ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

風雲急をつげ(3)

2012年01月31日 | 日記
儲かっている時に設備投資をするのが公式で
す。儲かった時に、よく頑張ったと喜んで使
ってしまうことが多いのですが、商人の王道
からするとこのとき真価を問われます。
ただ貯蓄という形で資金を蓄えるだけではい
けないように思います。

いざという時のために「ダム」(松下幸之助
さんのダム理論)を構築する、それもお金で
蓄えるだけでなく、社屋を建てたり、機械を
買ったりとか、モノに変えておくのも方法で
す。

こうしてお客様から儲けさせてもらったお金
は、顧客に還元する意味からも、整備したり、
自店の弱点を補強することが、過去から大事
だと言われてきました。
他地域からご来店のお客様の要望に応えて、
お客様の近くに出店するのも大事なことのひ
とつです。

最近、資本主義経済の行き詰まりからか、マ
ルクス経済学が見直されていますが、あの社
会主義、共産主義のマルクスが、「資本論」
の中で「資本には侵略性がある」と言ったと
聴きました。前後のことは忘れてしまい、ま
た難しい理屈など、ほなさんには理解できま
せんが、
要は、資本主義下では、儲かってお金が貯ま
ったら、なにかに投資するのが流れだよ、と
いうことでしょう。

若い社長が、出店を加速させたのにはもうひ
とつ理由がありました。
ごく親しい知り合い方の勤めていた会社が、
部署全体がリストラされたのでした。とても
まじめな方で信頼のおける人でした。

新しい事業を起こすには、ヒト、モノ、カネ
がいると言われます。この数年で、モノを十
分に集める腕はできました。
カネはあります。
ヒトもこれで揃いました。

出店の準備は、誰がみても、いつでもOKと
なったのでした。
こうなるとドンドンやれと、銀行も後押しし
ます。
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風雲急をつげ(2)

2012年01月28日 | 日記
中国地方のこの有名店は、お父さんの代に、
店舗場所と規模、扱い商品の幅を大きく広げ
ました。ここまで変えてしまう、時流という
か、お客様の動向に敏感に反応するには、度
胸と度量、努力が求められます。

この時、はじめての商品の仕入れなどで、同
じ中国四国でやっていた勉強会で机を並べた
のでした。ほなさんより少し年上の方でした
が、とてもソフトで、ほなさんのような者に
もきちんとした対応をしてくださいました。

やがてだんだんと力をつけ、量販店以外では
有力なお店になりました。口には出しません
が、それだけ素直に努力するお父さんでした。

この時、息子はどうしていたかと言いますと、
よくある商売人の道楽息子、朝から晩までパ
チンコを打つ毎日でした。が、ある日、とう
とう堪忍袋の緒が切れたお父さんに、パチン
コ屋の店内を引きずり回されたと言います。

お父さんも背丈の高い方ですが、その親父よ
り大きな体の息子は、黙ってされるがままに
していたそうです。日頃おとなしい父がここ
までやるのですから、自分に非があることは
知っていたのです。

この息子さんがいいのは、これを契機に、ま
ともな商人への道を歩き始めます。苦労のな
い分、人が良く、素直な性格です。両親の仲
が良く、それに息子が加わり、周りの家族が
一致団結して纏まると、もう怖い物はありま
せん。立地も、店の規模も申し分なし、お客
様は喜びました。

するとさらに売れました。
商品選別の腕が上がり、メーカー、問屋は買
ってほしいと力をいれます。家族を中心にど
んどんその輪が大きくなり、当然儲かりまし
た。
お父さんの描いたように、文句なしの地域一
番店と呼ばれるようになったのです。

こういう時期が数年続き、若い店主は出店を
したのです。
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風雲急をつげ(1)

2012年01月27日 | 日記
時あたかも「どじょう首相 野田総理」が、消費
税増税へ大きく舵を切りました。こうせざるを得
ないことは、猿木さんの経営分析などで、心から
納得するものですが、やはり同時に、経費の節減
が必要です。
国会議員を先頭に、歳費と公務員給与をカットす
るべきように思います。

かつて、経済に詳しい邱永漢さんが、国債の発行
額の多さから、そのうち日本はスーパーインフレに
見舞われるだろうと予測しました。でも、そうなら
ならず、十数年もデフレ街道のままです。

ところが最近、デフレと言いつつ、その実、税金
は上がり、中国製品も値上がりがひどい状況です。
うちわの話では、昨年、綿糸高騰によるタオル製
品の値上がり幅は、モノによって2倍になりまし
た。そのうえ作業服などは、縫製してくれる工場
がなくなり、零細メーカーは商品が作れない事態
がありました。中国のインフレ率が高いのです。

