13日ソフトバンクGは7営業日ぶりに下落しました。下落幅は5%と
決して小さくはありませんでしたが、6営業日で1200円の上昇から
考えれば想定の範囲内の動きなのでしょうか。
SBGの突然の急騰劇は米国の物言う株主として有名な投資会社のエ
リオット・マネイジメントがSBG株の3%を取得し最大200憶ドルの
自社株買いなどを要求したからです。
エリオットはSBGが保有株に対して過小評価されているとコメントし
ていますが、この点では創業者の孫会長兼社長の主張と同じです。
昨年6000憶円の自社株買いを実施したこともあり時期や規模は別に
しても反対している訳ではありません。株高という思いは同じでも
大規模な自社株買いという方法には同意できないでしょう。
もっとも孫氏の狙いは当面の余裕資金は投資事業などに振り向けたい
以降のようです。保有株で最大の時価総額を誇るアリババ株の早期売
却も否定しています。まとまった金額の案件となるとあとはソフトバ
ンク株になりますが、株式公開時に保有株の35%を売り出しています
からさらなる売却には高いハードルがあるようです。
エリオットは2018年ことから韓国の現代自動車やその関係会社の株を
取得し増配や自社株買いを会社側に求めていました。250億円の自社
株買いは実行されましたが、大幅な増配は株主総会で否決されました。
報道によるとエリオットは現代自動車グループの保有株をすべて売却
したことが先月判明しました。
この取引でエリオットは470億円の損失を出したと言われています。
SBG株は孫氏が22%を保有しています。直近で時価総額が11兆円弱の
SBG株をさらに買い進めて強引に要求を求めることは難しいと言われ
ています。投資額は2700憶円とも言われていますから現代自動車案件
での損失を埋めてプラスアルファがあれば撤退ということもあるかも
しれません。
エリオットは過去にアルゼンチン政府との戦いに勝利し巨額の資金を
手に入れたことで物言う株主でも強面の存在と恐れられていますが
この世界に100戦100勝はありません。個人投資家の投資哲学にもある
ように引き際が大切です。
SBG株の持続的な上昇があるとすれば物言う株主の取得ではなく本業
の投資事業の先が見えてきた時です。確かにファンド事業の最悪期は
脱したかもしれませんが再び成長できるかどうかが分かるのはまだま
だ先の話になりそうです。
決して小さくはありませんでしたが、6営業日で1200円の上昇から
考えれば想定の範囲内の動きなのでしょうか。
SBGの突然の急騰劇は米国の物言う株主として有名な投資会社のエ
リオット・マネイジメントがSBG株の3%を取得し最大200憶ドルの
自社株買いなどを要求したからです。
エリオットはSBGが保有株に対して過小評価されているとコメントし
ていますが、この点では創業者の孫会長兼社長の主張と同じです。
昨年6000憶円の自社株買いを実施したこともあり時期や規模は別に
しても反対している訳ではありません。株高という思いは同じでも
大規模な自社株買いという方法には同意できないでしょう。
もっとも孫氏の狙いは当面の余裕資金は投資事業などに振り向けたい
以降のようです。保有株で最大の時価総額を誇るアリババ株の早期売
却も否定しています。まとまった金額の案件となるとあとはソフトバ
ンク株になりますが、株式公開時に保有株の35%を売り出しています
からさらなる売却には高いハードルがあるようです。
エリオットは2018年ことから韓国の現代自動車やその関係会社の株を
取得し増配や自社株買いを会社側に求めていました。250億円の自社
株買いは実行されましたが、大幅な増配は株主総会で否決されました。
報道によるとエリオットは現代自動車グループの保有株をすべて売却
したことが先月判明しました。
この取引でエリオットは470億円の損失を出したと言われています。
SBG株は孫氏が22%を保有しています。直近で時価総額が11兆円弱の
SBG株をさらに買い進めて強引に要求を求めることは難しいと言われ
ています。投資額は2700憶円とも言われていますから現代自動車案件
での損失を埋めてプラスアルファがあれば撤退ということもあるかも
しれません。
エリオットは過去にアルゼンチン政府との戦いに勝利し巨額の資金を
手に入れたことで物言う株主でも強面の存在と恐れられていますが
この世界に100戦100勝はありません。個人投資家の投資哲学にもある
ように引き際が大切です。
SBG株の持続的な上昇があるとすれば物言う株主の取得ではなく本業
の投資事業の先が見えてきた時です。確かにファンド事業の最悪期は
脱したかもしれませんが再び成長できるかどうかが分かるのはまだま
だ先の話になりそうです。