kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

ドワンゴ売買代金1位が示す東京市場

2013-11-19 08:39:14 | 日記
18日の売買代金1位はトヨタでもなく三菱UFJでも三井住友FGでもなくドワンド
でした。売買代金2位の1.6倍強でドワンゴの発行済み株数を1日で上回る程の
人気でした。ネット動画配信大手のドワンゴに任天堂が資本参加するというニュ
ースが手がかりですが、業績への貢献度がどのくらい現状で見込めるかは定か
ではありません。

先週の日経平均急騰で順張り傾向の強いディトレにはかなりの追い風が吹きま
した。売買の回転が効きだした短期資金による売買が材料の出たドワンゴに集中
した結果人気に拍車がかかったのだと思われます。一気に1万5000円に乗せた
東京市場ですが、さすがに短期的な過熱感は否定できません。しかも先週の急
騰は欧州系の先物やオプションの大量買いでしたが、足の長い年金資金と違っ
てその変わり身の早さには市場も警戒しています。

100円台回復したにも関わらず円安メリットを大きく受けるトヨタ始め自動車株や
日立などの株価が伸び悩んだこともあり今年の高値更新を目指す前には一押し
も二押しもありそうです。今回の急騰劇は先物主導それに個別銘柄では倉庫や
不動産株、金融株が主導しました。三井不動産や住友不動産、東京建物などの
不動産株それに目が三井住友FGを除けばずっと物色の圏外にあり株価も安値
圏で推移していました。

空売り規制の緩和で空売りが積み上がっていた銘柄もあったでしょう。先物主導
での短期間での急騰で買戻しを余儀なくされたものもあったでしょう。今回の急騰
を演出した欧州系の先物取引が今後どのような行動に出るか現時点ではまったく
予想できませんから市場では色々な思惑でボラティリティの高い相場になるかも
しれません。

この1週間での値上がり上位銘柄も見ても東京市場がまだ病み上がりからの上昇
であり今回の上昇局面で乗り遅れたからと言って悲観することはありません。まだ
まだ挽回するチャンスは転がっています。問題は今後の調整局面でどんな銘柄を
どのタイミングで買うかです。内需株有利の展開が今後も続くのかそれとも今は
人気薄手で目だった動きのない株も物色されるようになるのかどうか。

例えば重電3社でも三菱電機や日立に比べて戻りが悪く4月17日高値(565円)
から2割少し下落したままの東芝株、410円前後で拾えれば少なくとも1割くらいの
上昇はは期待できるかも知れません。買って数日とはいえないまでももう少し先を
考えれば日東電工なども含めて妙味株はまだありそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする