ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

60代でもまだまだ伸びる

2012年06月27日 | 日記
2010年レッスンオブザイヤーに輝いた某先
生の本にありました、
「100や90が切りたいのでは、教える気になら
 ない。やるからには、アンダーやパープレイ
 を目標としなくてはいけない。」
というようなことが冒頭に載っていましたので、
そこより先が読めなかった、私でありました。

*「練習嫌いは、、、」というので有名な先生
です。

昨日、パブリックでしばらくぶりに会った方が、
ものすごく腕を上げていたので驚きました。
たしかこの方のスコア、ほなさんと変わらなか
ったと記憶してましたが、過去の球筋、スイン
グ、別人のようで、いや別人そのものでありま
した。

なんせ、スライスがストレートの球筋になり、
飛距離もグンと出ておりました。開眼したよう
であります。最近のベストスコアを伺いました
ら、距離のある某ゴルフ場のハーフ、なんと
39(規定打数+3)、バーディ2個のおまけ付
きだったそうです。

この方、70歳前だとか。体は衰えていってる
はずですが、オーバースイングも治り、飛距離
は遙かに伸びてます。
ほなさんの、ごまかし、ごかましのゴルフ技術
と異なり、芯に当たった球の飛びようは、
「お見事!」
と見惚れてしまいました。

70歳近くなっても、突如として上手くなる。パ
ープレイも可能かと思わせる、別人のゴルフがで
きるようになるんですね。

今週聴いたCD

2012年06月23日 | 日記
今週聴いた曲
「イーグルス」ベスト盤

1番目の「テイク イット イージー」は、いつ聴
いてもいいです。
以前聴いたのが、ライブ盤だったので、音がもうひ
とつでした。やっぱりイーグルスはええなぁと再確
認いたしました。


「ビーチボーイズ」ベスト

「サーフィンUSA」で今もなお夏の代名詞に使わ
れていますね。「サーファーガール」など収録CD。
全米1位に輝いた「グッドバイブレーション」が懐か
しい曲です。


「サイモン&ガーファンクル」3枚

息子の部屋で、久しぶりに大型スピーカーで、
「明日にかける橋」から順次聴きました。女房が、
「なんと優しい声をしてるんだろう」と言いましたが
その通りで、「コンドルは飛んでいく」を夜中聴いた
10代は、自然と涙が出たことを想い出します。
「冬の散歩道」もおすすめ。

スタッフの話(4)

2012年06月20日 | 日記
「でも、だが、しかし、」は使うなよ、と亡く
なった恩師はよく言いました。
自分の上司を馬鹿だと思い、おれの部下はノー
タリンと言ってみても、与えられた環境や決ま
りきった条件が、突然変わるものではありませ
ん。愚痴をまともな意見に見せかけても、しょ
せん愚痴でしかありません。

夫婦の関係でも同じです。
縁あって一緒になったのですから、縁があった
時点で、これも私の人生だと諦めればよいもの
を、お互いが主張し合って無い物ねだりをして
もどうなのかと思います。

それよりかは、与えられたことをありがたいも
の(人)として受け取ることができたなら、す
べてが一層引き立ち、思わなかった力を発揮す
るかもしれません。

ほなさんは「ありがたい教」(教祖はすべての
神々、仏様。信仰者はほな夫婦)の信者ですか
ら、「ありがたい、ありがたい」と日々言って
いるうちに、辛いことだけは頭の上をスーっと
通り過ぎ、楽しいことだけが降りてきます。

スタッフの話をしているうちに、みなさんにい
つの間にかありがたい教の講和をしてしまいま
した。申し訳ございません。

さて、元の話に戻ります。
勤め先の店長から褒められ、どこで勉強したの
と問われた彼女は、
「全国チェーンの店長さんに、ほなさんの店を
 紹介しても知ってるはずがないから、地元の
 1店舗だけの店なんですよ。」
と述べたそうです。

「じゃあ、そんなに褒められた○○ちゃんの接
 客を見に行きましょうか。そのうちにね。」
と妻が言うと、必ず来てね!とうれしそうにス
タッフは帰って行きました。

見送りながら妻は言いました。
「先で生きるような勉強をさせよう、とお父さ
 んは言ってたけど、さすがやね。」
珍しく褒められた、ほなさんでありました。
こういうこともあるんです。
ありがたい、ありがたい、、、、。

