天秤打法（2）

近藤和彦選手は、両手のグリップを離し、頭の上
（横あたり）かの位置でバットを抱え上げるよう
にした「構え」が、天秤をかついだように見えた
ところから、この名がついたのでしょう。

王さんの「一本足打法」、張本さんは「広角打法」
とか、さまざまな打ち方があった時代でしたので、
子供たちのボール遊びでは真似することが多くあ
りました。

その「天秤打法」を時空を超えて目の当たりにした
のが、この時でした。○坂師匠の示した先では、懐
かしい打法が、スイングとなって繰り返されていま
す。
ここってゴルフ場、でしたか？

この方に近寄ってみてみると、ゴルフクラブのヘッ
ドは、ボールを逃がすまいと「くの字」になり、球
の飛んでゆく方向のはるか左を向いているようであ
りました。
そういえばお顔も、練習場で必ずお見かけする方で
す。

極端なクローズスタンスでありながら、打ち出され
た球は、どれもがまっすぐ伸びてゆくと、やがて落
ち同じような辺りに落ち、転がっていっております。

極端なフォーム、どこを向いているか不明のアドレ
スから繰り出される球筋は、意外にも「素直な」球
でありました。
美しいフォーム、力強いスイングばかりの最近のゴ
ルフ雑誌やゴルフ番組、これらのどこにも紹介され
ないスイングであることは間違いありません。

○坂師匠は、ほなさんの目を覗き込むようにして、
「上手いだろう、あの人。
　要はな、同じボールが打てれば、なんだっていい
　のよ。」

この天秤打法の方は、ここでは有名な腕前のゴルフ
ァーだと、師匠は付け加えました。

天秤打法

年が明けて、ぎっくり腰になって以来、腰痛体操を
するのだが、それでかえっておかしくしてしまい、
やっぱり素人療法は長引くなぁ、と反省している
今日このごろ。

この腰痛の合間をぬい、コルセットで身を固め、
○坂師匠に付き合ってもらい、いつものパブリックへ。

練習に精を出すと、どうしても腰痛がひどくなるから
と、ほなさんはここ2-3年打ちっぱなし（練習場）へは
行きませんが、パブリックのショートコースのスタート
地点から、練習している風景がほぼ見渡せます。

○坂師匠が、
「ほれ、あすこで打ってる人、みてみぃ。」
と指差した先には、変則スイングのゴルファーが見え
ました。極端なクローズスタンス、離れたここから
見ても狙う方向は、野球なら一塁ベースそのものであ
りました。

古い野球ファンなら、大洋ホエールズに居た、近藤和彦
選手をご存じでしょうか。プロ野球界に長嶋が登場し、
華やかになってきた時代に、首位打者を3年連続で逃し、
二位に甘んじた名選手でありました。彼の「天秤（てん
びん）打法」は、とりわけ変わっていましたので、子供
たちの空き地野球では、必ず誰かが真似したものであり
ます。

お忙しの日々

福祉用具の仕事での問い合わせがあったりして
だんだん仕事らしくなって、ほんとに「仕事」
になりそうです。
我ながら、オ・ド・ロ・キです。

娘は新天地へ旅立ちましたし、妻は小さな店ですが
店主となり、超ご多忙。
私も食っていかないといけませんので、真剣です。
真剣にならないと、仕事はモノにならないというこ
とは、経験からよくわかっています。
白髪頭で、てっぺん禿を振り乱し、なりふりかまわ
ず、一生懸命にやろう、と思います。

時間の経つのが早いこと、、、、。
手伝ってくれる方なども現れ、ありがたいです。

なるほど？

「誰のためのゴルフツアーか？」
という問題提起が、シュガーさんのブログに書かれて
いたので、ここでも採用させてもらいました。