EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

伊予松山城本丸・秋に咲く花

2016年09月30日 | 伊予松山歴史散策
秋の時期になると、伊予松山城本丸に咲きだす「ツルボ・蔓穂」があります。
松山城本丸に現存する21棟の建造物「国指定重要文化財」を見ていると見落としてしまう「ひっそりと、控え目に」に咲く花です。
今年も写真を撮りに行って来ました。
余り目立たない花で何気なく咲き品の有る花です。4年前にブログに掲載し、私は植物の知識がなくこの花の名前が分かりません。伊予松山城には打って付けの花だと思います。・・と書きましたら直ぐにブログを見て頂いた方から、この花は「ツルボ・蔓穂」ですよと教えて下さいました。
それ以来忘れることなく毎年写真を撮りに行っております。
現在松山城は、本壇の下、東から北側にかけて工事を行っており一周出来ませんので東・北側の、「ツルボ・蔓穂」の花を見る事が出来ません。


「ツルボ・蔓穂」で余り大きくなく、控え目で、気品のある花お城には打って付けの花だと思います。


画像は、大手門跡から続く「隘路」で先程のツルボはこの石垣の上に咲いておりました。
また、この風景は、俳優の榎木孝明が一番お好きな松山城の風景です。
高石垣の奥に「太鼓櫓」その奥に天守が見えます。


松山城本丸本壇の一ノ門東塀前に咲いておりました。
ツルボは、別名サンダイガサ(参内傘)で、公家が宮中に参内する時に従者がさしかけた傘をたたんだ形に花穂を見立ててこの名が有る。・・と資料には説明されています。
東京新宿御苑では、最盛期の頃は、あたり一面が淡紫色に染まり、秋の訪れを知らせるツルボの花を是非ご覧下さい。・・とも紹介されています。


松山城本丸本壇の二ノ門南櫓前に咲いておりました。


松山城本丸本壇の筋金門東塀前に咲いておりました。


乾櫓の前で、石垣の間から彼岸花と一緒にツルボが咲いていました。乾門側から撮りました。


乾門を出ると素晴らしい松山城の風景が現れます。・・昨年逝去された坂東三津五郎さんが一番お好きであった風景です。
本丸を屏風折れの石垣(横矢掛り)で構築、その上に乾門東続櫓から乾門東続櫓東折曲塀、その上に小天守を望む景観、石垣が描く扇状の曲線美と、その上にそびえる壮麗な城郭、これも松山城の魅力の一つです。また乾門は、本丸本壇の裏鬼門に当たる方位でもあります。


松山城本丸本壇に在る、南隅櫓の下に咲いておりました。


画像は、南隅櫓、右は小天守。
南隅櫓の高石垣で、その下に咲いておりました。


筒井門西側で撮りました。
また来年も撮影に来ます。・・元気で一年を過ごして綺麗な花を咲かして下さい・・ツルボさん。


ツルボの花を見ながら日本100名城スタンラリーを楽しんで下さい。
平成19年6月に、日本城郭協会がデザインし、各城郭に番号を割り付けた「日本100名城スタンプ」が設置され、同スタンプを利用したスタンプラリーが開始されています。
各都道府県1城以上、5城以内の選定となっており、その基準は、
1.優れた文化財・史跡であること
2.著名な歴史の舞台であること
3.時代・地域の代表であること
の3点からなっています。
愛媛県は「松山城」のほか「湯築城」・「今治城」・「大洲城」・「宇和島城」が選ばれており、長野県、兵庫県と並んで最多の5城が選定されております。
松山城は第81番です。スタンプは天守入口に置いてあります。


私が使っている「日本100名城」スタンプ帳です。一番最初に押印した城は、平成19年8月11日、伊予松山城です。現在86城を巡っています。


コメント
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