できればこづかい上げてくれれば、なおありが
たい、、、と心の底で念じたのでありますが。
念じていると、やがては実現するやもしりませ
んぞえ。

スタッフの話(3)

2012年06月19日 | 日記
うちのスタッフの多くは、7-8年から10年
周期で入れ替わってきました。10年の間には
若い方は結婚して子供が産まれ主婦に専念した
り、また、親の介護をしなければならなくなっ
たりと、女性を取り巻く状況に変わってきます。

この方の場合、2度目は2年ぐらいだったかと
思います。危惧したとおり難しい条件の中で、
終わりの方は、そうとう無理をして頑張ってく
れていました。

事情を知っているだけに申し訳ないことをさ
せていると、こちらも思いましたが、家庭を
取り巻く環境をどうすることもできずに、退
職されていきました。よく話し合いたいがそ
れができない、お互いの心が届かない期間が
あり、残念な気持ちをずっと心の隅にもって
おりました。

約2年前、ほなさんの店から10分ほど離れ
た、全国チェーンの有名コーヒー店に、あの
娘が勤め出したよと、かつてのスタッフが、
教えてくれました。

それを聞いて、子供さんが大きくなって、こ
れからは、かつて考えていたようなよい仕事
ができる環境になったな、よかったとほなさ
ん夫婦は思いました。

今回ばったりお会いした時、彼女の方から声
をかけてくれ、
「店長、あの時はお世話になりました。お店
 で教えてもらった接客が、今も生かせてま
 す。」
と連れている子供さんを紹介してくれました。
御嬢さんは、彼女似で、笑顔のかわいい14
歳でした。

なんでも有名コーヒー店の店長さんから、
「あなたの仕事ぶりは、他の人たちと違って
 いる。どこで仕事をしていた?」
と尋ねられたので、ほなさんの店で教えても
らった事、勉強したことを言ったら、とても
驚かれたそうです。

ほなさんの店では、いろんなことを教えて下
さる講師を招き、必要なら講演を聴きに出張
もありました。そこで教えてくださったこと
は、
「働くとは、はた(周り)の人を楽にするこ
 と。
 お客様は、生まれついての買い物のプロ、
 どなた様も公平に、自分の一番のお友達へ
 するような接客をしよう。
 明るい、元気なあいさつ、オアシス運動を
 実践しよう。
 この町にあってよかったと言われるお店、
 言われるスタッフになろう。」
というような内容です。コンサルタントだけ
でなく、お坊さんもおられました。

中心は、「店はお客様のためにある。」とい
う理念を一貫して教えてくださる先生でした。

スタッフの話(2)

2012年06月19日 | 日記
まっすぐな性格の方というのは、仕事の面白さ
を覚えると、その責任感も手伝って、仕事をや
りすぎる傾向があります。

独身なら健康だけに気をつけていればよいので
ですが、家庭をもった時から、今すべきことは
何か?配偶者の意向にも配慮して、家庭づくり
をせねばならないように思います。

この女性の場合、旦那様の意向は、子育てに手
がかからなくなってから、仕事に復帰してほし
いと考えていたので、今回の仕事は長く続かな
いもの、先で本格的な仕事を始めるとき、その
基本となるべき基礎の部分だけは、知っておく
べきだと考え、店でやる勉強会へ総て参加して
もらうことにしました。

ほなさん夫婦でやっている店は、地方の小さな
店ですので、お給料や待遇はたいしたことあり
ません。申し訳ないなと思いながら、スタッフ
に感謝しつつ、親の代から60年続いてきました。

ただ、ほなさんの店で仕事をして下さるような
女性は、そのほとんどが一生仕事をしていかれ
る、基本的に体を動かすのが好きな、下町の方
です。女性の仕事は、家庭事情に左右されるこ
とが多くなり、とても大変です。おそらく仕事
に専念できる時期は、独身時代と子育てが終了
してからのちではないかと思われます。

スタッフの話(1)

2012年06月10日 | 日記
昨日は会いたかった二人の方に、偶然お会い
することができました。

一人目は、昨年大きな手術をした友人です。
術後まだ完全回復ではありませんが、その健
康そうなお顔に心から安心いたしました。

二人目お会いした方は、夕方のスーパーの食
品売り場で、夫婦で買い物中にばったり。
向こうから声をかけてくれました。懐かしい
お顔ですが、ほなさんがお会いしたかった方
でありながら、お会いしにくい理由がただひ
とつありました。

