ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

今年もお世話になりました。

2006年12月31日 | 日記
どんなものでも書いたものには、「語り口」というもの
があって、そのつづりに思わず引き込まれていったり、
はたまた、心地よいつづりだと、ソフトなナレーション
を聴いているようで気持ち良い時間が過ごせる。

ほなさんにはそういう文才がないが、そういうブログに
も、ほんのたまに出会うことがある。こういう時は、す
ごく宝物を見つけたようでうれしい。

たいていのブログは、決まりきったルールがあるようで
大文字になったり小文字になったり、文字の色が変わっ
たり、絵文字になったりと、視覚に訴えるものだ。それ
はそれで、今どきの伝達方法だから面白い。

しかし、素人なのかプロの作家か、よく判らないが、落
ち着いた文章で、なめらかな語り口で書かれたものに
出会うと、心底から楽しい。言葉とは、つまるところお
遊びと思っている私を、言葉の真綿で包んでゆったりと
させて遊ばせてくれる。
そんなブログに最近出会いました。
でも、教えない、もったいないから。

ではまた来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎え下さい。

「はじめて2ヶ月で100切り」に仰天

2006年12月28日 | 日記
こんな人がいましたよ。驚きました。

ほなさんは、あまりのドライバーの悪さに、ここ2回連続で
レッスンしてもらいにいきました。そのうち1回は、若い3
0歳ぐらいの男性がいて話をしました。

「ゴルフをはじめてどのくらい?」とほなさん。
「2ヶ月です。」とおとなしく彼はこたえた。
するとレッスンプロのコーチが、「この前、98を出したん
ですよ。」とフォローをいれてきました。

「え?100切りですか、2ヶ月で?」と私。
コーチは自信ありげに、「まったく知らないところから教え
た方が早いんです」と。

18ホール廻ってスコア100が切れたら、一人前のゴルフ
ァーとして扱ってくれるから、初心者の誰もが100切りを
願っています。生涯で記憶に残るのは、結婚した時、子供が
生まれた時、そしてゴルフで100が切れた時、というくら
いだと言われるほど、ゴルファーの100切りは重大な事件
なのです。100切りまでになるには、ドライバーなどの長
いクラブも振れるようにならねばなりません。どのクラブも
扱えるうようになると、スコア100まででラウンドできる
ということです。

そうなるには、ほとんどの人が2.3年かかります。100
を切れずに終わるゴルファーもたくさんいます。ゴルフとい
うゲームは裾野人口が広く、競技ゴルファーばかりでなく、
ほなさんのような健康ゴルファーも多いのです。そういう私
でも、100を切って一人前になりたいと願っています。

その願いを、たった2ヶ月でやり遂げてしまう人がいる、
本当に驚いてしまいました。
ほなさんはゴルファーになれるのかな、と思ってしまい、お
となしい青年のその顔を、ジロジロ眺めてしまいました。

「心の文庫」をご存知ですか

2006年12月25日 | 日記
「世の中の荒みをなくしたい。
 世の中をあかるくしていきたい。
 私の願いです。
 いつもありがとうございます。」
      心の文庫 ネットワークの会

推薦の言葉として、神渡 良平さんが、
 「これは誰でも一隅を照らすことが出来る仕組みです」
 と書いてある。

一時間ほどで読める小冊子が、年に3回でています。。
いろんな方の講演録の形で、とても読みやすく、読んでみて
毎回こころを打たれ、泣きます。

ほなさんは今年から会員になりました。
マスコミにあまり出ない、人間とはこう生きるんだよ、と教
えてくれます。人間っていいなぁ、と思う読後感が残ります。

律儀な神様

2006年12月23日 | 日記
12月だというのに、天気快晴、動くと汗ばむ陽気です。
天理教では、陽気ぐらしというのが理想の姿らしいですが、こんな
日は、屋内で仕事するのがもったいない。体中に陽を浴び、まさに
陽気ぐらしができそうです。
(教義の意味とは、まったく異なります。)

ほなさんの事務所に、神棚を置くことになりました。と、いうのも
店の応援にきてくれた商友の方が、ほなさんの周りで起きる数々の
「騒動」(?)を心配し、「御祓い」をしたお札を送ってくれたの
でした。

