普通の朝ドラになった『カーネーション』

2012-03-09 14:41:48 | 見る
毎日の楽しみが一つなくなりました。

これほど朝ドラに引き付けられたことがないだけに
ちょっと寂しいね。

ずいぶん前から主役変更に危惧の声もあったようですが
それが当たりでしたね。

ええ、悪いということではありません。
前が良すぎた、ということでしょう。

夏木ファンの方には申し訳ないことですが
あまりの盛り上がりを継いだ「税金」が高かった。


よく似ているそうですね。
でもそれだけでは、ねえ。

上島竜兵が野田首相の真似をするようなもので
「それで何か?」

故人を知る地元の方は面白いかもしれませんが
残念ながら(それだけ)

似せるのはあくまで出発点なので、そこで決まるとしたら
すべてのドラマはそっくりさんで出来ちゃいます。

似せちゃうことだけにエネルギーを注ぎすぎ、というと
叱られそうかな?

脚本も演出も音楽なども変わらないのですから
演技に矛先が向きやすいですよね。

本当はそれを見越して調子を替えるのも一案でしょうが
難しいのかなあ。
脚本の責任か。

それにしても、以前朝ドラなどに出ていたなあという
メンバーを並べるのはセンスが悪い。
これは制作の責任か。


そうすると今まで良かったのはなぜ?
奇跡?

YES!

以前は、制作現場がとてもよく盛り上がっていた
それが見る側の感情移入を呼んだ、ということでしょう。

ビデオにたまたま残っていた『本家・カーネーション』を
見ると今のものとの違いが歴然です。

怖いものですねえ。

○追伸

ドラマはなるべく放映時間に見るべきです。
ビデオにとるのはやむを得ない時に限ります。
ナマで見る方が気持ちを集中して鑑賞できますから。

映画は時間が長いので録画に取ることが多いですね。
十分に時間が見込める時に一気に見ます。