Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

North American F-100 Super Sabre

2024-07-10 | PEANUT SCALE MODELS
North American F-100 Super Sabre (セミスケール・ピーナッツ)





最初に図面を見た時あまりにもシンプルで完成時のスタイルを想像することが出来なかった・・・
ディック・バクスターさん設計ですから彼の名機「プシーキャット」を思い出します。





製作のきっかけは極めて単純、ネット上で完成写真を見たから・・・なんですが、図面を眺めてみると上下逆に取り付けられた水平尾翼、そして極めつけは台形で中央部が一番太くなるボーリングのピンのような胴体でしょうか。上面図がありませんからその辺のところは実際に作って形にしてみないとイメージがわかない部分です。最大限に搭載できそうなゴムも魅力的ですが一宮のインドアで果たして旋回するのか?これだけ胴体が長いと思いっきり直線飛行しそうな予感・・・
悩んでいる暇があったら作り始める!ことです。





胴体側板は何の問題もございませんが、図面に描いてあるような台形の断面にするには何か治具が必要?
ちょっとやそっとの「台形」には見えないし、そんな角度で正確に作るにはどうしても何かの助けが必要かと思います。





そんなこと考えながら側板が出来上がったら図面上の1枚だけある主翼後縁と接するA-A断面をそのまま胴枠にしてしまう方法で組み立てることに(図面切り抜き部分)、これで歪な胴体が出来ることも無くなります。主翼前縁と接する部分も図面指示通りの胴枠を作り前後2枚の胴枠だけで先ずは角胴にします。





これで胴体の幅が決まったらその流れで後端部を接着、そしてノーズの幅が決まれば残りの部分を胴体のラインが崩れないように角材を接着して行きます。





こうしていつものピーナッツとは違う異様なカタチの胴体が出現します。何処から見ても不思議なお姿。しかし何処かにスーパーセーバーのエッセンスが漂っています、たぶん。





残る部分の橋渡しが済んだらこれで胴体は完成です。
悩んだ割にはあっさり出来上がった感じ。日頃の悩みを吹き飛ばしそうな大量のゴムが積めそうです。





主尾翼は写真を撮る程の箇所も無くスイスイ、気が付けば木地完です。
思っていたより軽く仕上がりました。





お仕事の合間に「イラレ」で作っておいた専用印刷紙。実機通りのデザインにする程の根性も無くここはそれらしく作ってみました。





存在感ハンパ無くお見事な体形です。





主尾翼は片面貼りですからシンプルそのもの。





良く解らないのは取付角をどれくらいにするのか?キャンバーの強い片面貼りですからちょっと迷います。まあいざとなれば少し削って変更することくらいは簡単に出来そう。





尾翼の紙貼りは裏面にせず表側に貼りました。少しだけキャンバーの逆Rが付いていますが、今の所その効能な謎のまま。





主尾翼を接着したら何だかイメージが変わって来ました。これはナカナカのシロモノ、スーパーセーバーになり切ってます。





紙貼りの増加分は1.4g程でした。これにプロペラがつけば完成です。





短時間で製作して楽しむにはストレスも感じない程良い機体でした、リハビリにも最適?








完成重量4.06gでした。これで飛ばなかったら・・・





尾翼の取付角が気になる今日この頃・・・



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