ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

早刈りそば

2007年11月30日 | 手打ち蕎麦打ち
今月18日の朝6時10分からNHK総合TVでたべもの一直線「福井板井市発早刈りそば」が放映された。完熟する前の未熟な状態で収穫するので収穫量も少なく3割程度だそうだが、今までのそばとは別物で、未熟な緑色の実を挽いた“早刈りそば”は麺にした時若草の様な鮮やかな緑色になり、茹で上げた時には独特の若草の香りで食感はもちもち本当に美味しく、新たなそばの味を拡げる注目の逸品との事だった。
一時期自分では県内産にこだわり、そば研でも県内産はもとより全国の名産品を探し求めて打っていたので、この“早刈りそば”も何とか入手して打ちたいと思ったので早速Webで検索したところ、TVで紹介された丸岡町ではなかったが、福井市内の製粉所からこの粉が販売されていたので即注文した。
             
この製粉所から“早刈りそば粉”は6種類販売されていて、どの粉が自分に適当か判断出来なかったので、そば研の製粉者Sさんに相談した。Sさんも試してみる事になり、Sさんは“粗挽き”自分は“抜き実挽き”の打ち易い方を選んだ。
手配してからちょうど一週間だったが、今日瀬戸工房でSさんの指導を受けながら10割で打った。淡い薄緑色で練ってみると手のひらの感触が実に滑らかで、ふっくらして粘りと弾力もあり丸で赤ん坊の肌に触れている様だった。初めての粉なので失敗しない“二八”でと思ったが、折角珍品を手にしたので“10割”で挑戦した。普通10割の場合、延しが終わる頃には周辺に細かいひび割れがたくさん出来てくるのだが、心配は全く不要で“二八”を打ったのと何ら変らずとても打ち易かった。
             
判定は“ざるそば”なのだが、Webで作り方も紹介されていた本場の“越前おろしそば”として食べてみた。茹で上がりもとてもきれいで、口にした時の食感も実に良く、手にした感触がそのまま口にまで伝わって来た感じがした。“越前おろしそば”は自家栽培のねぎと辛味大根(カザフ大根)を使ったが、矢張り「旨いそばに薬味は不用」の持論通りに・・・かつお削り節と辛味大根が主役になってしまいミックスされた味もまた格別で美味しかったのだが、やはりこんな名品は“ざる”ではないだろうか。

近着のQSL

2007年11月28日 | アマチュア無線
             
J20RR(Djiboti)80・30・17mのバンドニュー二度目の請求で何とか回収出来た。皆んな早々に回収出来たのに、郵送先がイタリアで郵便事情も悪いとは思えないし何故自分だけがダメなのかと考えていたら、つい最近MGRのI2YSBはIBRS(国際郵便料金受取人払)では返送しないと云う情報を入手した。多分彼は何がしかの報酬を期待しているのではないか?ボランテアとは云えそんな気持ちも理解出来ない訳ではないので、11月15日にIRC(国際返信切手)1枚+1$と一回目の投函期日にどうしても必要な理由を添えて送付した。13日間で返送されたが、先方から一回目は3月19日に送ったと簡単なメモが添えられていた。と云う事は、本人の言い訳?かイタリアの郵便局内事情の何れかだろうが、本人を信用すれば何とも不可解。

近着のQSL

2007年11月25日 | アマチュア無線
             
今朝新聞を取りに行ったらポストに入っていた。昨日配達されていたが、そば一色だったのでポストまでは神経が行き届かなかった様だ。
11月10日にQSO(交信)して15日に航空便で投函、9日間での返信はDX(海外通信)を始めて40数年来の驚くべき記録となった。ここOE(Austria)の80mは何度かチャンスがあったが、飛ばしチェックには最適のターゲットなのか、そんな局に阻まれてなかなか出来なかったので、Webの翻訳ソフトを活用した手紙を添えて最大のゴマスリが功を奏した様だ。こんな親切な局が居る反面、ローバンドのパイオニア超有名人のON4UNは間もなく一年になるが“ナシのツブテ”だ。他にもUY5ZI・YU4EU・YO5OEF・SP8BRQ・OT4A・OH4KZM・UN7ITが焦げ付いている。雑魚なので既に他の局で多く出来てしまったので、まあーノンビリ待てば何れは回収出来るだろう。

そば打ち奉仕(JA伊達)

