ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

ボルシチ

2009年10月21日 | 男の料理
            
生鮮の“ビーツ”大変珍しい野菜をCOOPの農家直販コーナーで見つけた。5本置いてあり1本100円、かぶの一種に違いないがまるで大根、計って見ると960gあった。Webで検索してみると数種類あるがこんなに大きな物は無かった。生産者のラベルから推察すると老女の名前。包装紙には用途の張り紙もしてありボルシチ、サラダ、ピクルスと記載されていた。料理の先生が「一流ホテルやレストランでしか使わないので探すのが難しい」と言っていたし、当事探した事もあったが福島の高級八百屋では名前すら知らなかった。多分この老女、自分の趣味で栽培した物ではないだろうか。
            
今日は里菜の塾の日。何故か爺のお供(付き添え)が歓迎されなくなってからは留守番兼夕食調理当番が定着してしまった。生のビーツが手に入ったので“ボルシチ”を食するには時季早々ではあったが、折角のチャンス、迷わず作った。料理教室で習った時は赤かぶと同じ大きさで包丁の感覚は柔らかかったが、これは大根よりも硬くて煮揚ってもシャキシャキと歯応えが十分すぎて、これまで缶詰でしか食べさせた事がなかった家族の評価は良くなかった。しかしスープの味はこれまでになく美味しかったと言われ、事実自分でもそう感じていたので満足した。ただこの味は生のビーツを使った事にはあまり関係なく、これまで作って来た蓄積の結果だと思う。