ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

城山三郎さんとゴルフ

2008年01月31日 | 日記
文壇のゴルフ大好き人間のひとり、城山三郎さん
の対談集のようなものを、冬の夜長に読んでいま
す。

城山さんは医者から勧められ、ゴルフか釣り、ど
ちらかを選びゴルフになったそうです。
平凡なほなさんが言うのはなんですが、仕事のや
りすぎと本に溺れたんでしょうね。まったく寝て
なかったというのですから。
しまいに高いところへのぼってぶら下ったりする
奇行が出るようになり、病院で見てもらったら、
「この人には睡眠がまったくない」と言われたそ
うです。

それで勧められるままにラウンドしてみたら、眠
れるようになった---ゴルフに命を救われた、と
何度も書いてありました。
現在のようなカートに乗ってプレーするのと異な
り、徒歩の時代ですから、特に体にはよかったと
思われます。

活字というのは不思議なもので、読みはじめると
日も夜もなくなる時がありますね。歌にリズムが
あるように、読むという行為自体にリズムが生ま
れ、話の筋立て如何にかかわらず、読破するまで
終われなくなり、終わるとまたすぐ次の本に手が
いきエンドレスになる。ゲームやパソコンなども
同じでしょうか。

これをずっとやっていると、誰だって運動不足、
頭と腕の一部しか使わないのですから、神経のバ
ランスがくずれますわね。

3番ホールの横で

2008年01月20日 | 日記
3番ホールは混んでいた。
ティーグランド脇に、テント張りの風除けの場
所がある。そこで背を丸め、風をやりすごした。

製薬会社に勤めるというYさんは、去年、プロ
ゴルファーの某氏とラウンドしたそうだ。どこ
かの社長さんが、ジャンボ尾崎と競った某氏を
呼んでおり、フィー費用程度でラウンドレッス
ンしてくれるというので、Yさんも同席したの
だそうだ。

その某氏の話によると、プロゴルファーはトッ
プのほんの数人の者しか専業で食っていけない
そうで、次のグループの30人ぐらいにその某
氏も入っているのだが、こういうラウンドレッ
スンなどの副業もしなければならない、とか。
そしてYさんは、
「ゴルフ場って、いくらで買えるかしってます
か?」
と言う。

あまりに突然の質問だったので、再度尋ねたら
「いろんなゴルフ場が売りに出てますが、最低
は5千万から買えるそうですよ。何億もすると
思うでしょうが、実際の取引きは、5千万から
あるのだそうです。だから、某氏が買わないか
と、みんなに勧めてましたよ。」
とYさんは言った。

緑豊かなゴルフ場が、たったの5千万で買える
とは意外でしょう、とYさんは言いたかったの
だ。5千万なら、土地つきの住宅価格だから。
そういえば、バブル崩壊後、日本で超有名な
銀行が、驚く安さで外国資本に買われたことも
あったっけ。私には買えないけど。

つい1-2ヶ月前、地元のゴルフ場が倒産した。
地元メディアがバックだったというので、会員
券を買っていた友人は、怒り狂い、罵詈雑言の
電話をかけてきた。
たまたま再建が決まって数日後、そこに立ち寄
ることがあった。なんとも異様に暗い雰囲気が
たちこめていた。照明ランプだけのせいでなく。

再建されるらしいが、それがうまくいかない場
合は、売られてしまう。会員券をもてないほな
さんには縁遠い話だが、メンバーさんには気の
毒このうえないことだろう。

前の組が打ち終わり、ティーグランドが空いた。
前の組にもレフティーさんがおり、ほなさんと
同様に、ドライバーが苦戦しているようだった。
「3発打ったよ、あの人は。」
とYさんが教えてくれた。左利きはOBを量産
する運命にあるらしい。
さあ、今度はYさんの向かい風ショットだ。





Yさんのバーディ

2008年01月18日 | 日記
Yさんの球はグリーンのすぐ手前まで飛んで
いた。アプローチはほんの数ヤード転がすヤ
ツでなければ、オーバーしそうだ。そして、
それをいとも簡単に乗せた。
ドライバーが飛ぶと、ゴルフもシンプルになる
なぁとおもった。

ほなさんの球はグリーンから離れた場所にあり
ラフのボールを打とうとして、手加減したため
に打ちそこない、半分も近寄らなかった。
雑誌を読むと、グリーン周りは「緩む」んだそう
だ。ボールに手加減してあてなければ、と言う思
いがあり、それがジャマするという。