この方は、移転前の店に勤めて下さった女性
スタッフです。ほなさんが仕事でシゴいた方
のひとりです。よく泣かしました。それだけ
負けん気のある方ですから、接客業には向い
ています。

接客販売の仕事をするには、
①強気 ②負けん気 ③思いやり
が必要だと言われます。弱いほなさんがシゴ
いたスタッフは、どの方もこれらの素質が備
わっていました。

彼女は、学校を出て大手ゼネコンの事務をし
ていたのですが、昔からほなさんの店へお買
いものに来てくださっていた縁があり、勤め
てくださるようになりました。

しばらくして結婚され、赤ちゃんにも恵まれ
店を退職しましたが、2-3年後に、子育て
ばかりだと気が滅入る、体を動かしたいと今
度はパートとして勤務していただけるように
なりました。
真面目で、きちんと仕事をやり遂げる方です
から、こちらとしては大歓迎でした。




6月公演、おすすめ二題

2012年06月09日 | 日記
梅雨入り宣言で、じめじめさも本格化。
日頃の汗かき日記の雰囲気をガラっと変え
て文化の香りを二題、ご紹介いたします。

最初はおなじみy&yが取組むアイヌのお話。
森さんの朗読は、どんな展開になるでしょう。
楽しみです。

もうひとつは、これまた地元でおなじみのジャ
ズオーケストラ、サニーサイドが、お寺で演奏
。母校、富田中学校のブラバンも名が出ていま
すから、出演するようですね。
詳しい内容は、直接主催者までお問い合わせ
ください。


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Office Y&Y 10周年記念

  森優子 朗読ライブ

   Teatime Concert
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2012年6月30日(土)



徳島ギャラリー Catch ( 徳島駅徒歩3分 )

昼の部 開場 13時00分 開演 13時30分


夕の部 開場 16時00分 開演 16時30分


前売2800円 当日3000円
(昼の部・夕の部 どちらも定員50名様
  フリードリンク付き)

お申込み・お問い合わせは

電話・FAX 088-645-2817 杉本 まで
または shoko_2005_sugimoto@ybb.ne.jp まで

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とくしま
夢色の風コンサート

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6月24日(日)13時から15時

雨天決行 入場無料

場所:正 福 寺
   徳島市勝占町半谷74
   

出演
  ザ・サニーサイド・ジャズオーケストラ
  徳島市富田中学校

主催:NPO法人 教育倫理プラザ
   とくしま 夢色の風コンサート実行委員会

共催:NPO法人徳島ミュージックユニオン

後援:徳島県・徳島市・四国放送・徳島新聞社
   NHK徳島放送局・読売新聞徳島支局

問い合わせ:佐々木(090-8694-4084)

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北杜夫さんの株の話(6)

2012年06月08日 | 日記
おしっこの出が悪く、だらだらと時間がかかる
ようになったと友人に言ったら、
「まだ出てるうちはいいよ。」
と返事があった。尿管結石から癌に至るまで、
ドキッとするような話が続く。これが現実なの
だ。

女房と家族に飼いならされ、いつの間にか、男
としての牙は錆びついてしまったと悲しんでい
ると、
「’男’なんて表現、あなたのどこにある?」
と言われそうですが、ほなさんだけが思ってい
る都合の良い男の美学は、いつの間にか歯槽膿
漏でグラグラに。その痕跡さえ危ない状態です。
女房、子供に媚をうり、かわいい爺さんを目指
さないと、平穏な老後はないのですね。

そういえば、独身時代に、父親に会ってくれと
女性に言われ、両親に会いに行ったことがあり
ました。
二人の間で結婚話が具体的に出ていたわけでな
かったが、そのまま進んで行けば、そうなるだ
ろうという予感はあったので、会いにいくこと
にしました。

記憶のかけらを集めて想い出すと、、、、
素のままの自分をみてもらえば良いと考え、た
いした手土産も持たずに行ったように思う。
ただ、自分の進むべき道、商人としてやりたい
ことを述べたが、それも小さい声で話すのがや
っと。
予想だにしていませんでしたが、結果はダメ。
自惚れていたというより、世間をしらなかった
からでした。