中国の縫製工場は、繊維瀬品などを作るより、付
加価値を求め、IT機器の製造へとシフトした結果、
繊維産業の工場も女工も消えつつあるというので
す。ひと昔前、日本で起こったことが、いま中国
で起きているようです。

日本国内でモノは売れないが、モノの仕入れ値が
上がり、モノじたいが無いという、不思議な現象
が起きています。

今日の新聞には、米国がインフレ率2%を容認する
政策をとる、と載っていました。
デフレは厳しいが、もし、円高が円安へとふれれ
ば、それを境に一挙にものすごい値上がりを起こ
すことでしょう。
政治ネタは好みませんが、風雲急を告げ、今まさ
に日本と言う国の瀬戸際、首相のかじ取りに注目
していきたいです。

話は変わります。
4年前、中国地方の某商店の息子さんから相談が
ありました。この方のお父さんと同じ勉強会をや
っていたことが以前あり、親しく何かと
「ほなさん、どう思う?」
と尋ねる息子さんでした。

ほなさんの数倍も売る店ですが、出店した店の相
談をしたいと彼は言いました。
この本店はよく儲かっている有名なお店でしたか
ら、私などがとてもアドバイスできません。ただ、
相談のあった時期が出店されてまだ2か月という
間もない時期、この息子さんは経営者として何か
を感じ、早く手を打たねばならないと思い、お話
を伺いました。
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新「日本国経営分析」

2012年01月23日 | 日記
猿木税理士の「経営分析ニュース」、今月号は
2006年から2010年までの最新5年間の資料からの
レポートです。

猿木さんのホームへージには、まだ掲載されて
おりませんので、ここではさわりだけを紹介し
ます。(後日、ホームページに掲載されれば、
ご案内します)

日本国を一般の会社として扱うと、
「企業力総合評価は、この4年間連続下落してい
 ます。
 5年間の推移は、82.36->80.17->78.10->
 69.10->60.71です。(60で破綻懸念領域)
 
 経営陣が機能していない時に、このような状
 況になります。過去の例では、(株)マイカ
 ル、(株)NOVAがありました。(株)マイカ
 ルは、役員間の争いで倒産にまで追い込まれ
 (株)NOVAは、暴走社長と、それを止められ
 ない役員による経営で不祥事が発覚した時で
 した。
 日本国は、社長に当たる内閣総理大臣が過去
 数年間、1年ごとに代わり、日本国としての
 経営のかじ取りが全くできていません。

 破綻懸念まで60点までの時間は、2007年はあと
 10年、その後、あと9年、あと2年、そして2010
 年にはあと1年、と急速に余命を縮めています。
 60点まであと0.71しかありませんから、ほとん
 ど破綻懸念です。」
 
    「」ないは、猿木レポートから抜粋

胸につまる内容ですね。

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いま時代劇が面白い

2012年01月10日 | 日記
TVの世界では水戸黄門が終了、時代劇が無くなり
ました。ドラマは手間ひまかかり、その上、時代劇
ならば現代劇以上の費用がかかるからだと、何かの
記事で読んだことがあります。

そのぶん即座につくれるバラエティ番組が幅をきか
し、どのチャンネルでも似た顔ぶれ、内容は楽屋ネ
タ、時間つなぎ番組です。本人らが面白がっている
わりに、こちらは食傷気味です。

ところが、奇妙な現象が起こっています。
CSの時代劇チャンネルの視聴率があがっていると
聴きました。最高視聴率も書き替えたそうです。
今度、鬼平外伝の新作も出ます。
ほなさんのようなジジイファンだけでなく、若い世
代には新鮮に写るようで、広い層に支持されていそ
うです。

ほなさんのお勧めは、もちろん「鬼平犯科帳」。
私などがいうよりも、たくさんのファンがいること
でしょうが、再放送(再々放送かも)の中村吉右衛
門の鬼平をみてから熱狂的ファンになりました。親
の代の鬼平とも異なり、萬屋金之助、丹波哲郎のそ
れともまったく別の味わいをもっています。

観終わって、歌舞伎がみてみたい、吉右衛門の舞台
がみてみたい、と感じさせるものが残ります。歌舞
伎役者っていいなぁと思いますね。
もう一度観たいと思わせるのは、作り手側が丁寧な
作業の積み重ねをしているからに違いありません。

