NFDXGの仲間JP7FSOさんの所属するMARS(日本医師アマチュア無線連盟)第40回総会福島大会がザ・セレクトン福島(旧ビューホテル)で開催されたので、手打ちそば研究会後に参加させて頂いた。
仲間と共にお手伝いを兼ねてとの事だったが、そば研月例会を優先したので総会終了後の特別講演会からになり、自分が体験して来た趣味仲間の講演会とは比較にならない高度のレベルで、流石に医学者集団と驚くばかりだった。
講演の一番目は福島医大国際医療センター教授のアメリカでも開局されていたJO7OX?Kenneth先生の「医療とアマチュア無線」。日本語も話せるらしいが全て英語で行われ、自然災害・緊急事故に於ける通信手段が閉ざされた時のアメリカのアマチュア無線の活用の実例と日本の現状を述べられた。
英語音痴の自分は概略位しか理解出来なかったが、日本の医学会はアマチュア無線の活用を最重視して緊急医療機関病院にはアマチュア無線局開設が緊急課題と云う事ではなかったのかなと思う。
次に「福島レポート・現場救急医の視点から」福島医大放射線災害医療学講座教授長谷川先生の福島原発事故後の治療に従事した諸問題や現状と今後について講演されて、孫達が直面している甲状腺癌や30数年後の健康状態など自分が心配していた事も気にせず、何時閻魔様のお招きがあっても安心して応じられると確信した。
懇親会でも仲間のJA7PEMさんがJA福島(農協)が実施している原発事故後の“食の安全”の講演を行い、その後ミニコンサートやフラダンスショーなども盛大に行われた。
何時もより1時間程遅く床に入ったが興奮してしまったのか30分過ぎても眠れず、若い頃の秘策を思い出してシャック(無線部屋)へ入った。
こんな時間ろくな所は聞えないと思いながらダイヤルを廻していると14.010MHzで4L9PL(Georgia)が誰も応答しない様子でCQを連発していた。
ただの4Lなら雑魚だが、同じPL局とのQSOもDXCCと共に生涯のテーマなので自分には大珍局、興奮が更に増して手の震えを抑えながら何とか23:43Jに無事Keyingを終えた。
この局のQSLが届けば37枚のPLが揃う。FSOさんご配慮のお陰でこんな日は滅多に無い素晴しい一日が終了した。