kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ドラッグストアは・・・

2018-07-05 05:07:04 | 日記
週明け2日の大幅安で2万2000円の大台を割り込んだ東京市場は
4日も終日マイナス圏での推移でした。今日も米国は独立記念日
で市場は休場ですから手掛かり材料もありません。米系の投資家
の売買も低調が予想されます。通常は材料難から小動きが予想さ
れますが欧州系の短期筋の動き次第では値動きが大きくなる可能
性もあります。

既に東京市場を支配しているのはヘッジファンドなどの海外短期
筋です。彼らの動き次第で相場は一方方向に走りやすい地合いで
す。110円台の円安水準も中国経済の減速懸念や米中貿易戦争の
落としどころが見つからないというマイナス材料が上回り外需銘
柄には反転のキッカケが掴めません。

海外投資家好みで利益率も高く日本企業が国際競争力の強いFAや
ロボット関連などの機械や電機銘柄が貿易戦争の行方が見通せず
低迷から抜け出せないことも東京市場には痛手です。これといっ
たテーマも見つからず、今まで下値の目途だった2万2000円が今
度は上値の壁になる可能性も高くなりそうです。しばらくは下値
模索の覚悟も必要です。

外需銘柄が手掛け辛いことから内需の好業績銘柄に投資資金が集
まっていました。結果的に各社の株価はかなり割高な水準まで上
昇しました。高値圏にある銘柄には少しでも悪材料が出てくると
一斉に利益確定売りが出ます。結果的に大きく下げてしまうこと
になります。

ドラッグストア各社はここ数年スーパーやコンビニから顧客を奪
う形で成長してきました。そのビジネスモデルは食品や日用品を
格安で販売することにより集客し利幅の大きな医薬品や化粧品の
販売で利益を稼ぐというものです。

取り扱う品目も加工食品から乳製品や食肉などの生鮮食品にまで
広げさらなる集客の目玉にしようとしています。もっとも鮮度管
理や食品ロスの発生が高い生鮮食品の取り扱い拡大は諸刃の剣で
もあります。同じ小売業でもユニクロやニトリのように自社ブラ
ンドの製造販売をしている訳ではなく値段以外にスーパーやコン
ビニそれに同業他社との差別化は出来ません。

インバウンド需要や出店地域を拡大することによる売り上げ増で
伸びてきたドラッグストア各社ですが、出店増による客の取り合
いや人件費の増加など多くの小売業が直面してきた課題も浮上し
てきました。株価水準もここ5年で5倍から10倍程度まで上昇した
企業もあります。まだ成長できるのかそれとも既に成長の壁が近
づいているのか収益源が国内市場に限定されるだけに難しいとこ
ろです。ドラッグストアはまだ伸びるのかそれとも・・・


コメント
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