ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

弱々しい鹿児島県

2014年09月12日 | Weblog
川内原発に関する伊藤祐一郎鹿児島県知事の言葉を聞いていると、討幕を進めた前のごますり薩摩藩という感じです。
伊藤知事は、再稼働は必要であるという文書を国の責任で出してほしいと求めているそうです。
国が責任をもって再稼働を進めるなら鹿児島県は再稼働に同意すると言うのでしょう。
伊藤知事には、鹿児島県が再稼働を認めるか認めないか県の責任で決めるという姿勢がありません。
こんな弱々しい県に将来性があるでしょうか。
原発の安全について中央政府が責任を持てないことぐらい東京電力福島第一原発事故から悟るべきです。

原発事故が起こった場合の避難計画を中央政府と一緒につくったそうです。
避難計画をつくったということは非常に危険な原発事故が起こると想定したことを意味します。
したがって非常に危険な原発事故が起これば、原発周辺の町の運命は福島第一原発周辺の町の運命と同じになることを意味します。
鹿児島県の運命は福島県の運命と同じになることを意味します。

ほかにも大問題があります。
避難計画が実行可能か鹿児島県は実験していないと思います。
頭で考えただけの避難計画だと思います。
願望に過ぎない甘い計画だと思います。
計画どおりバス会社に協力を求めて短時間の間に数十万人の住民を数百km離れた安全な場所に移動させることができるか実験してみてはどうでしょうか。
人々は被曝し、放射線障害が出ることを恐れながら異郷で生きる運命に陥ると思います。
故郷を失うだけではすみません。

稼働するという前提でつくった安全基準や避難計画は安全ではないと思います。
危険だと思います。
危険でも危険であるとは言わないからです。
思考が狂っているからです。

幸運にも原発事故がなかったとしましょう。
貯まりに貯まった放射性廃棄物をどこに持っていくのでしょうか。
川内原発敷地内に永久保管するしかないと思います。
永久です。
原発周辺の子孫は永久に放射能漏洩を心配しながら生きることになります。
現代人が電気がほしいために子孫にここまで迷惑をかけていいのでしょうか。

鹿児島県人は自分でよく考える人になってほしいと思います。
中央政府に自分の命を預けるような弱々しい人であってはならないと思います。
鹿児島県を国と思って自分で判断する県になってほしいと思います。
討幕を進めた薩摩藩の意気を思い出してほしいと思います。