ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ゴルフの神、降り立つ(終)

2014年12月30日 | 日記
森田プロの頭の中には、トラブルになった時点
で、+1打のボギーでこのホールを終えるとい
う計算があったことでしょう。

このあたりが、われらのゴルフ、
「ゴー、フォワード!」
との違いです。われらのゴルフは、とにかく前
へ、グリーン目指して1ヤードでも前へという戦
法です。バンカーや小川、池を乗り越えて行こう
としますから、時として、自分のやっている競技
は、ラクビーかアメフトだったか?と思います。

こういう場当たり的なやり方では、スコアそのも
のにバラつきが出て、安定してスコアを縮めるこ
とはできませんでした。
「スコアメイク」ではありませんからね。

一方、世の中には、スイングに関することばかり
があふれております。スイングさえきちんとでき
ればスコアは飛躍的に伸びるばす、ということな
んですが、当たり前と言えば当たり前の話です。

ところが、10年以上やってくると、ある重要な「
真実」に気づくようになりました。
美しいスイングが飛距離を伸ばし、良いスコアに
なるということに直結しない!のです。
美しいスイングは、美しいだけであるのです。

美人は、気立てが良く、料理もうまく、妻になれ
ば最適である、とは限らないのでした。
そういうのは、どこまでも妄想でしかありません。

美人であることと、良い人柄であることと、料理
がうまく良妻賢母であることは、まったく別のこ
となのだ、ということが判るようになるには、ほ
なさんのように、ツライ、苦しい、涙なくしては
語れない過去が必要なのかもしれません。
つ、辛い、、、、でも真実です。

さて、スイングそのものは安定しないものである
ことにも気がつきました。そのままでは、ね。
ほなさんの貧弱な筋肉、というよりペランとした
下半身の筋(すじ)は、前半、後半とラウンドが
進んでいくにつれ伸びきってしまい、動く上半身
を制御することができず、壁などどこへ行ったか
と思えるほど、体全体がボールの方向へ突っ込ん
でいくのが常です。

ですから、どんな有効なマシンを買っても、トレ
ーニングなしには、安定したスイングは手に入れ
られないものであるのです。
スイングに問題があるのではなく、己のこの貧弱
な肉体が問題の宝庫なのでした。

ナイスショットは、たまたま、でしかありえない
ことなのです。
ほなさんレベルは、基礎体力をあげること、それ
が一番の近道、なのではないか、と年末の窓ふき
に体力の無さを感じつつ、思ったようなしだいで
ありました。

みなさまに幸多かれと祈りつつ、、、、合掌






ゴルフの神、降り立つ(11)

2014年12月23日 | 日記
コース隣の山に分け入っての森田プロのプレーは
15分もかかったでありましょうか。
途中、遅延プレーになるのではないかと心配した
ほどでですが、審判員が傍に居て相談していたの
で、安心といえば安心でありました。

当初ほなさんには、なぜこのような場所で、打て
ないのが判っていながら、時間をかけているのか
、わからなかったのでした。
ここで打開策を探すより、アンプアブル宣言をし
て、一打罰の上、打ち直しをすべきである、と。

たぶん、ほなさん以外のファンも、同じことを思
った方もいたのではないでしょうか。
ところが森田プロは、目の前の一打に集中してお
り、そういう選択肢はまったく頭にないようでし
た。
そして結果として、ボギーであがったのです。

われら月1ゴルファーは、球のある場所から打ち
やすい場所へ6インチだけは移動しても良いという
「6インチローカルルール」に慣れきってしまい、
目の前の困難な場所から回避することばかりで、
森田さんのプレーをみて、創造的チャレンジを忘
れてしまっているなぁと反省しました。

「やっぱりすごいよね。」
帰りの車中、1打にかける情熱というかイメージ
というか、プロの頭の中の観てみたい、いったい
いく通りカップインへの道筋があるのか、同伴の
仲間と話し合いました。




ゴルフの神、降り立つ(10)

2014年12月22日 | 日記
大会ルールの救済適用で、ボール位置をドロップ
することができたのですが、どこに落としても球
は停まらず、下のカート道路の側溝まで流れてし
まいました。森田プロは苦笑しました。