2007年11月24日 | 手打ち蕎麦打ち
             
福島手打ちそば研究会の今年最後のそば打ち奉仕、今日はJA伊達の依頼によりJR伊達駅構内にある“駅中プラザ”で朝8時からそば粉20Kg200食を打ち、野菜や果物を買いに訪れたお客様やJRの乗客の皆さんに提供した。
ここで開催するのは昨年秋と今年春に二日間そして今回で4回目。今回も実力相応に再び裏方の“茹で”一筋に専念(技を一つずつ確実に習得したい確たる信念で)した。直接目にする事はなかったが、10時の提供開始前からフアンの行列が出来てしまい、出来れば早めて欲しいと要求されたが、自分の所で湯が沸き切らず要望に答える事が出来ず大幅な減点だった。作業に手抜かりは無かったのだが、原因はガスコンロの火力不足も他の部署は全て時間前に完了していたので深く反省。
自分の作業場は完全に室外で時節柄風もあり「冷たいだろう」と皆んな気にかけてくれたが、館内の衝立も利用出来たし何よりも大きなガスコンロを二つも抱えて、後半は“洗い”をやっても水の冷たさも気になる事はなかった。3時までの予定だったが1時過ぎには完売した。
夜市内某所で、今年奉仕活動に関って来た29名のうち都合で欠席者を除き21名で盛大に反省会が行われた。

近着のQSL

2007年11月23日 | アマチュア無線
             
約一ヶ月ぶりに80mバンドニューのQSLが昨日届き喜びに慕っていたのもつかの間「A52AMは当局の警告を無視して違法運用を続けたので免許を停止したとブータン政府機関により全世界へ向け告知された」と情報が入った。何時の時点から免許停止なのか詳細は不明だが、ここは80と12mがNewだったので何とも残念。免許付与日までさかのぼっての裁定なら仕方がないが、恐らく数日前に裁定を下されたと推定すると、それ以前はOKだとしても、ただDXCCは紳士的な遊びだけにデスクはNOではないだろうか。LY1Y/Y(Iraqu)と共に80mは自分にとっては大珍局だったので、特にA52AMは仕事で長期滞在している日本人だし、また日本人が世界中に恥をさらしをしてしまった事も残念でならない。

最大の敵ローカルノイズ

2007年11月22日 | アマチュア無線
             
近年には無い大珍事、夜が明けると珍しく深夜から二度目の大粒のベタ雪が降り続いていた様子だった。道理で今朝はしばらくぶりに強力な連続のスノーノイズが発生して全く楽しむ事ができなかった。
              
ノイズはこれ以上下がらず、ピーク時には+20dBを指示していた。DXSCAPEを覗くと先日出来なかった9K2HN、昨日も出ていたが弱くて呼べなかった3DA0ZO、そして初めて聴こえたはずのSV9/DL6FBLの自分にとっては何れもバンドニューのこれらに多くのJA'sがパイルアップを浴びせていた。ただGetして行くJA'sを聴くだけで当然DXはノイズに埋もれて聴こえない。聴くのも飽きて、CD-78Jr雨の日にはチューニング点がずれるので、こんなベタ雪では早速測定してみた。SWR無限大で結果は下記の通り、夜が明けるとエレメントに薄っすらと着雪していた。
        設置時    ベタ雪時の同調点
 周波数   SWR      周波数
  3.50    1.3       3.460
  3.53    1.4       3.499
  3.56    1.2       3.516
  3.75    1.1       3.714
  3.80    1.15      3.760
全く使い物にならない事が判ったが、こんな代物でも11月12日以後にF5IN・EX2A・4L/UU4JMG・HC8N・A35MT・E51NNNと6ッ増えて106WKDになった。
             
10日程前に7/10MHzのDPミニマルチR340DXMが突然同調点が大幅に吹っ飛びNGになってしまった。一年近く前にも同様の現象が発生して自然回復していたが、今度は完全にダメなので一昨日業者に点検を依頼した。同軸ケーブルやエレメントの外観上の異常は認められなかったのでトラップコイルしか考えられず撤去して4個のトラップコイルを開封して点検した。左右の外側2個のコイルボビンにひび割れが最大7cmが発生していた。写真左端の大きい溝は線を通す所なので、ひび割れはその奥になる。この傷以外は焼けた痕も無くとてもきれいだが、こんな程度で障害になってしまうのか、仕様書では2KW(3KWPEP)とあり、500W以上は入力した事は無いのに原因不明。補修の事もあり早速ミニマルチにメールで照会したが今現在返信は無い。当分これで7/10MHzはお預けとなってしまった。

ロールキャベツ

2007年11月21日 | 男の料理
             
今年の秋野菜は病虫害もなく素人百姓を始めて以来の大豊作となった。大根などは半数も通常の二倍程に成長してしまった物もあり、白菜、秋キャベツもプロ並に出来上がり、霜と薄っすらと雪を被って一段と甘味を増した秋キャベツも初収穫した。
             