この「騒動」というのも、ほなさん家族はまったく気にしていなか
ったことで、指摘されてはじめて、そういう考えもあるのかと思っ
たようなしだいです。
次から次へと起きる難「事件」は、それぞれがショックなできごと
と言えるものなんですが、ほなさんの家族はもう慣れっこになって、
逞しく強くなってきました。生死をさまよう病気の方なんかに比べ
たら、すり傷程度のことだと割り切ってきたのです。今晩眠れなく
とも、明日は眠られるだろうと、ケセラセラと明るく笑って毎日を
過ごしてこれました。今日の天気まではいきませんが、陽気ぐらし
をきめこんできたのでした。

ところが周りの友人には、ひとつひとつが寝込むほどの事件にみえ
るらしく、「お祓いのお礼が金三万円かかるけど」と遠慮がちに、
すすめてくれた商友は連絡くれ、それでお祓いができるならと、喜
んで頼んだようなしだいです。

ところが送ってくれた「ご祈祷祈願」していただいたおふだを置く
場所がありません。これは神棚をつくるほかないと、事務所におく
ことになりました。そういえば、新春のえびすさんで頂戴してくる
福笹は、そのあたりの壁につらされるのが常でした。福などとっく
の昔に落ちてしまった、貧相な笹にみえてしまいます。ご利益の
かけらすら見えません。
なんという罰当たりな、ほなさんだったのでしょう。反省いたし
ております。

神棚をつくると、なんとすぐさま幸運が舞い込んできました。
定宿のホテルが「3万円があたる宝くじ」をくれていたのが、当た
ったのでありました。1泊ご招待サービスでもしてくれるかと思い
きや、3万円の現金でした。これでお支払いできます。
なんと義理堅い神様でしょうか。貧乏なほなさんの懐をしって、
お祓い料を自らが調達してから、ご登場くださったのです。
素晴らしいことこのうえないですね。

本来は、これにもいろんな作法があることでしょうが、相談した
後、質素ながらも真新しい神様のお家に、はいっていただくこと
になりました。

ほなさんの老後

2006年12月17日 | 日記
お風呂に入ってのち、暗い雨の中、車を走らせました。
車内に充満した湿気が、ガラスを曇らせ、ヘッドライト
の光も夜の闇に吸収され、走りづらい状況です。
市内近郊とは言いながら、ゴルフ場のある場所は、さす
がに山で、来る時はこんな感じだったかなぁと、不安半
分の気持ちで、ハンドルに力が入ります。
今日の不出来、そのものを著しているようでした。

最終ホールの、3連発のショックは、当分続くだろうな
と思われます。後半のプレーで7-8個のボールを失い
ました。トータル何個だったのか、数える気すらありま
せん。

寄せがうまくいった時は、パットがカップの周りを往復
する。ドライバーが飛んでも、アイアンがあかん。これ
じゃいつまで経っても、悪くなることはあっても前にい
かんのです。
やっぱり難しいなぁ、とため息がでます。

スカパー110度のゴルフチャンネルを、今日は見る気
も起こりません。バライティー番組の、はでな笑い声が
ほなさんひとりの部屋でひびいています。
コタツに入って、缶ビールとローソン弁当をつっつきま
した。窓の外は本降りです。はねた雨のしずくが、窓ガ
ラスにつき、ほなさんの姿を映し出していました。
それは、老後の1シーンをみるようでした。

泣きました。

2006年12月12日 | 日記
ほなさんは下町で育ったので、この前のTV「オールウエイズ」
の環境がよくわかります。泣きましたねぇ、あの映画。
マンガとは少し配役も変わっていたけど、評判の映画だというこ
とはよ~くわかりました。

さてさて午後は、池と水路をまわるコースです。
ゴルフをはじめた初年度は、谷越え、池越えのすべての障害物に
ありったけのボールを寄付してきました。優しく教えてくれるK
師匠をして、「やっぱりアカンなぁ」と苦笑させたほどです。

池を越えねば、谷を越える高いボールをと思えば思うほど、実際
は正反対の動きをしてしまうからで、呪われた行動といわねばな
りません。吸い寄せられるように、馬鹿正直に、コース設計者の
思惑に、いつもはまってきたのです。

2年間そういう散々な目に合い、3年目に入ってから、慣れたの
か、半分くらい乗り越えられるようになりました。魔よけのお祓
いが効いたのでしょう。でも、そのお祓いを教えろ、と頼まれて
も、思いつくままやったので、どれが効いたのかわかりません。

