ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

生活したいと思う特色ある地方づくり

2013年04月08日 | Weblog
地方の時代と言いますが、地方に仕事がなくて困るというのが現実ではないでしょうか。

工業団地をつくって工場を誘致した地方自治体の中には、工業縮小の時代を迎えて次の産業をどうすればいいか悩んでいるところもあると思います。
工業成長時代にいろいろな用途に農地が転用されたため、農業地域は虫食い状態になっています。
大規模農場に再整備したいと思っても容易ではありません。
仕事がないから土地を売ってどこかに移住したいと思っても土地に値がつきません。
移住資金もできません。
老人はそこで一生を終え、若い人は仕事を求めて出るということになるでしょう。
農業を失い、誘致した工業も不調になり、活気を失いつつあります。

失敗も経験です。
工場誘致の失敗の原因は、地方に余っている人(労働者)のことを考えすぎ、先祖が営々と築き上げた農場などの産業資本を軽視したことだと思います。
工業が非常に収益性がよかったため多くの地方自治体が工業化の流れに乗りました。
当時は近未来に工業が縮小するなどと誰も考えなかったと思います。

これからは地方自治体は長期的に産業を考えるべきです。
特色のある工業がある場合はしぶとく工業を追求するといいと思います。
特に特色のある工業がない場合は、第一次産業への復帰を考えてもいいと思います。
思いきって近代化するといいと思います。
水利など活用できる産業資本は十分残っていると思います。

山間部の場合は林業、製材、木工など見直すといいと思います。
住宅構造材、内装材、家具がほとんど外材使用では淋しいかぎりです。
山林が荒れ、治水まで危険になっています。

無機質な都市で働く人が増え続けることは望ましいことではありません。
自然豊かな地方が、特色のある産業を持ち、そこで充実した人生を送れるのが理想と思います。

地方自治体と人々が自由と独立の精神をもって地方産業の育成を考えるといいと思います。
学校で地方の特色を教えるようにすると、地方に役立つ人材を育てることができると思います。
文科省の教育では地方の特色を重視する教育はできないでしょう。