GBをやる老人はGBがチームプレーであることを頭では知っています。しかし老人は人からあれこれ言われることを嫌います。自分が打撃下手、作戦下手とわかっていても、主将から打撃を指示されることを嫌います。つまり体はまるでGBが個人プレーであるかのように動きたがります。
この傾向はGB歴の長短関係ありません。GB新人でも老人は自分勝手になりがちです。主将指示を上の空で聞きながら自分が打ちたいと思ったように打ちます。GB歴が長い人は、あえて主将の指示を無視し、自分が打ちたいように打ちます。
これではGBはチームプレーになりません。弱いチームになります。
老人でGBが上手になる人は、不愉快に思いながらも忍耐してまずは従い、よく考え、冷静に主将の打撃指示を評価できる経験知識を持ちたいと努力します。感情的に主将の指示を無視する姿勢はチームプレーとしては致命傷です。
区GB連合の前会長は、長年の経験から、老人GBチームは人間関係が悪くなると述懐していました。主将格にとやかく言われて不愉快になる老人が多かったからです。
区で一番GBが上手と言われている人のチームはチーム崩壊をおこし、今はメンバーは二人しかいません。主将格が試合でも練習試合でも怒鳴り続けているからです。この人はわがチ―ムの練習試合にも、私が呼んでいないのに毎週1回来て、呶鳴っていました。わがチームの新人と大喧嘩になったので、私は、GB上手と尊敬し彼の打撃指導は有効と思いつつも、彼が来ることを遠慮してもらいました。
区にメンバーが多いチームが二つあります。全国大会に出る目的は弱く、リーダーは、老人の親睦に重点を置き、競技規則は守っていますが、GB上手は威張らないようにしているようです。GB上手は、打撃や作戦を教えていると思いますが、言いすぎないようにしているのではないでしょうか。
私は、親睦も重要と思いますが、主将をやって大会で勝ちたいとも思う方なので試合でも練習試合でも打撃指示をしすぎで、仲間から、打ちたいように打たせたらと忠告を受けることがあります。指示しすぎを改めないといけないと思っています。
打撃指示を求められたら指示する、私が打撃するとき、何番がここにあるとよかったんだがと1回ボソッと言って、現状で最善と思う打撃をし、私はよく打撃練習をし、作戦を考えていると感じてもらえるように行動するなど、実験しようと思います。
GB上手になりたいと思っている人が、主将格の人が入ったチームと対戦するチームに入った時、実力を発揮します。勝つか、善戦します。主将格の人はその人をGB上手になったと思えば、主将格扱いするようになります。練習試合が面白くなるからです。
下手なチームと練習試合をすると、主将格の人は、どうしても、相手チームの人にまで打撃指示をしてしまうものです。下手で勝負にならないからです。言い過ぎになる恐れが大きいと思います。