ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

祈りの儀式

2008年05月29日 | 日記
「銀コン」のティグラウンドに立ったとき
はまだ腰に違和感があった。なんてったっ
てめったにない本コースでのコンペなんだ
から、今日は一日保ってくれよと祈る。

ほなさんにはもうひとつ祈ることが必要だ
った。それはお腹の調子だ。緊張したり、
場所が変わったりすると、途端に近くなる
傾向は、胆嚢をとってからさらに速さを増
した。トイレに入ってから出てくるまでの
時間の短さは息子をして、
「その速さは、もはや芸だ!」
といわれるほどになった。

息子に誉められ?ても、良いことばかりで
ないのだ。前回のここでのコンペでは、最
終ホール手前でトイレに走ったし、K師匠
に、車で送っていただいている最中には、
高速道路を二度もおりてもらう’事件’を
起こしてしまった。はた迷惑なお腹で、申
し訳ないかぎりなのだ。

ほなさんだけがそうなのか、と思っていた
ら、内臓手術をした人にはよくある現象ら
しい。某有名な国会議員さんは、日に10回
もところかまわずトイレに行かねばならな
いから、本当に困ると言っていた。
この議員先生の心情はよくわかる。
歳をとるにつれ、下ネタが身近になるのは
いたしかたないのかもしれないなぁ。

みなさんに迷惑をかけるからと言って、大
人しくしていることもできない。やっぱり
参加したい。だから、できるだけの体調管
理をしていると、それはそれで神経質にな
り胃酸が多く出るのか、また近くなる。特
急電車へのスパイラルだ。
困ったもんだが、同伴者への迷惑を思うな
らできるだけトイレに居なければならない。
ゆっくり食事と休憩がとれることはないだ
ろうね、私には。

5組中4組目。ほなさんの前がでていった。
女性ふたりの服装が、緑に映えて華やかだ。
1番はどんなコースだったか、思い出せない
でいた。

ティーグランドにたった時、
腰よ、曲がるな!
お腹よ、特急電車になるな!
そして、
ドライバーよ、ボールにあたってくれ!
この3つを、エンドレスで祈っていた。
よければホッテントットの祈りの踊りも
するべきだったかもしれない。
とにかくこの時間は忙しいんだから。

5月の緑の彩が、目にまぶしかった。

くたびれて、儲けなし

2008年05月23日 | 日記
受付の女性が、
「その頃にほなさんの奥さんを診たのは、こ
の若い先生です。」
というにいたって、こちらとしてはもうどう
しようもなかった。

「だからね、あの後、首筋が腫れてきて、整
形外科にしばらく通ったんですよ。」
と私は言った。若い先生は、納得がいかない
のかまだ、
「それは私だったのか?」
と尋ねてくる。
ほなさんは患者の手前、
「あなたに診てもらったどうか、私は覚えて
いないので、、」
とあいまいに答えた。

二人のしつこさに、いいかげんイヤな想いを
した。その場を去るとき、もう二度とここに
来ることもないから、どこかなじみの整骨院
を見つけなければ、と思いながら帰った。
それから当分、腰を痛めることがなかった。
ゴルフカートを引っ張って、歩いて歩いてと
やっていると、腰はスーっと伸びてくれた。

それが今回は、なぜかイヤな感じがお尻にし
たのだ。こういうのは、ほっておくとダメだ。
それで近くに出来た新しい整骨院へ行くこと
にした。今年に入ってから2度目のコンペまで
あと1週間なのだ。銀コンは、前回も前々回も
行けなかった。絶対に行かねばならないと、
せっせと通った。

10時半のスタートと言われて、家を1時間
半前に出た。ナビでみると、ゴルフ場まで時間
は約20分弱とでている。
こんなに近かった?っけ。

徳島市の中央を占める「眉山」の最後の尻尾
を右にみて、鮎食川に沿って山に入る。ここ
は徳島でもゴルフ場のメッカだ。鮎食川をは
さみ、右左に2個づつのゴルフ場があった。

