2012.4.8 横浜市中区の三溪園
三溪園は生糸貿易で大成功した明治の実業家原三溪の元邸宅です。
彼は広大な庭園を人々に開放して共に楽しんだそうです。
金は天下のまわりものということをよく知っていた富者でした。
この庭園は、まだ手入れ不十分なところが多くありますが、世界に誇れる日本庭園です。
原三溪は何でも工夫努力する人でしたが、彼が工夫してつくったものの中にそば料理があります。
そばと言ってもつゆなしそばです。
三溪そばという名称で園内の待春軒という茶店で食べることができるというので三溪園に行くたびに待春軒に寄りました。
しかし、いつも遅く行ったせいですが、売り切れたとか、もう店を終わったとか言われて食べることができませんでした。
そこで昨日(4月8日)は午前三溪園に行き、美しい桜を横目に見ながらまずは待春軒へ急ぎ、昼前でしたが三溪そばを注文しました。
店の人に、遅く来るといつもないと言われたので今日は早く来たというと、店の人はひいきにしてもらって嬉しかったのでしょう、丁重に給仕をしてくれました。
一緒に行った妻が、このそばの食べ方はいただきと言いました。
今後は家でも妻の料理で三溪そばを食べることができます。
私は料理知識がありませんから三溪そばをうまく表現できないのですが、ゆであげてちょっと油で炒めた麺に近いそばに、煮込んだしいたけ、たけのこ、ひき肉などが入ったとろっとした餡(あん)状のものをかけ、さらにその上に細く刻んだ薄焼き卵、ハム、絹さやなどをおいたものです。
よく混ぜて食べます。
中華風のくさみがありました。
このくさみが苦手な人はまずいと思うかもしれませんが、私はこの味付けもいいと思いました。
この日は桜が満開で大勢の人が花も団子も楽しんでいました。
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