ただ、ほなさんは、すべての恋愛が結婚で成就
することはないと、理解できる年齢でありまし
た。
だから相手のご両親の結論をそのまま受け入れ
ることにしました。面接試験はペケ、ただ、そ
の理由を教えてと欲しいと頼みましたら、
「落ち着きがなく、変わることが多い。」
と。

そして注釈がついていました。両親は良いが、
本人評価があまりに悪すぎるからだと、言いに
くそうに告げられました。ほな本人がいけない
というのです。
一方的に解釈されていましたので、ほなさんは
少しだけ弁明し、この方とはもう二度とお会い
しないことにしました。

頭を掻きつつ、自分の甲斐署の無さを両親に報
告しましたら、父が怒って、どこで聞き合わせ
をしたか、誰がいい加減なことを言ったか調べ
てきました。よほど悔しかったのでしょう。

あること無いこと言ったのは、ご近所の方で、
聞き合わせに行った先が悪かったのです。でも
ほな自身がダメだからそういわれたのだと、案
外あっさりと自分に非があると思え、いいかげ
んなことを言った方を責めたいと思いませんで
した。

要は縁がないのです。自分には赤い糸は無いの
かも、、、。
若いほなでも、縁の不思議さ、大事さはわかり
ました。

結婚面接で落とされた者が言うのはなんですが、
この父親の気持ちは十分に理解できましたし、
子を想うあまり間違った判断をしたとも思いま
せん。ただ世間というもは、普通という人、ダ
メだという人、二つの見方があるとき、自分の
目で見ず、偏った見方を採用する方が多いもの
だと知りました。

ほなさんは、過去4度移転して、仕事一途で、
金をもたすと店に全部注込む癖があるのです。
被害は家族にいき、周りは堪りません。
この父親の評価の一部、当たっていたなぁと思い
ます。

こういう困った私を、妻の両親が拾ってくれまし
た。捨てる方あれば、拾って育ててくれる奇特な
人もあるのです。それが縁ですね。こんな私にも
縁があったのかと驚きます。

そして家族とはどういうものかと、長年かかって
ほなさんに教えてくれました。自分に欠けていた
ことなので、心からありがたかったです。
商売のことは自分の両親から受け継げますが、「
家族」を教えられる「商売人」は、ほとんど居な
いことでしょう。それは、生活の中心が「商売」
だからです。まず商売、まずお客様が大事、そう
でないと、いい商いなどできませんから。

でも根本の家族が無ければ商売などうまくいくは
ずありません。妻の母親は早くに亡くなりました
が、両親には、まさしく頭があがりません。
それで家族のために、女房のできないことを代わ
りに、せっせとするようになったのです。サービ
ス券もそのひとつです。

前にも書きましたように、でも、ときおり思いま
す。この光景をほくそ笑んで、喜んでいるのは、
妻ではないか?と。
ほなさんは「男の美学」を想い出すと、時折、
長年かかって躾けられた飼い犬に、なり果てた自
分に気づきます。

飼い犬は、己のご主人様の手を噛むことがあって
はならないのです。拾ってもらえたから飼い犬に
なれたのであって、ご恩を忘れてはいけません。
それが飼い犬の掟であります。

野良犬時代の「男の美学」に封印しなくちゃなり
ませんが、それにしても、女房がしてやったり!
と思うであろう姿を想像すると、穏やかな気持ち
が、今日も揺れるのでありました。

ワン、ワオーン!
野良犬時代の遠吠えをしておきましょうか。

北杜夫さんの株の話(5)

2012年06月07日 | 日記
お金のことや世間のことをよく知りませんが、
と20歳の時、大学を辞めて結婚した妻は、そ
の後の生活でだんだんシビアになってきた。

以後夫の移転ぐせにより、そのたびに夫婦の全
財産、へそくりまでも吐き出さざるをえなかっ
た結婚生活であり、それらを乗り切るためには
しっかりせざるを得なくなったのである。

新婚当初は新聞の勧誘が断れず、読まない新聞
をとっていたのが、近頃では、仕事でほんのた
まにある「値引きサービス」がされていないと、
問屋さんにクレームをつけるまでになった。
人は変わるものだ。

