ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

どうして政府も人々も原子力の危険性を理解しないのか

2019年05月24日 | 社会
私はこれまでに4か所原子力施設を見学しました。
3か所は放射能がない場所でしたが、1か所は燃料棒格納庫だったのでガイガーカウンターが鳴りっぱなしになり、長居する場所ではないと早々(そうそう)に出ました。
 
高校時代に原子力博覧会を見て、原子力発電に魅力を感じましたが、会社員になってから原子力施設の職場環境を知ることになり、原子力発電に対しては否定的になりました。
会社では一時期技術管理の仕事をやっていましたが、大学で原子力工学を専攻し、会社からある原子力施設に出向を命じられた技術者が私のところに挨拶に来た時、その人が、自分はもう子供をつくらない、できるだけ早く会社に戻りたいと言ったことを覚えています。
 
別に事故がおこらなくても原発からは微量の放射性物質が自然界に出ています。
まして東京電力福島第一原発がおこしたような大規模放射能漏洩・汚染事故がおこると広大な地域が人が住めなくなってしまいます。
政府は除染したと言いますが、山林などはまったく除染していません。
事故原発の処理処分はいつ終わるかわかりません。
微量の放射能漏洩は続いているし、再び大規模放射能漏洩・汚染をおこす恐れは大です。
福一の事故を経験して原子力施設は研究所以外すべて廃棄すべきと思いました。
 
運よく無事故で廃炉にすることになっても貯まった放射性廃棄物の永久安全保管技術がありません。
原子力施設のどこかで保管することになります。
漏洩・汚染を恐れながら子々孫々管理することになります。
原発の発電コストが安いなんて大うそです。
 
原子力技術は安全技術が確立されておらず、実用してはいけないと思います。
ところが政府が原発を推進したいと言います。
原発のある電力会社が原発を稼動したいと言います。
原発をつくりたいと言う電力会社があります。
原発のある町の人々が原発を稼動してくれと言います。
 
仰天です。
どうして政府も人々も原子力施設の危険性、放射性物質の危険性を理解しないのか不可解です。
お金より命の方が大事でしょう。
自分が放射能を浴びて死んだり、病気になったり、子孫に奇形児が生まれたりしないと理解しないようです。
理解力がなさすぎです。