ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

地震国なのに日本は防災に無関心

2012年09月01日 | Weblog
まるで他人(ひと)ごとのように「国」の有識者会議が「南海トラフ巨大地震」が発生すると最悪で32万人死ぬと予測しています。
死者数のうち津波による死者は23万人だそうです。
それでは「国」はどのような防災を進めているでしょうか。
根本的な防災はやっていません。

東京についても東京都は大地震が来ると万のオーダーの人が死に、大混乱に陥ると予測しました。
しかし予測しただけで東京都も防災をやっていません。
東京が大地震に強い都市と思っている人はひとりもいないと思います。

日本人が防災に無関心な結果だと思いますが、2011.3.11の東北地方太平洋側で起こった大地震では1.9万人が亡くなりました。
大半の人が津波で亡くなりました。
国も地方も東京電力も安全だと太鼓判を押した東京電力福島第一原発が破壊し、大規模放射能汚染が起こりました。
事故から1年半たちましたが、事故処理が進まずいまだに原発は非常に危険な状態です。
原発周辺は人が住めない土地になってしまいました。
近傍で生活している人は自分の放射能障害や子孫への遺伝子的悪影響を恐れています。

経済を優先するため国や地方には大地震に強い町づくりという考えがありません。
個々の建造物の耐震性にうるさくなった程度です。
その程度でも進歩ですが、町は安全ではありません。

人々も大地震を恐れていたら生活できない、事業ができない、仕事にならないと考えています。
本当に大地震が来たらどうするかと聞かれると、その時はその時で最善をつくす、もし死んだらしょうがないと言います。
所詮人は死ぬ、死がちょっと早く来るだけだと悟っているかのようです。

しかし大地震が来たら地獄です。
阿鼻叫喚です。

経済が横這いで借金だらけの国や地方はいまさら大地震に強い町づくりをやりたいと思っても予算がなくてできません。
何か対策をやったとしても中途半端で大地震はその対策を笑うかのように大きな被害をもたらすでしょう。

いつの時代もそうですが、防災は危険を知った人だけが工夫努力して行うということなのでしょうか。