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絶滅危惧種のクマガイソウ、我が家から車で20分程の松川町水原狼ヶ森の自然群生地へ行って来た。
大量に群生する自生地としては全国でも3ヵ所しかも最大級で、10年程前から地元住民により水原の自然を守る会を発足して保護活動をして来たそうだ。
11時半過ぎに到着、駐車場は既に半数以上は県外車で満杯、整理員の指示に従い一番奥の第3駐車場の空車待ちで何とか止めた大混雑。
入り口にはテントを張った受付で保護活動協力金300円を支払い約400mの山道を登った所に自生地があった。今満開で野生ランの王様と話には聞いていたが、全てが、特に葉と花のバランスも余りにも美しく、ただ見惚れるだけで「見事」以外に表現の言葉は浮かばなかった。
入場金と引換に1枚のパンフレットが渡され、裏面にはここに自生する山野草40数種類が写真で紹介されて、山道の両側にある山野草にもカラー写真に説明文が書かれた看板が立てられていた。こんなさり気ない配慮から世間にありがちな単なる“金取り”でない真剣さが伺われて、満開の山ふじや新緑の新鮮な空気にも十二分に触れて何とも爽快な気分だった。
往復800m程の山道歩行も現状の我が心臓も何とか無事耐えて、症状は良き方向かな?と感じた。
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クマガイソウの1.5Km手前の狼ヶ森集会所には松川町“ど田舎郷そば打ち会”の道場が併設されていて、期間中には会員の打った“藤八そば”が食べられる。
昨年秋、ある会席で会員の一人と知り合い「クマガイソウ祭りには是非食べに来て」と誘われていたので、クマガイソウ観賞に併せて帰りに立ち寄った。
二ヶ所ある駐車場はほぼ満車で集会所の部屋も40人程で満席、何とか空席を見つけてほぼ20分待って山菜天ぷらそば(1,000円)が配膳された。
そばに艶が無い、箸をつけると何と数本も粘って離れない、明らかに茹でてから時間が経過してふやけてしまったそばだ。隣席6人グループのそばは何の抵抗もなくほぐれているし、何故こんなそばが自分に出されたのか腹立しく、同じそば打ちを志した同士としては理解に苦しみ、こんな根性は何とも赦し難かった。
部屋の欄間には会長以下名人・師範・段位・級位・会員の名札が42枚掲げられて、厨房は見えなかったが、ガラス張りのそば打ち実演の部屋は自由に覗く事が出来た。
会長はJA松川の職員とかで、10年程前まで稲荷神社の近くにあった蕎麦くらぶ(現在本内)で習った人だと、昨年知合った人は話していた。厨房や配膳に関わっていた人達も身支度からも当然会員と推察されたが、当番制で運営しているのか、誘ってくれた本人は見当たらなかった。