ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

隣人に心を閉ざしていないか

2007年08月16日 | Weblog
よい住環境をつくるために住宅基準、町基準をつくることに賛成ですが、土地が不足している都市部ではどうしても基準は低いものになります。

たとえば隣地境界線から1m離して住宅を建設することにしてもよい住環境ができるかと言えばできません。
建てられた側はやはり圧迫感を受けるでしょう。
クーラーの熱交換器があれば熱気が吹き出してきて自分の庭木に悪影響があるのではないかと不安を感じるでしょう。
隣家が火事になったら延焼を防げないのではないかと心配でしょう。
騒音が伝わってきてうるさいと思うでしょう。
隣人が境界線近くをうろちょろすると、自分の庭にいることはもちろん、窓際に立つこともはばかるでしょう。

このような思いを持ちながらさらに隣人に反感を持つなら隣人との関係が冷え込むのは当然のことです。

ここはやはり江戸下町の町人の知恵が必要です。
窓を開けたらすぐ近くに隣家の窓があったとします。
昔は冷房がありませんから、隣家は開けっぴろげです。
そのとき彼らは見えても見なかったことにし、聞こえても聞こえなかったことにして、さりげなく隣人との付き合いを続けたそうです。

現代人は自分本意になっていますから、自分が他人に掛けている迷惑は気付かず、自分が受けている迷惑ばかり気にします。
これでは我慢が足りません。

都市部では、基準を上げる努力はするも、我慢すべきは我慢して、隣人と仲良く生活した方が、町は住みよくなると思います。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする