Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

Glenny and Henderson "GADFLY" WAS FLY No.7

2020-10-18 | PEANUT SCALE MODELS


ここだけの話、ギャドフライの初飛行は散々でした。





旋回調整中の出来事です。やっとなんとか左旋回が決まり、これでゴムを少し巻き込めばおそらく綺麗な旋回上昇するだろう・・・と、思った瞬間、進行方向にガン箱発見!ガン箱発見!!!

「誰だ!こんな所に置くやつは!」
ハイ、わたくしのです、しかもいつもの場所なんですが・・・

パワーは無くなりかけてはいましたが、カァーンという甲高い音を残してギャドフライ伯爵の右翼はちぎれ落ちました。

「そんなぁーん!」たったあれだけの衝撃で片翼もげるなんて、まるで君はトカゲのしっぽみたいじゃないか!

そうなんです川崎さん!は古いけど、あまりにも簡単に差し込んだ翼はちぎれてしまいました、これは取り付け方法をもう一度考え直すべきでしょう。幸い主翼や胴体の紙が破れることを防ぎ、その破損を最小限にしたことは絶賛されるべきかもしれないけど・・・

「コレってもしかして最新テクかぁ?」 いいえ、違います。ただ弱過ぎただけです、しかも後々の修理工程の面倒なことが考えられておりません。

で、どーやって直すの?

現場では瞬間イモズケで仮接着しましたがどうしても気分が良くありません。家に帰ってから早速主翼の切断手術をしました、しかも両方の・・・
右翼はすんなりと外すことが出来ましたが、瞬間で付けた左翼は頑丈過ぎて取り外すのに時間がかかりました。主翼のスパーを1cm程伸ばしてそれを板状にして差し込んでいます。それはアイスキャンディの棒のようなものが飛び出していると思ってください。
そして胴体側には上反角や迎え角を調整するためにバルサで箱状のものを作り、そこへ差し込んでいます。木地完状態でここの調整を完全にしておけば、紙貼り塗装後にはそこへ差し込むだけで調整する必要がありません。

さて、切り落としたスパーをもう一度飛び出した状態にしなくてはなりません、まず05mm径のカーボンロッドを上端に差し込んで1cm程飛び出した状態で残し、その下にバルサを継ぎ足しました。これで簡単には折れない程度の差し込み部分が出来ました。
胴体側の箱状になっている中には先代?のスパー残骸が接着剤付きで残っていますのでそれを綺麗に剥がすのが一番大変なお仕事でした。
さすがにもう一度同じ事故が起きるとは思いたくありませんが、再発時にはアセトンを筆につけて流せば主翼はユルユルと抜けるようにしました。

不死鳥のごとく蘇った伯爵は果たしてどんな飛び方をするのでしょうか?


「2回目の初飛行」のビデオはこちらです・・・


Glenny and Henderson "GADFLY" https://www.youtube.com/watch?v=g62T-N5RgPQ

飛んで飛んで飛んで飛んで・・・回って回って回って・・・回れ!

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