キャベツは虫害が多く、ほぼ無農薬で素人が栽培出来るのは冬を越して収穫する春キャベツと秋キャベツだけだ。そんな秋キャベツを使って、素人料理人の定番ロールキャベツを春・秋に中身の具やソースを変えて各3回、計6回作って来たが、さすがに息子からは馬鹿にされてしまったので、今回は肉から脱出して魚で初めて挑戦してみた。
Webでレシピを検索、市内では一番新鮮な物を置いてあるピボットの魚屋へ出向き、白身の魚・かに・ホタテ・いか・海老などと素材集めを始めたが、殆んどがパック詰めで自分の欲しい量だけ集めるのは何とも都合が悪い。そこでパッと目に入ったのが魚のすり身の完成品、4種類ほどあって、白身はこのかに入り1種類だけだったがこれを求めた。しかし、これだけでは出来上がった時単にかまぼこを食べているのに等しいのでは?と懸念されたので一工夫、ホタテをプラスして更に人参と蓮根のミジン切りを加えてみた。
             
本来はまるのままもレシピ通りに二つに切って盛り付け、ソースはオイスターソースが主体で水片栗粉で薄いあんかけとした。これまでに無く共通なのはキャベツだけ、食感も期待通りでとても新鮮な大人の味、先ずは合格と自己満足。
孫の所は配達しただけでまだ反応は受けていないが、次回はトマトソースでイタリアン風に、また中身に椎茸のミジン切りも加えて深みを増す。所詮男の料理も続いてやったら馬鹿丸出しなので来春でも挑戦するか。

再び“幻の牡丹そば”

2007年11月17日 | 手打ち蕎麦打ち
             
今日は社会保険センター青葉教室の卒業生と推察される新しい方参加者や、しばらくぶりの会員など多数の参加があって何時になく大盛況だった。
今回も“幻の牡丹そば”1.2Kg12人前に再び挑戦した。前回は二順目にスタートして未熟さが災いして“切り”に入る頃は自分だけ取り残され、結果的に皆さんに迷惑を掛けてしまった。“切り”も粗雑になり失敗したので「先輩の模範を見てから打つ」と云う自分なりの心構えもあったが、精神的に余裕が無くなってしまうので、今日は一巡目に先輩の指導を受けながら打った。そばの仕上がりから当然作業時間の限度はあるものの、未熟者の自分には終わりを気にしないで済むと云う精神的な余裕も大切で、前回よりは一歩前進したかな?と感じた。
             
会長から、先日“そば打ち体験”の学習のお手伝いをして来た越河小学校6年生から感想文が届いたとコピーを一人ずつ渡された。皆んな感じた事を正直に書いてあり、中には鋭い観察をしていた子供もいて「そば打ちを初めてやってみて、おどろいた事が三つあった」と具体的に、また他の文面からも、そば粉の香りに驚きながら楽しくそば打ちが出来た。自分の打ったそばも美味しく食べて、持ち帰ったそばも家族から「美味しい」と言われたなどと、それぞれの喜びが伝わって来た。今や社会のお荷物に?そんな風にならない様になんて考えてしまう事もあったが、道楽が少しばかりでも、こんなところで役に立てて良かったと思う。

そば打ち体験教室

2007年11月16日 | 手打ち蕎麦打ち
清水学習センター別館で月一回男の料理を学習している男厨会の要請により“そば打ち体験”の手伝いをして来た。
会員の話によれば、この会は親父の料理教室でスタートしたが、今や“爺の料理教室”になってしまったとか。会員の皆さんは自分と同年代や年配の方ばかりで、また料理と言う共通の道楽とあって、普段とは異なった特別の親しみも感じてしまった。そば打ちも年一回、今回が5回目だそうだ。今日は特別ゲストの奥様達も含めて3台のセットで3人を1グループにして、前・後半に別れて計6回の体験を実施した。皆さんは一応経験者という事で、当研究会Sさん製粉による“幻の牡丹そば”10割に挑戦、終了後は当然皆さん達が打ったそばとWさんが模範で打った“更科”を、料理を学習されている集団らしく特製の“鴨なべ”を肴に試食された。

料理教室38回目

2007年11月15日 | 男の料理
             
今回は“餃子”と“麻婆豆腐”を習った。何れも何度となく料理本を参考に作っていたので手順などについてもそれ程の違いはなかったが、いくつかのポイントには本に記載されて無いところもあり、例えば餃子の皮の延し方やあんの包み方などは実に理に適った方法で、理解するまで何時になく丁寧に教えてもらった。本に因れば“焼き餃子”“水餃子”“蒸し餃子”とそれぞれ製法が異なる様だが、今日の製法であればとりあえず何れにもOKだと“焼き餃子”と“水餃子”で試食した。
餃子の皮作りは意外と大変なので、時間短縮を口実に最近はもっぱら市販品を使って来たが、矢張り自分の味を主張するためには面倒でも手作りに優る物はなさそうだ。
             
デザートに旬の味紅玉を使って“焼きりんご”も習ったが、これほど簡単で美味しい物も珍しい。洋食ナイフを使って底を抜かないように心を抜き、バターと砂糖を詰めシナモンパウダーを好みの量を入れてオーブンで焼くだけなので他の料理を作っている間に出来てしまう。これは若干火が通り過ぎて崩れてしまったが、少しの気配りで綺麗に仕上がるそうだ。