骨折り損の、、

2008年05月22日 | 日記
ゴールデンウィークに仕事でがんばりすぎ、
母の日が終わったら、腰にきました。
「また曲がってるわ、店長の体。」
と言われ、急いで整骨院を探すことになり
ました。

通いの整骨院は、この前までありました。
そこには相性の良い先生ともうひとり若い先生
がおりました。私の担当の先生ではない、この
若い先生は「腕に難あり」でした。

と、いうのは、半年ほど前のこと、
女房と一緒に行ったとき、私はいつも先生に
診て貰い、気持ちよく帰ってきたのに、若い
先生に診てもらった女房は、その後だんだん
調子が悪くなり、整形外科へ行かねばならな
くなりました。
直すのに急ぎ過ぎたか、いらんとこ触ったん
でしょうね。女房はそれに懲りて、そこへ行
かなくなりました。

で、私がこの前ゆくと、担当の先生は他所へ
変わったとかで居ないというので、それじゃ
先生の変わった所へ行きます、というと、
ぜひ若い先生が診たいとおっしゃるのでした。

「いやぁ、それは困るんですよ。」
まさか他の患者が治療して居る場所で、
「ヤブの先生に診てもらって、病院のお世話
になりたくないのです。」
という、本音をいうわけにいかない。それで、
診てもらうことを、まわりくどい理由をつけて
断っていると、
若先生は、こちらの態度にじれ、
「なぜ私じゃダメなんだ。」
と詰問してきました。

「いやそれは、、、、患者というのは先生に
つくもんですよ。私は前の先生に診てほしく
て来てるんですから、、、。」
とほなさんがズバリと返事しても、患者という
お客を失いたくないのか、面子にかけて後へ引
く様子が見えない。

受付の女性まで、
「ここのシステムは、先生が変わったら、次の
先生が診る様になっているんですから、この先
生に診てもらってください。」
とまだ押してくる。

いいかげんに気付けよ、と想いながら、オーナー
も知り合いでしたから、穏便にその場を逃れよう
としました。
「先生、私はさっきも言いましたが、患者という
のは先生につくものなんですよ。だからそのよう
にさせてください。」

すると、若い先生の顔は青ざめて、
「なんだ、私の腕に文句をつけるのか!」
と言う。沽券にかかわるんだろうね、若いから。

すぐさま帰ろうと努力してきたのに、二人の態度
があまりに硬化し、こちらも引くに引けなくなっ
た。だから小さな声で、ほなさんは言った。
「じゃあ、言いますが。ここで半年ほど前、うち
の女房が知らない先生に診てもらい、病院通いし
たんですよ。だから知らない先生には診てもらい
たくないんです。」

こう言って、ふたりに納得してもらい帰ろうとす
ると、さらに火に油を注いでしまったらしい。
このふたりはまだ気付かないで、ついに犯人探し
をはじめたのだ。
おいおい、犯人はオメエだよ、先生。そんなこと
調べてどうすんの!

いってる傍から、診察記録を調べはじめ、この若
い先生しか居なかった事実を調べだした。
こうなったら、ほなさんがせっかくオブラートに
包んだ話が、背中に低周波治療器をあてている患
者さんに知られてしまうではないか。それを知っ
た患者さんは、寝たふりしてても、内心、
「私は大丈夫?」
と不安に思うのは間違いない。ほなさんは営業妨
害にきたんじゃないからね、大人しく帰ろうとし
たんだから。

銀コン第二回

2008年05月20日 | 日記
ゴルフ雑誌の「全国30ゴルフ場」というのに
サンピアゴルフクラブが選ばれたんだそうだ。
ここは全部キャディ付なので、セルフプレーに
慣れたものにとっては、よそより高い値段設定
がつらい。まして日曜日プレーは、なんやかん
やで2万円を越すから、ほなさんにはメッタに
いけない社交場だ。でも、コースの整備は良い
し第一にキャディさんが若く元気はつらつ!と
している。(ほんの少しの経験では。)

ここの会員権は2千万とか3千万とか言われる
。それを手数料を引いた全額を今だに払い戻し
てくれるというから、多くのゴルフ場が倒産の
憂き目にあっている時代に、夢のような会社で
もある。