また、もう一度見たいと最近思ったのでは、
Y&Y企画の「朗読DVD」です。
これってNHKの番組?と思えるほどの出来ばえで
森優子さんが語る詩の朗読に、鈴木之彦さんの風景
がからみあい、すーっと心に沁みました。
私などがいうのもなんですが、鈴木さん、腕を上げ
てますわ。

日本の芸能って、いいものがたくさんありますね。
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残念だが疑問な点

2012年01月06日 | 日記
女子プロゴルフのトーナメントのひとつに
「エリエールオープン」があります。大王製紙
といえば、オーナー一族の資産の運用で、
12月に連日の報道がありました。

オーナーの「会社はわが物である」という
実態に、経営の初歩が身についてないこと
へ、こんな会社が一部上場であるとは信じ
られません。

一方、エリエールオープンは、社員総出で
開催されてきており、手作りの大会として
有名。実に模範的でありました。たくさん
の働きアリはまじめでも、経営者がキリギ
リスではどうしようもありませんね。

今年、手伝った社員さんの語るところでは
(マスコミによると)
「物議をかもしているが、会社自体に問題
 はないから、来年存続できる。安心して」
と、いうような報道がありました。

ところが、猿木さんの経営判断からすると、
まずは経営の立て直しが先で、そうなると
存続は困難ではないかと危惧があります。
予想以上に、エリエールの経営内容が悪い
のです。

現時点では、今年の大会の開催がうたわれ
ていますが、トーナメント経費がぐらい、
大したことないよ、と言えないかもしれま
せん。

ゴルフトーナメントで四国は、カトキチが
無くなりましたので、大王製紙には期待し
ているのですが。
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ライオン賛歌(終)

2012年01月05日 | 日記
新年明けまして おめでとうございます。

今年こそ、みな様にとりまして、良き年と
なりますように祈りつつ、、、。
(しばし合掌)


さて、去年からのどうでもいいお話の続きをば。
福島晃子さんは、女子プロナンバー1の飛ばし屋
でありますが、お父さんがプロ野球選手であった
らしく、球を飛ばすことを伝授され、いまだに重
いバットをゴルフ用に改造したものを振り、ヘッ
ドスピードを上げる努力をされているそうです。

その福島選手のフィニッシュした姿に、最近、想
いを寄せるようになりました。肩がきっちり周り、
空を見上げた姿がほんとに美しいんですよ。
あの雲に向かって打ってるぞ、画面を観てるだけ
のほなさんにも判ります。それで、貧相な私なん
かにはでけへんけど、ちょっとした真似ぐらい、
「気分は晃子だ」と打つことにしてるんです。

こういう細かいことは、初めて会った方に申して
も、理解されるはずはありませんから、ゴル○5
の試打室に入り、無言で振りました。

お勧めのドライバーの一度目は、
「まあまあ、そんなこともあるな。なにしろウオ
 ーミングアップなしだから、、」
というような雰囲気でありました。
ほなさんが球を睨んで打った二度目は、
「ちょっと当たりそこないだなぁ」
続いて打った三度目、四度目をみて、
「・・・・・・」
後ろの販売員は、言葉を失っています。

ボックス席から降りてきたほなさんに、販売員た
ちは、販売の意欲を完全に無くしておりました。
しかし、このどれもが、ほなさん本来の当たりで
あることだけは、間違いありません。福島晃子の
決めのフィニッシュのポーズも十分にとれました
のに。

でも、このことは口が裂けても言えません。
人には、墓場まで持ってゆく秘密があるのです。

まぁでもね、おかげで、このブランド物のドライ
バーは買わずに済みました。売り手が意欲を無く
したんですから、高い買い物を止め、ナイキの処
分品、14800円也を、その販売員に見つから
ないように、そっとレジに持っていったのであり
ました。

軸は、あくまで一番ゆるい「R」です。試打はし
ませんが、これで「ぴょん」と反発してくれれば
十分です。来年こそは、これで飛距離を取り返す
ぞ!と。

ドライバーという武器を手に、ゴル○5から出て
きた、ほなさんの姿は、健さんのやくざ映画を観
た客が、映画館から出てきた時と共通する部分が
ありました。
「姉さん、これで俺は飛ばして見せやすぜ!」

駐車場には、12月の師走の風が冷たく流れてお
りました。
本当に福島晃子のポーズで、
試打もせずに、価格に惚れて買ったドライバーは
飛ぶのでありましょうか。
しかし心は健さんであります。背中(せな)の唐
獅子が叫んでいる間は、だれにも止められないの
でありました。
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