そうなることは、火を見るより明らかでありまし
たが、ルールという奴は、順番通りにしないと、
ルールに添ったとはいえませんので、判っていて
もあえてやることに意味があるのです。

もとより落ち葉で止まっていただけのことですか
ら、そっとそこに置くことをしても留まれない斜
面です。ドロップ位置に一番近い場所でなおグリ
ーンに近づかない場所となると、もうそれは、さ
らに上の木の根っこ傍の窪みしかありませんでし
た。

そんな場所でクラブがまともに振れないだろう
と皆、思いました。
審判員立会いの下、そこにそっとボールを置き、
斜面につま先立ちした森田選手は、カート道路
からさらに下のフェアウエイをめがけて、打ち
だしたのであります。

人妻となった「さくら」選手がこっちを見上げて
おります。と、球は木々の間を抜け、カート道路
横の斜面をかけ降り、見事にフェアウエイ傍のラ
フに入り込んだのでした。

「グッドショット!」
そこにいた観客が叫びました。
そして森田選手は、このホールを5打、ボギーで
凌ぎ切ったのでした。

われらなら、10打とかギブアップも覚悟したこと
でしょう。
お見事!というほかありません。
昨年の賞金王は、伊達じゃなかったのです。

ゴルフの神、降り立つ(9)

2014年12月14日 | 日記
それは森田プロが放ったOB弾です。
コース右の林を超え、カート道のさらに右手の山
めがけて突っ込んだティーショットでした。
我らなら林で収まるものを、飛距離が出る森田理
香子さんは、そんなものでは終わりません。
周りのおっかけファンの誰もが
「あっ!OB」
と声を上げたのです。

エリエールゴルフ場には、通常のコースの倍もあ
る広いカート道路が走っておりました。そのさら
に右山の中腹、森田選手の頭の部分ほどの高さに
ボールはありました。
ボールを探すボランティアの方が、それを指して
待っていますと、審判員が到着し、そこはOBで
はない、ことを宣言しました。

森田選手、専属キャディさんらとその場に居た30
人ほどのファンから歓声があがりました。
でもそこは80度はある急角度の斜面、岩の上の落
ち葉が支えとなり、なんとか球は留まっているだ
けです。普通にドロップしたら、下のカート道路
まで落ちてしまうことになるでしょう。

さて、こんなところをどうやって切り抜けるので
しょうか?
いや、日本女子のトッププロといえど、できない
ことはできない!現実でありました。
見ものです。



ゴルフの神、降り立つ(8)

2014年12月07日 | 日記
エリエールオープンは四国の愛媛と香川の二か所
あり、毎年交互に大会を開催しています。昨年の
優勝者「森田理香子さん」は、愛媛コースでの優
勝ということになります。

ゴルフ場にはインコースとアウトコースがある場
合が多く、入口でもらったスタート順をみて、今
なら誰がどのホールいるだろうかと想像し探して
いきます。さて、誰を観たいかなど、皆で相談し
つつ、、、。

今日の本命は、「さくら」、「理香子」、「桃子」
が同組となっているパーティです。予選とはいえ、
大勢のファンを引き連れホールを移動しているのが
、一目で存在がわかります。こういうファン必見の
組み合わせは、主催者側の演出なのでしょう。

途中、あの不動さんがフェアウエイを闊歩する姿を
目にしました。不動ファンのほなさんとしては、
ついて行きたい、でも、皆と離れなくてはならない
、と迷っているいるうちに、速足で不動さんはさっ
て行きました。TVより遥かにスレンダーの不動さん
なのでした。
不動さんのキレのある生アイアンショットが観てみ
たかった----!

細身小柄のさくら、堂々とした桃子、ひときわ溌剌
の理香子、この三人組がほんの数メートル先に居る
のですから、おじさんらは文句なしについていくこ
とになります。
(ゴメンね、不動さん)

しかしこの後、ほなさんらはTVでは滅多とみるこ
とのできない、いや、初めて見た光景に、
やっぱりプロはすごい!と唸ったのでありました。
さて、、それは、