銀行コンペ(銀行の主催ではない。支店の中の
お客さんのゴルフ同好会のコンペ。)
会場はサ○ピアを使うので、ほなさんには高く
てなかなか参加できないが、そうそう断ってば
かりもいけない。それで今回は参加することに
した。

夕焼けの奈良路

2008年05月19日 | 日記
スコアをまとめるなら、上がり3ホールを
重視せよ、と雑誌に書いてある。
上がり3ホールとは、なんのこっちゃと思
ったら、一日に18ホール回るうちの最後
の3ホールだそうだ。
午前中の9ホールのうち半分は、緊張と調
整のうちに終わる。朝一の出だし、ドライ
バーやアイアンの調子、グリーンのタッチ
が合うかどうか、ほっとした頃はもうお昼
だ。

食事のあと重い腰を上げ、午後のハーフへ
と出てゆく。そうそう、トイレ、トイレ。
胆嚢をとってから待ったなし!になったも
んだから、食事をしたらまずトイレで在庫
一掃しとかなくちゃね。

お昼をゆっくりして、ストレッチもなしに
ドライバーを振ると、球の飛んでく方向が
変わってしまう。こんな苦い経験何度かし
て、スタート前10分はストレッチをする
ようになった。あびるほどアルコールを飲
み、なおかつ、それが馬力となる人物には
縁遠いヘタッピなのだ。

そんなことも4,5,6ホールの頃を回る
頃には全く忘れ、コースと格闘中。
はた!と気付くと、あと3ホール。
ところが、その頃には、もう余力の力もな
くなり、筋肉はダラーっ。頭はボーっとし
て、簡単な足し算もできなくなっている。
とても、とても、上がり3ホールを重視せ
よ!とはいかないのだよ、編集者さん。

この日は中盤を、田植えの田んぼを歩くよ
うに、
「ダボッ、ダボッ、ダボッ」
ときて、上がり3ホールの最初、7番ホー
ルをトリプルとなった。もうおしまいかと
諦めた瞬間、
8番パー3を4打 とふんばり、
9番パー4をパーのがしの5打でしめるこ
とができた。

やればやるもんじゃ、ほなさんも。
後半 49打、計101でした。内容的に
満足。

ハンデをたくさんもらい、ダブルペリアで
2位、8千円也の賞金をゲットし、お礼の
挨拶をする機会もいただきました。
「今日は天候に恵まれ、同伴者にも恵まれ
、、、、。」
というお決まりのお礼のセリフを申し述べ
ました。
ニアピン賞にボールを3個いただきました。

帰りも、奈良公園の桜がきれいでした。
そのうち、学生時代をすごした奈良に、ま
た来ようと想いながら車を走らせました。
もちろん車内のCDは、フォークソング集
でした。
PPM「天使のハンマー」「悲惨な戦争」
「パフ」「500マイルもはなれて」など、
そして和製フォークへ、、。

懐かしいあの歌、もう一度口ずさんでみた
くなりませんか。

(うろ覚えのタイトルです。ご容赦のほど)

ガッチガチだよ、ガッチガチ

2008年05月17日 | 日記
山と谷をゆくコースに比べ、池周りコース
は気分が落ち着きます。池に入れても1打
罰だが、谷に落とすと2打罰、そのルール
だけじゃなく、やはり静かな水の湖面は、
精神を平穏にするようだった。

TVで見たヨーロッパの貴族という人たちは、
静かな湖畔に別荘をもち、コーヒーをおい
しそうに飲んでいるものと思っている。
ただし、別荘まで持ち、メイドに入れさせ
たコーヒーがインスタントというのはどう
かと、ほなさんはツッコんでしまったが。

心は平穏であるから、ティーショットは見
事に50cmにつけたが、Mさんが3パットし
Tさんがカップを外しているのを見ていると
こちらもいつの間にか、ガッチガチになっ
てしまった。

実は、
「先に打ちますわ。」
とも思ったのだが、ボールの転がるライン
をさきに見せ、なんとかバーディをとらせ
てやりたい仲間の想いに、こちらから言い
出すことはできなかった。

