ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

アベノミクスはマネーゲームに有効

2013年04月21日 | Weblog
安倍晋三内閣と黒田東彦日銀の異次元金融緩和という異常金融緩和の効果が次第にわかってきました。
株、投信、通貨、駅の近くの不動産、金などの売買にお金がよく流れているようです。
これらはマネーゲームであり、金融緩和が終われば終わります。

国や地方自治体の公共事業が増え、公共事業関連会社は収益が改善しています。
円安効果で輸出関連会社も収益が改善しています。
しかしこれらは永続性はありません。

金融緩和とは関係ありませんが、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が増えており、住宅のリフォームなどが増えています。
これも一時的です。

大半の人々の収入は増えていません。
したがって通常のもの・サービスに対する需要は景気感を反映して多少増えている程度です。

円安で輸入価格が上がっていますから輸入関連会社は販売価格をあげたいのですが、上げると売れなくなるので収益は下がるでしょう。

人々はインフレになるならお金を使ってしまえとは考えません。
収入不安がある以上、人々は消費を抑制します。
したがって需給バランスは改善しません。
供給を増やす訳にはいきませんから供給側は生産を抑制します。
輸出が増える分、生産が増えますが、生産増は小幅にとどまるでしょう。

総合的に見て金融緩和で一時的経済成長を実現できても、経済を縮小させる力が解消していないので、金融緩和が終わると経済縮小が露骨に現れる恐れがあります。
つまり経済の波が増幅する恐れが大きいと思います。
経済が混乱することを意味します。

もちろん税収増もしれていますから、国は借金を返すことがむずかしく、借金残高増となり、政府破綻の恐れが上がります。
恐れというより、破綻が確定します。

金融緩和に踊らず、低収益でも苦しみながら技術開発を行い、生産や製品を改善した会社が生き残ることになると思います。
踊った会社は、大幅黒字から大幅赤字となり、破綻するでしょう。

個人も同じで、永続性のある仕事に従事している人が、生き残ることになるでしょう。
金融緩和に踊った会社の従業員は人員整理の憂き目に会うでしょう。