は保水性を失い、多摩川は氾濫しやすくなるでしょう。

林業、治山治水の専門家などが知恵を結集して、後のことをよく考えて結論を出し、その結論を参考にして政治的対策を組織的に行なうようにしないと政府は災害対策に追われるだけになるでしょう。


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