ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

湘南の町大磯

2008年12月08日 | Weblog

大磯城山(じょうやま)公園の展望台から西方向を見た景色


東海道本線を挟むようにして発達した大磯の農地

湘南と言えば大磯、大磯は高級住宅地、別荘地として昔は有名でした。
昔とは明治から昭和初期です。
しかし今は貧相な町で、観光客も多くありません。

戦後相模川以東の海岸が東京に近い観光地として開発され観光客を奪われたこと、西湘バイパスが建設されて美しい松林の海岸が破壊されたこと、バイパスと国道1号線の間の横に広がる広大な海岸線を明治の大金持ちの旧邸が占拠し、これらの土地が非公開であったことなどがわざわいしました。

これではいけないと神奈川県と大磯町は、旧邸群を利用して大磯近代歴史文化公園ゾーンを建設したいと計画しています。

大磯駅から西に約30分歩くと国道1号線と東海道本線の間に大磯城山(じょうやま)公園があります。
ここは旧三井邸があった所で小高い山になっています。
晴れた日にはここからの見晴らしは絶景で西には富士山、箱根連山、伊豆の山々、南には紺青に輝く相模湾、そしてその向うに大島とその美しさに感動します。

旧陸奥邸、旧大隈邸、旧吉田邸などの旧邸の庭園の広さ、美しさは、見たことがないのでわかりませんが、資料で見る限り、さすがと思うような庭園ぞろいのようです。
しかし旧邸群が並んでいる海岸線沿いはもともと砂地の松林でした。
今でも潮風が吹き付け、砂は国道1号までさらには越えて舞います。
朽ちる建物は無理して維持せず、植物に手を入れる程度の庭園管理ならばそれほどかねはかからないと思います。

大磯の美しさは何と言っても自然の美しさです。
相模川以東の海岸のような雑然とした開発はやってはいけないと思います。
大磯の平地は園芸や農業に向いています。

大磯は昔は高級住宅地、別荘地だったということでいいと思います。
今はのんびりした憩いの町になれば十分です。
絶景を楽しみながら大磯港から上がった新鮮な魚料理、周辺の農地から取れた新鮮な野菜料理を食べ、そして空間と植物のある町をちょっと散策し、さらには海岸や小高い山から絶景を楽しむ町になれば理想的です。