ところが、安直で安物の御祓いは、やっぱりいけません。効力が
突然きれ、どうしたわけか、打ったボールはことごとく池に向か
っていきます。

圧巻は最終ホール(パー4)でした。今日イチバンのティーショ
ットが出て、仲間の中では二番目の飛距離、しかもフェアウエイ
右サイドです。一番飛んだ人は右の土手のラフでした。
今日のグリーンは右側ですから、ほなさんは絶好のポジションで
す。仲間が口々に誉めてくれました。

気を良くして2打目を打ったら、ダフッてグリーンに届かず。
手前の小川に入れ込んでしまいました。
「あ、ちょっと短かったか。まぁこういうこともあるだろう、今
日の午後は、あっちこっちで入れたからなぁ。1発ぐらいはしか
たないよ。」と自問自答、自分を慰めながら、小川の前でボール
をドロップしました。

次は小川を越える約5、60ヤードのサンドウエッジのショット。
すぐそこに旗がみえています。短いクラブなら大丈夫、これはいつ
ものショットをすればいいのです。
ほなさんには、自信のある、余裕のヨッちゃんショットです。

グリーンに上がった仲間が、いったんボールをマークをした後、グ
リーン中央を広く空けてくれました。
ところが、え!またダフリです。結局、この小川には3発入れて、
慌ててカートへボールを取りに走りました。この後のパットの記憶
はありません。

雨中の決戦となった午後のプレーは、なんとかかんとか少雨のまま
最後までもち、お風呂に飛び込んだら、ザーッときました。温かい
湯船から、ガラス越しに雨を眺め、ほっと一息ついたのでした。

雨中の決戦 ゴルフのマナー

2006年12月02日 | 日記
ゴルフは紳士のスポーツだといわれ、師匠のKさん
からは、はじめにマナーが大切だと教えられた。

○なにごとも敏速に。もたもたしない。
○Gパンなどのかっこうでプレーしてはいけない。
○ティーグランドでショットをしたら、跡の穴ぼこに
 土をいれる。近くに用意してくれている場合が多い。
○前の組に打ち込んではいけない。打ったらすばやく
 移動する。
○同じ組の人のプレーを見、良いプレーは賞賛する。
○自分のグリーン上の球跡は、グリーンフォークで直せ。
○グリーン上は走るな。そっと歩け。
○ピンに一番近いボールの人が旗をぬき、一番早くカップ
 インした人が旗を持つ。
○全員がカップインしたらグリーンからすばやく去る。
 その場でスコアカードの記入などしない。
などなど。

これらのほんの初歩のマナーをきくだけで、前後をプレー
する人たち、ゴルフ場を管理するスタッフたちに遠慮しな
がらするのだろうと感じたものだ。
自分は初心者だから、自分のこと以外に目がいかない。い
や、自分のことも満足にみれず、「今、何打?」を自問自
答しながらのプレーは、他人のことなんぞ考えてる余裕も
閑もない。だから、ゴルフはなんと気配りの多い、やっか
いなスポーツだなぁと思ったのだ。

それでも1年ほどすると、マナー=良識=常識、という図
式がわかるようになってきた。結局、K師匠がいってくれ
たのは、ゴルフでは常識程度のことであって、プレーする
ために必要なことなのだ。

ところが、今回の同窓会コンペで、幹事のT氏をみていたら
やっぱりマナーが大事なんだと痛感した。
T氏は自分のティーショットが終わると、常にみんなのティ
ーショットが終わるのを、ラウンド中ずっと側で見ていた。
I女史がレディースティから打つときも、雨の中を側で傘を
さして球の行方みてくれていた。われわれが雨をよけるため
、カートに移っていたときも、彼だけはそうして、良いショ
ットには「グッショッ!」(good shot)と言っていた。

片手にドライバーをさげ、片手は傘をさし、メンバーのティ
ーショットを見守る彼の姿は、マナーのなんたるかを教えて
くれているようだった。それに気付いてから、ほなさんも
同じように傘をさして、仲間のショットをみることにした。
良いショットには、ナイスショットの声をかけた。
なぜか心地よかった。

ボールの行方をみるあまり、自分のボールのあり場所を忘れ、
他のメンバーに教えてもらった。二度も。
ほなさんにマナーが身につくのは、いつの日か。

午後の雨は、本格的だ。どんよりとした空へ吸い込まれたボ
ールは、さらに見分けがつかない。
水滴を含んだラフにからまれ、苦戦することが多くなってき
た。