ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

熱中症になった姉

2016年08月21日 | 日記
3年前夫が亡くなり、ひとり暮らしとなった姉の子
供から
「母から電話がかかってきた後で、電話をかけ直し
 たら話中のままになっているから、おじちゃん、
 見てきてくれん?」
とほなさんの携帯にかかってきた。

自分たちの父親が亡くなった時、銀行預金がおろせ
ないだろうと、子供三人が各々できるかぎりの現金
を持参して駆けつけてくるような、手際の良いそし
て母親思いの子供たちだから、よほどのことだと思
い、ほなさんは快諾して姉の自宅へと走った。

姉の家は隣の市にあり、町はずれにある。途中、ド
ラッグストアで「経口飲料水」を買う。
「ポ〇リ」や「アク〇リア〇」より何倍も強力だか
ら、ほなさんのような老人相手の仕事では、夏はと
りあえず「経口飲料水」を飲んでもらうことにして
いた。ゼリータイプもある。

かつて大〇製薬が販売開始したころ、介護関係者を
集めた大規模な説明会があり、ほなさんも参加した。
そこでは、「経口飲料水」という「輸液」を開発、
販売するのだと教えられた。

つまり「飲む点滴」だというのだ。病院に行かずと
も、飲ますだけでよいなら、ほなさんにだってでき
る処置である。ボトルの横に、100ml単位のメモ
リもある。何も全部飲まなくてもよいし、第一、約
200円ちょっとと経済的だ。

去年のこの時期、ほなさんのお客さんのところを回
ってみると、あきらかな熱中症の方がいたので、慌
ててご家族に連絡をとったりした。その時、経口飲
料水を飲ませておくべきだったと反省したのだった。

うちの家族で試してみると、たった100mlでも飲
ませると、30分後には元気を取り戻してくるのが分
かった。効く!というのが実感だ。
それで姉にも飲ませようとしたら、これがまた頑固
なのを忘れていた。弟のいうことなんか聞く人では
なかった。

本人曰く、
「クーラーもつけているのに、熱中症なんかじゃな
 いわ。」
といいつつ憮然としている。血圧が急に上がってフ
ラフラしているのだと、血圧のせいだという。

クーラーの風が皮膚から出た汗(水分)を奪ってい
るのに気付いていない。でも、ちょっと考えるとク
ーラーをつけると乾燥することぐらいは分かるのに、
熱中症の文字からくるイメージの暑さばかりに捕ら
われ、体の中の水分量に関係することに気付かない
でいるのだ。今、姉の血管は、水分を失い、ドロド
ロとなって血圧が上昇しているのだろうと思った。

それで何があるのか問うてみたら、
「冷えた番茶がある。」
と姉が答えたので、それを飲め、と言ったら、自分
でも少し危険と感じたのか、また、自分の家のお茶
を飲むぐらいならプライドに傷がつかなかったのか、
素直にゴクゴクと飲んだ。

息子のひとりがやがて到着すると聞いて、帰ること
にしたが、この頑固さはどうだ、「相変わらずの姉
ちゃん」であるなぁ。

到着した息子から電話がかかり、
「たぶん熱中症だから、水分取って安静にしてたら
 いけると思うよ。」
とほなさんが伝えると、
「クーラーをかけていたのに、、」
と同じ疑問を口にした。
と母親と同じことを言ったが、その後孝行息子は心
配だったから病院に連れていたったら、やはり熱中
症といわれたそうな。

ほなさんは素人だから判断はできないが、体という
ものにとって、「水分量」はとても大事な要素であ
るように思う。
脳梗塞や心筋梗塞、おしっこ系にも関係してるのじ
ゃないかしら。

とにかく多めの水、ミネラルウォーターじゃなくて
結構です、いつでも水分を多くとる習慣を身につけ
たいものですね。

最後に一言、
「ポ〇リス〇ット」の1本(500ml)あたり、8個
分の角砂糖が入っています。
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新型?「育毛剤」(2)

2016年08月08日 | 日記
ほなさんがドラッグストアで買ってきたものは
有名な商品によく似たものであるが、価格は
¥499の代物だ。女房の奴は、一目で見抜いた
ものとみえる、、、ぐぐっ、侮れないと内心思
った。

「なんでそんな(バッタもん)買ったのか?」
と迫る女房に、
「パッケージが黒いのは、いまCMやってる流
 行のものだろう。あれと同じ容器で、名前も
 一字しか変わらないじゃないか。それで499
 円て、いいと思わないか。」
と返事したほなさんを、女房は呆れたようにみ
たのだった。

「まっ、なんでもいいんだ。頭につけて悪いも
 のは入ってないだろうし。」
とお気楽にいう夫に、意を決した女房は、
「こんど効くのを買ってあげるから、それが
 無くなる頃に言いなさい。」
と言った。

ここ数年我が家の家計の苦しさと言ったら、安
倍総理の演説と裏腹に、それはそれは厳しいも
のがあり、わけのわからないことの書いてある
化学薬品だか化粧品だかを妻として使う分には
許せても、とても配偶者の髪の毛まで配慮でき
る状況にない。

であるのに、女房が夫のために育毛剤を購入し
て下さるなんて、東京スカイツリーから飛び降
りるぐらい、これはよほどの決心があるとみた。

夫への深い愛情からか?
いえいえそれは諦めであることは間違いありま
せん。
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新型?「育毛剤」(1)

2016年08月07日 | 日記
一年前のこと、
ほなさんの慎ましい小遣いから捻出して買った育毛剤
をみた女房は、
「そんなの効くわけない。」
と言い切った。理由はただひとつ安物だからである。

整髪料やトニックをまったく使わない、散髪屋とゴルフ場
の風呂場で無料のものしか使用したことのない私にとって
「育毛剤」を買うなんて行為は、40年以上したことがなか
った。だから何を買ったらよいか分からないでいた。

夫婦も長年になると、痛いところを一直線にブスリ突い
てくるものだから、返す言葉も出ないものなのだが、今
回ばかりは、半年先に「50年同窓会」を控えており、も
はやこれ以上髪の毛を少なくできない状況だった。

あこがれのマドンナと会わないだろうが、ほなさんの髪
の毛の薄さをみて、級友たちに、50年という月日の長さ
を感じさせるわけにはいかない、幹事として。

「ほなさん、この50年苦労したんだね。」
と目の上の一点をみて、感慨深げに仲間たちから言われる
のは絶対にイヤなのだった。
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