「じゃぁ、ほなさんガンバリや!」
と二人の声援を受けてアドレスした。
若干70歳と60ウン歳の同伴者は、世の
中では落ち着いた年配者でも、ことゴルフ
になると、未だ少年の目をもっている。だ
からその視線が痛かった。
ほなさんは、先のラインを頭に叩き込んで
まっすぐ打った。

コン!
ボールは音をひとつ残して、ゆっくり転が
ってゆく。よい転がりだと思った。
ところがカップまでくると、やはり右の淵
をスーっと音も無く過ぎ、ワンカップ先で
停まった。
「あー、惜しいなぁ。」
とMさん。Tさんは、
「私らが、いやなものを見せてしもうたから」
と言った。

ほなさんは、
「いつもこうなんですわ。バーディは似合わ
んのです、私には。同じ方に外したんだから、
三人とも仲よしですなぁ。」
と、入れられなかった言い訳をした。
Mさんは、何度も嘆いてくれた。

こういう時、次からは、
「邪魔になるでしょうから、お先に。」
と、調子の良いリズムのまま、やってしまう
のがよいように思った。

午後のハーフは池めぐり

2008年05月16日 | 日記
コンサルの中でも若い先生は、なんと30台
で前半を回ってきたらしい。
Mさんが言うには、前回の優勝者だそうです。

そうこうするうちに、午後のハーフがはじま
りました。
1番ボギー、2番ボギーと好調です。
どうやら午後のハーフは、池めぐりのホール
のようです。午前中のきついアップダウンは
影を潜めました。
ニアピンのかかった3番ホールで、ほなさん
はニアピン賞をとりました。50cmの位置で
ボールは止まったのです。これなら、後の組
も抜けんだろう、とMさんが言います。同組の
者には、かたいきづなが生まれ、他の組に賞
をとられまいという意識ができます。

MさんとTさんが、ほなさんになんとかバーデ
ィをとらせてやろうと、先にパットし、その
ラインを見せてくれるというのです。ところ
がMさん、Tさんも、緊張のガッチガチで、30
cmを同じ右に外し、3パットでボギーにし
てしまいました。

そしてほなさんの番です。
50cmは外してはならない距離です。ニアピ
ン賞はバーディを取らないといけません。値
打ちがでません。でももしバーディがとれた
ら、本当に久しぶり。コンペでは初めてです。

さて、この結末やいかに?どうなったのでし
ょうか。それは、私だけが知っている、
夕べあの娘が泣いたのも、、、、
スミマセン、流行歌になってしまいました。
では、この続きは、また次回!

スコアカード

2008年05月11日 | 日記
またまたコンペへ話をもどします。


お昼頃になりメンバーの概要がわかってきた。
食事休憩がナント1時間20分もあった。
ほなさんのような、呼んでくれた外人部隊は、
構成メンバーがどうなのか、朝の挨拶の時点
ではわからないままスタートする。
新入りは最初の方か、中盤までときまってい
る。腕のヘタなのを後ろにまわすと、終わり
の時間が遅れるからだ。

ほなさんのグループのTさんはコンサルト会社
の経営者で、言われてみれば雑誌でも見たこと
があった。元は幹事のMさんの後輩だという。
ほなさんをお客さんだと勘違いしてくれ、いろ
んなことを教えてくださった。

最後のグループは、これまたコンサルタントの
先生連中だった。お昼をとっていると、その中
で若い方の先生に、Mさんが結果を尋ねた。
すると若い方の先生は、
「スコアカードは、いっさい書いてないよ。
もうひとりの先生がつけているから聞いて。」
と、関東弁でぶっきらぼうに答えた。

でも、この先生が一番上手かった。なにせ、ス
コアカードをつけなくとも良かったんだから。
それは後でわかったが。
スコアカードに記入しなくとも、自分のスコア
がわかるなんて、そんなことがあるんだ、と
驚きました。