こういう姿をみると、うちのカアちゃん、しっ
かりしたなぁ、と思う反面、本来のノンキな性
格で居てくれたほうが、世の中泰平でなんぼか
安堵できるのと思う。でも、ほなさんの稼ぎの
無さと、夢かと思うような日本の厳しい現実か
らは望むべくもない。

それでも妻がただひとつ苦手なことがある。そ
れはクーポン券などを集めることだ。
サービス券を絶対に集められない、というより
は、使おうとしないのだ。単に恥ずかしいから
ではなく、使う場面では、サービス券のあるこ
とをすっかり忘れている、それが妻だ。

大阪に券10枚貯めると1枚のソバをサービス
してくれるお店がある。ここの蕎麦は美味いか
ら、そんなサービス券など出さずとも繁盛する
だろうが、いつも期限なしのサービス券をくれ
るのだ。

自分のこずかいや、娘へ援助もせねばならんと
思うと、ほなさんはひたすらここのサービス券
のザル蕎麦を食い、息子が置いていってくれた
マクドナ○ドの0円コーヒー券を手に走る。

私が無料券を出すと満面の笑みをたたえたレジ
係りが、
「お客様、コーヒーはSですかMですか。」
とかわいく尋ねるので、
「タダのコーヒーだけ、、、期限が今日までだ
 から、、、ね。」
と頼むと、
「Mは50円かかりますから、無料はSです。」
と言い出してくれた。ほなさんが言うたびに、
レジ係りから笑みが減っていくように見える。

それでもほなさんは、砂糖とミルクをしっかり
つけてもらい、カップに入れ、やがてマクドの
コーヒーはなかなか美味いなぁと、ひとり悦に
いるという、小市民の生活を続けている。

こんな生活のおかげで、私の車のダッシュボード
は、サービス券が山となった。中でも最近多いの
は、ほっと○っとの弁当の100円引き券。
弁当が100円引きだと、それでさらに味噌汁か
サラダをつけても同じ値段になるのだ。素晴らし
い、、そして、助かるんだまたこれが、、、。

ふと、、、思うことがある。
こんな男に誰がした!
良いお父さんを演じなければならないのは、
ホントーに、大変なのだった。

北杜夫さんの株の話(4)

2012年06月02日 | 日記
ほなさんは貯金を持たないのに、子供や家のこ
とで金が要りようになると、私に話がふられる
ことへ、受けた私自身が不思議な感じがしてい
る。

サラリーマンのようなボーナスや退職金がない自
営業者であり、しかも金ができると店に注込んで
きたから、私にお金を無いことを、周りの者、子
供たちは十分知っている。

二年前、ウチには金が無いから出せないぞと言っ
たら、そそっかしい娘が、わが両親はとうとう銀
行から見放され倒産したものと勘違いし、泣きな
がら電話をかけてきた。

経済学部を出た娘に何度も経理の説明をし、やっ
と理解してくれた。こいつは大学で何を学んだ?
と思えるような初歩の話をして納得させたが、今
後は、金が無いからノーとばかりも言えないなぁ
と思ったしだいだ。

普通は、妻がしっかりと家計を切り盛りするよう
であるのに、かつてわが妻はお金にウンと無頓着
であった。

結婚した数年後、仕入に行った妻に、今日はいく
ら(金額)仕入したかと尋ねると、
「うーん、わからん。」
と言うので、
「明日、どこへいくら送金したら足りるかを知り
 たいから、自分が買った金額がわからんのでは
 困る。」
とさらに聞くと、
「そんな面倒なことなら、もうせん(しない)」
とあっさり仕事を放棄するという。

婦人服は女房に仕入してもらわないと、とても私
のセンスでは及ばないので、次からたずね方を替
えることにした。
「どのくらいの量、仕入したで?」
と私は両手を広げてみた。枚数は覚えているはず
がないから、量を手掛かりに仕入金額を推計して
みようと考えたのだが、これではまるで子供への
質問だ。

すると妻は、
「そんなこと考えながら仕入なんかできんわ。」
と怒りだすしまつ。
それでもそれから後は、金額は判らんでも、だい
たいの量を言うようになり、やがておおよその金
額も報告してくれるようになった。
ただし、女房が
「あそこは40万がぐらい仕入れた。」
と言えば、私はそこへ80万送金しなければならな
かったのだが、、、。