シャープ経営陣が鴻海翼下になるかそれとも日の丸連合の中核として産業
革新機構の元で再建を進めるのか結論は明日24日にでも明らかになります。
いずれにしてもシャープは自力再建をあきらめ将来を両社のどちらかに委ね
ることになります。電卓や太陽電池それに液晶パネル業界の第一人者として
他社にない独自の商品を送り出し家電業界の大手の一角を占めていたシャ
ープという企業は第3社の支援の元で再出発することになります。
もし創業者の故早川徳治が生きていたらどんな気持ちだったでしょう。他社の
真似ではなく独自商品を世に送り出すという創業者のDNAでこれまで様々な
特徴のある商品を生み出してきた企業文化はいつの間になくなってしまったの
でしょう。ここまでシャープを追いこんでしまった歴代の経営者の責任はやはり
大きく重いものになります。スポンサーがどちらに決まっても経営者の矜持とし
て現在の経営陣には退場しか道はないように思えます。それがせめてもの創
業者に対する罪滅ぼしだと私なら考えますが。
シャープに限らず経営能力のないトップが企業を存続の窮地に立たせるという
事例が後を絶ちません。古くは創業家一族が君臨したスーパーのニチイ、ダイ
エーから最近では東芝それに世界的規模に広がった欠陥エアバック問題から
創業家の高田社長の退陣は避けられないタカタが代表例です。タカタ製エアバ
ックについては新たに最大9000万個のリコールが発生する可能性があると米国
カラのニュースは伝えています。リコール費用は現状では完成車メーカーが肩代
わりしています。さらに追加で大量のリコールが発生すればタカタにはその費用
を負担する能力はありません。場合によっては完成車メーカーがかなりの部分を
肩代わりする事態も予想されます。
東芝は大型M&Aがことごとく不発に終わりしかも業績不振を隠ぺいするために
不正会計に手を染めたことです。その結果不振事業が表面化せずに同業に比べ
て適切な対策が打てなかったことです。それに加えて大黒柱のフラシュメモリ価
格の市況悪化で収益低下が避けられない情勢ではシャープ株と株価競争をする
のも仕方ないのでしょうか。名門や大企業と呼ばれていたところでも経営者が道
を間違えるとあっという間に経営危機に追い込まれます。
タカタ株は2年前の2014年には3000円を超えるほど評価された優良銘柄でした。
しかし創業家の対応のまずさから会社の存続さえ危ぶまれるまで追い込まれ
ました。タカタは車にとってもっとも大事な安全という分野での対応が後手に回り
ました。初動の躓きがその後の危機を招きました。創業一族経営でトップにモノ
を申せる人材がいなかったことが不幸に始まりだったのかもしれません。
革新機構の元で再建を進めるのか結論は明日24日にでも明らかになります。
いずれにしてもシャープは自力再建をあきらめ将来を両社のどちらかに委ね
ることになります。電卓や太陽電池それに液晶パネル業界の第一人者として
他社にない独自の商品を送り出し家電業界の大手の一角を占めていたシャ
ープという企業は第3社の支援の元で再出発することになります。
もし創業者の故早川徳治が生きていたらどんな気持ちだったでしょう。他社の
真似ではなく独自商品を世に送り出すという創業者のDNAでこれまで様々な
特徴のある商品を生み出してきた企業文化はいつの間になくなってしまったの
でしょう。ここまでシャープを追いこんでしまった歴代の経営者の責任はやはり
大きく重いものになります。スポンサーがどちらに決まっても経営者の矜持とし
て現在の経営陣には退場しか道はないように思えます。それがせめてもの創
業者に対する罪滅ぼしだと私なら考えますが。
シャープに限らず経営能力のないトップが企業を存続の窮地に立たせるという
事例が後を絶ちません。古くは創業家一族が君臨したスーパーのニチイ、ダイ
エーから最近では東芝それに世界的規模に広がった欠陥エアバック問題から
創業家の高田社長の退陣は避けられないタカタが代表例です。タカタ製エアバ
ックについては新たに最大9000万個のリコールが発生する可能性があると米国
カラのニュースは伝えています。リコール費用は現状では完成車メーカーが肩代
わりしています。さらに追加で大量のリコールが発生すればタカタにはその費用
を負担する能力はありません。場合によっては完成車メーカーがかなりの部分を
肩代わりする事態も予想されます。
東芝は大型M&Aがことごとく不発に終わりしかも業績不振を隠ぺいするために
不正会計に手を染めたことです。その結果不振事業が表面化せずに同業に比べ
て適切な対策が打てなかったことです。それに加えて大黒柱のフラシュメモリ価
格の市況悪化で収益低下が避けられない情勢ではシャープ株と株価競争をする
のも仕方ないのでしょうか。名門や大企業と呼ばれていたところでも経営者が道
を間違えるとあっという間に経営危機に追い込まれます。
タカタ株は2年前の2014年には3000円を超えるほど評価された優良銘柄でした。
しかし創業家の対応のまずさから会社の存続さえ危ぶまれるまで追い込まれ
ました。タカタは車にとってもっとも大事な安全という分野での対応が後手に回り
ました。初動の躓きがその後の危機を招きました。創業一族経営でトップにモノ
を申せる人材がいなかったことが不幸に始まりだったのかもしれません。