再び三度目の子安地蔵尊の祭礼がやってきた。
この一年の間に新たな加入者があったそうで、それでも氏子は37名とか。正直のところ自分は避けて通りたかったが懇願されて、義父母が生前世話になったので断りきれなかった。
そんな中で自分は下から二番目の若輩者、7時から11人の老人パワーを結集して準備を始めたが、今年から新参者の登竜門使い走りを命ぜられ、途中で抜け出し神官を迎えに行き帰着して次ぎは料理仕出屋へ、神事が済んで神官を送って一段落。
お払いを受けた16名のほぼ半数が残ったところへ更に老人数名新たに加わり祭の宴、正に前世紀の遺物の行事?なのである。何れは自然消滅もあと数年はこんな形で・・・・・何とも気が重い。
小学生以下の子供達には菓子袋(300円)が配られる。昨年は足りなくて今年は80個準備したそうだ。普段町内会行事の公園清掃や下水道清掃には不参加の家庭でもこんな時は大変協力的で、中には夫婦に付き添われて中学生が、更に奥さんが「私の家にはもう一人娘が・・・」と娘の分まで持ち帰る。娘は確か1年前に高校を卒業していたはず・・・・何とも許し難い非常識、せつない気分になってしまったが神に免じて我が心に閉じた。無言で渡したKさんも多分同じ心境だっに違いない。
少なくとも娘達夫婦にはそんな非常識であっては欲しくはない。これからの社会この孫達は一体どんな環境の中で成長して行くのか先が思いやられる。