ゴルファーの夢

2008年05月10日 | 日記
地元で大きな会社をやっている同級生の某氏
からメールが届きました。
彼は気楽に、同窓会やゴルフの幹事をやって
くれており、仲間の中では貴重な存在で、み
なが感謝している人のひとりです。

同窓会ゴルフのことかな?と思ってメールを
開くと、「英国へのお誘い」とあり、それは
ゴルフの聖地、セントアンドリュースへ行き
泊まり、プレイをしないか、というお誘いで
した。自らそういう企画をしたのだそうだ。

ほなさんが直接誘われたのじゃなく、一斉送
信だから着いたメールだと思うけれど、それ
を見たとき、とうとうやったんだなぁ、と思
いました。
幹事氏の長年の願いが実現しようとしている
ことを心から喜びたいですね。
ちなみに費用は最低100万だそうです。

健康ゴルファーを目指す、ほなさんの夢は、
2ラウンド全部歩きのスループレイができる
体力と気力を保てるようになることですね。
いくら歩いても足が痛くない、腰に柔軟性が
ある、大たい骨の付け根がゴリゴリしない、
とかね。
金は無い、暇も時間もないが、元気だけは
ありあまるほど、「スーパー元気じじい」に
なりますわ。
いつの日か、実現したいです。

あっ、と。今年の検診、
全部、標準値の範囲内になりました。
お蔭様で、、、

ガンバレ、木村定夫さん

2008年05月09日 | 日記
第8回片マヒ障害オープンゴルフ選手権
が間もなく開かれる。
ここにはショートコースでたまにご一緒する
木村定夫さんも参加することだろう。

応援したいのはやまやまなのに、地元TVで
は放送されるらしいのだが、スカパーらゴル
フ専門番組では流れない。ゴルフネットワー
クの、アンケートや景品応募の欄外の枠に、
障害者ゴルフの放送もやってほしいと書いて
はきたが。

スポーツを健常者だけのものと考える範囲か
抜け出せないでいる放送局は、ジュニアゴル
フなどは盛んに流す半面、放送のどこにも障
害者が参加できないようにみえる。
こういうことから考えると、スーパープレイ
の解釈を歪曲してるんじゃないか、思ってし
まう。

ほなさんが50歳で煙草をやめようとした時、
「なぜ禁煙するのか?」
と尋ねたら、薬剤師のUさんは、
「死ぬまで健康でいるのよ。」
とさらりと答えた。

人生の途中は定まっていないが、唯一死ぬこと
がゴールだ。
健康でいるなら、死ぬことはないと教えられて
きた私は、Uさんの回答にしばらく戸惑った。
私は生物の定めを忘れていたのだ。

この答えのひとつが、木村さんの生き方だ。
人間には完全無欠などないし、病気は人生の
友だ。誰もが病気と同席しながら生きている
のだから、それを克服しながら生きようとし
ている人は、もっとも人間的な生き方をして
いるのではないだろうか。

結論からいうなら、木村さんにしたって、壮
絶なリハビリのあと治っても、やがては死ぬ
のだ。治るなんてことは、ある程度までで、
それも死ぬまでの期間つき、年齢が50歳をこ
えると、まず生きてる期間もそう長くない。

そう思ったことは、木村さんにもあったこと
だろう。でも松葉杖にすがりつきながら、山
のショートコースを歩いていた。後ろからみ
ていると、倒れてるんじゃないか、と思える
ような急な傾斜角度で、片方の肩にスタンド
式のゴルフバッグをかついで。
ところが、それは驚異の回復をみせた。

「時間がかかるから、追い越してよ。」
と本人がいうので、何度も追い越してきた
けれど、そのうち話すようになり、ラウン
ドもするようになった。
木村さんの仲間のおっちゃんたちは、
「あの打ち方、見とけよ。」
とほなさんに言ってくれたが、まだ理解で
きないでいる。(正確なショットのことら
しい。)

木村さんは片マヒだから、ボールが飛ばな
い。病気前はずいぶん良いスコアでいたら
しく、ゴルフを教えてもらったという人も
多くいる。
こういう人たちのプレーを見たいんだけど
なぁ。

ガンバレ、木村定夫さん!