もう一回いくぞ!、気持ちを新たに素振りをし、
9番Iをパターのように振った。満足はできない
がカップの先1mだ。そこから2パット、計6打。

Yさんの球はカップ手前1mちょい、緩やかなの
ぼりの理想的な場所にあった。このグリーンはカ
ップの手前から攻めるとやりやすそうだ。勝手な
もので、他人のことならよく判断がつくのだ。

「これは、ええわー。」
とほなさん。
バーティパットは慎重だ。Yさんはゆっくりし
たストロークで振った。球もゆっくり発進し、
スピードは最後まで変わることなく転がり、そし
てカップに吸い込まれていった。

「ナイスバーディ!いやぁ、すごいなぁ。」
ほなさんは羨望まじりの賞賛の声を出す。転がり
が最後まで変わらないのは、なんと言ってもうま
い。
Yさんは嬉しそうにした。それから自分の仕事の
ことやゴルフ暦を、ぽつりぽつり話しはじめた。

中国地方の県へ単身赴任しているが、正月で帰っ
ていることやこのゴルフが終わったら、今晩中に
帰らねばならぬこと。去年、プロゴルファーにラ
ウンドレッスンをしてもらったことなど、おしゃ
べりの私には、その方がリラックスでき、楽しい
時間だった。ゴルファーの話は興味深いことが多
い。

2番ホール

2008年01月17日 | 日記
左端にあるティーマークの一番右側から打つと
ほなさんはやっぱしひっかけ、隣のホールとの
境へ球は飛んだ。いや飛んだという表現は違う
、転げた。
手でこねた球は、レディースティを超えたとこ
ろで落ち、それから転げ、隣のホールの手前の
ラフで停まった。

あー、やってしまった。次の二人連れがこっち
をみている。知らない人でも、やだなぁと思う。

Yさんはビュンビュンとクラブを振り、準備と
同じ勢いのまま本番でも振った。見事!だった
わ。
追い風にのり、右に出て行った球は、昇り詰め
ようとしつつ、左に曲がりながら落ちた。これ
はよく飛んだ。

ほなさんは駆け足でカートを引いた。横を通っ
ても次の組のふたり連れは、ほなさんの顔を見
ないでくれた。悪いショットの時は、その人を
みないという武士の情けだ。
こんな情けはうけたくないぞ。

平らな右ラフの、枯れ草の上にチョンとのって
いたボールを打った。今度はきれいに当たった。
金属音と共に、右にあるヤシの木の左側を抜け、
グリーンの左へ球はゆく。
おい、そんなに向こうまでゆくな!

レフティの嘆き

2008年01月15日 | 日記
2番ホール(293Y,パー4)は、ほとんどストレ
ートなコース。まっすぐいって左に大きな木、
右にヤシの木があり、そこを過ぎると右側にグ
リーンがある。グリーンの手前と向こう側に、
浅いバンカーがあり、バンカーの右奥は池とな
っているが、この池はほとんど影響がなく、多
くの人はあることを忘れるほどだ。

1番で受けたアゲンストの風は、2番ではまと
もなフォローとなる。ドライバーで距離の出る
人なら、グリーンのすぐ手前までゆくことがで
きるという。ほなさんには縁の無い話だ。ほな
さんの一番飛んだ時は、左側の大木の下にボー
ルはあった。のこりを何番で打ったか覚えてい
ないが、ハーフショットしたように思う。ただ
の一回こっきりのことなので、仰天してしまい
記憶は定かでない。

このコースは、向かって左の端の隅にティショ
ットのマーカーがあり、そこからしなければな
らない。そこに立つと、あまりに左端すぎて左
ギッチョの私には不利だといつも感じてしまう。
左にスライスが出る私は、できれば中央付近に
広くティショットできる幅がほしい。それがダ
メならその次の希望は右端だ。これならスライ
スしても、球がコースに残る可能性がありそう
に思える。

左端の場合は、ちょっとスライスするだけで隣
のコースだし、右側を向いてコースを斜めに縦
断する球を打とうとすると、手首が返って右に
ひっかけ、これまた隣コースに飛び込む。ティ
ショット位置が左端というのは、ギッチョには
難しいぞ。ギッチョの先輩ゴルファーが、コー
スの攻略はレフティに損だよ、と言ってたが、
なるほどなぁと思った。右の人用にコースは作
られているからね。


