kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

刻々と市場環境は変わる

2021-04-14 03:56:44 | 日記
中旬高も4月は山が低いのでしょうか。これまで3度3万円を越えました。
2月16日3万714円、3月18日3万415円そして4月は6日の3万208円が現在
のところ高値です。段々山が低くなっているのは気になるところです。

米株が大きく崩れない限り下値は限定的でしょうが、3万円台の壁は予想
以上に厚く現状では2月高値更新から一段高というシナリオは見えていま
せん。今月下旬の決算発表がキッカケになればという希望はありますが
既に業績好調が予想された銘柄の多くは大きく上昇しています。

安川電機のように高値圏にありバリエーションが高い銘柄は大幅増益で
あっても期待以上の数字が出てこないと売りのキッカケになります。し
かしまだ好業績が織り込まれていない銘柄はサプライズ決算を好感して
急騰する可能性もあります。

要するに増益とか減益とかではなく株価がどこまで業績を織り込んでい
るのか現状の水準は売られ過ぎなのか、あるいは買われ過ぎなのか株価
の位置も重要になってきます。

買いでも売りでも対応する短期筋にとっては値動きが大きい銘柄ほど投
資妙味があります。しかし機械売買が席巻するシストレの世界では個人
投資家の手作業ではこの激しい値動きに対処できません。短期売買筋と
同じ土俵で勝負できないとなれば決算後の動きを予想して作戦を立てる
しか勝てる方法はありません。

決算発表が好材料出尽くしで下げに転じる銘柄もあれば、想定内での悪
材料で底入れから反転する銘柄も出てくるでしょう。依然と違って瞬時
に情報が拡散する現在ではどんな材料も劣化するスピードは増しています。

目先の動きに惑わされることなく下落時には内容の良い銘柄が安く買え
る程度の気楽な気持ちで望めれば道は開けるかもしれません。おそらく
3兆円まで膨らんだ信用買残高は先高期待の強さの証明です。これまでの
ケースでは株価が反転すれば信用買い残高は減少に転じました。今回の
ケースでは全然減少していません。

不思議なもので強気派が増えすぎると株価の動きは反対になるケースも
あります。強気ムード下では売りも限定的ですから下げても売りの買戻
しが余り入らず値幅調整が大きくなることもあります。刻々と市場環境
は変化するということは忘れてはいけません。

個別企業を取り巻く環境の刻々と変わります。一報によると14日東芝の
臨時取締会が開かれ車谷CEOの解任が決まると伝えています。その前に
車谷氏が辞任するとの見方もあるようです。今月ファンドのよるTOB報
道があった東芝ですが、背景には対立関係にある物言う株主から車谷体
制を守るという論理が働いていた可能性が指摘されました。

社内では車谷体制に対する批判が予想以上にあったようです。まだ決ま
った訳ではありませんが、株主総会前にCEOが交代するというまさかの
事態になりそうです。どうやら車谷CEOの影が付きまとう今回のTOBも
暗礁に乗り上げるかもしれません。TOBが立ち消えれば株価への影響は
避けられません。
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