草原に生きる”ライオン”

2008年01月14日 | 日記
グリーンの隅にオンしたボールから、カップの
ある位置までは遠かった。砲台グリーンという
ヤツは、下から見てると旗竿が近くにあるが、
実際はかなりの距離がある場合が多い。それが
わかっていながら、目にうける印象にびびって
しまう自分が居る。第一に、グリーンへのアプ
ローチの段階で何ヤードあるかと考えていなか
ったしね、このあたりが成長がないというもん
だ。あとでわかっても遅いよな。
ほなさんはどこまでもライオン、草原が似合う。

グリーンの右側は大きなバンカー、その先には
2番ティーグラウンドが見える。2つ先のグルー
プがティーショットを終わりでていった。
われわれのすぐ前にいた組は、煙草を吸ったり
し手持ち無沙汰そう。川上からくる風に背中を
向け、寒そうに待っている。

われわれは急ぐ必要はないから、パットに時間を
かけよう。めったにしないカップの上からも見た。
日頃はそこまでやる時間がない。なんでないのか
?というと、自分の他のプレーが遅いのと、芝を
読んでもわからないのが原因だ。すべては自分が
悪いのよ。

カップの上から見ると登りにみえ、下から見ても
登りにみえることもよくあった。めがねのせいか?
と遠近のどちらでみたら、さらに判別不能になっ
た。ここの場合は、横からみたら登っていたので
ほなさんにも打ちやすそうだ。

グリーン横のラフから9番で転がそう。昨日、9番
アイアンは練習した。距離は10Yほど。思い切り
短くもって、パターの要領で、
「コン!」
ボールは冬の硬いグリーンを転げてゆく。ここ河
川敷のグリーンは青々として、剥げた場所が少な
い。よく手入れしてあるのだろう。ある爺さんが、
グリーン整備は、何某という人物がやっているか
ら、県内一番だと教えてくれた。ボールは緩やか
な回転をみせ、カップの手前から左にきれながら
30cmほどのところで停まった。

少し弱かったのか、左に傾斜していたのか、ほな
さんがどう薮睨みしても、これ以上判らない。芝
の芽がどうのこうの傾斜がどうのと丁寧に教えて
くれた人もいたが、芝芽の濃淡までみる細やかな
神経は持ち合わせず、グリーンの傾斜を観ている
己の体がすでに傾いては、ほなさんには縁遠い世
界だった。

同伴のYさんは、
「ナイスタッチ」
といって誉めてくれた。ほなさんにしては上出来
だ。Yさんも2パット、お互いにボギー発進だ。

お茶しませんか

2008年01月12日 | 日記
「汗かき日記」の本編は、やっと1番ホールのグリ
ーンに乗ったところですが、急ぐ旅でもないでしょ
うから、ここで一服、お茶でもしましょうか。

立ち話もなんでしょうから、ま、ま、こっちへお入
り下さいな。
ええ、え、そこにおかけくださいね。
静岡のおいしい新茶が手に入りましたから、一口
飲んでいってくださいよ。
手盆で失礼しますよ、ここに置いときますわ。

問わず語りもなんですが、、、
静岡の商友、ヤマちゃんという青年から、静岡の
新茶を送られるようになって15年。おかげで美味し
い新茶を飲むようになりました。これ、うまいでし
ょう。
一口飲んだら、素人の私にも違いがわかりました。
「お茶」を飲んで心身ともにほっと一息するという
のがよくわかります。

ところで、ライオンの主催者、NARASETUさんから
ほなさんはゴルフはひよこ上がりのライオンだけど
川柳はシングル級かもね、と評していただいたこと
があるのですが、、、、
「ゴルフ川柳」に「ゴルフバム」さんと言う方が
おり、この方の作る川柳がとても面白いのです。

それで、いつものように勝手に「ゴルフバム」さん
の新作をご紹介します。
ゴルフバムさん、ごめんなはれ。

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初打ちに出かけてきましたが、川柳ネタだらけのラ
ウンドになってしまいました。


「初春や 今朝も元気に フォア!の声」


「ピタリ付く ピンではないぞ 木の根元」


「バンカーの 手前で助かり 次入れる」


       「ゴルフ川柳」の掲示板より転載
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どうですか、光景が目に浮かぶじゃありませんか。
いかがでしょうか、お茶を楽しみ、時間を楽しみ、
おしゃべり、川柳、面白いですね。
また機会をもうけて、お茶しましょうよ。
    

エッジにオン

2008年01月11日 | 日記
「A」と印されたアプローチというクラブでショ
ットした。それでもやっぱりミスし、乗ったもの
のグリーンの端。よくもまあそんな端に乗せたも
のだと思うくらいの場所だった。

女房の実家の法事の席のように、
「ほなさん、久しぶりなんだから、もうちょっ
と、こっち来なさい。」
と嫁の父親から言われても、
「いや、たまの親子水入らずを私がじゃまする
のもなんだし、、。」
と端へ端へとゆき、隣の部屋との境までいってし
まう自分がいる。

女房の親や親戚筋がわずらわしいのではない。
そういう年齢はとっくに過ぎた。ただ、兄弟まで
は判別できるが、それ以上の叔母や叔父、そうい
う人々が一同に入り乱れた時、親戚筋の相関図が
理解できないのだ。そして、田舎の人たちはみな
団結力と性格がいいから、よく話しかけてくれる。
大事にされればさればされるほど、気付いたら、
トイレにゆく回数が増え、隣の部屋との境に居つ
いている。

反面、女房はというと、たえず夫の親戚の誰々と
誰はどんな関係なのかと、私によく尋ねてくる。
が、ほとんど私は知らない。
そのたびに、
「え?それ誰?」とか、ひどい場合は
「へぇー、そうだったのか。」
とかの返事をするので、いい加減すぎると私はよ
く怒られてきた。
気付いたら、自分家の親戚の法事にいっても、同
じように隣との境にいってしまっているようだ。

砲台グリーンの端っこに乗ったボールをみてYさ
んは、
「ナイス!」
と言ってくれた。ボールがうまくグリーンにのせ
たことを、見事!と言ってくれたのか、そんな端
っこに乗せたことを、見事!といってくれたのか
理解できなかった。でもまぁ、乗ったのだから、
十分に満足したい。
ほなさんに「端」は似合いの場所かもしれないね。

ほんとにナイスショットだったの?

2008年01月10日 | 日記
Yさんは土手沿いにある左のフェアウエイバン
カーから、グリーンに向かって打った。球にちゃ
んと当たった乾いた音がした。Yさんはなかなか
の腕前のようだ。

フェアウエイバンカーからのショットは、クリー
ンにボールをヒットしないと飛ばない。ボールの
手前を叩くとクラブの勢いが砂に殺され、思う距
離の3分の1もいかない。ボールの上側に当たる
とバンカーの淵にひっかかる。バンカーショット
は思惑通りの距離を出すのは難しいのだ。
Yさんの球は、砲台グリーン方向から、強い向か
い風に押され、グリーン右手前のラフに落ちた。

ほなさんはフェアウエイ中央から打った。残り距
離を見回すと、100ヤード表示板がみえた。
そんなにあるの?それよりずっと近くに思える。
アゲンストを考慮して、100ヤード打つつもり
でショットした。ほなさんもいっぱしのゴルファ
ーだ。

小さなクラブで打つと、球は思い切り高くなった。
予想以上の向かい風にあおられ、Yさんのボール
付近に落下した。それをみて、想い出した。私の
場合は、ここの距離は表示板に従ったほうがよい
ことを。
グリーン中央まで100だから、向かい風を考慮
して最低110以上打たなければならなかったの
だ。

カートをグリーンの右側に持ってゆく。ゴルフは、
歩きながらいろいろ考えるスポーツだ。
最初のティーショットの、惚れ惚れする球筋が
頭に浮かんだ。5番アイアンで高く上るボールを
打ったことがなかったのでそう思ったのだが、よ~
く考えてみると、向かい風に吹き上げられたせい
で、何も己の腕が上がったわけでなかったことに
気付いた。まぁ、そんなもんだわ。

Yさんがグリーンに乗せ、ほなさんも準備する。
1mほど盛り上がった砲台グリーン。盛り上がっ
た上に乗せるためには、フワリとした球筋でなけ
ればならないし、ピンの位置は手前だし、それら
がプレッシャーになる。
サンドウェッジだとダフッてはいけないので、次
のクラブを使う。これまでグリーン周りからサン
ドを使って何度もミスした。グリーンに乗せるの
に、三度かかる、なぁ~んちゃって。
使い古した親父ギャグを言ってる場合ではない。