ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ゴルフの神、降り立つ(7)

2014年11月24日 | 日記
先週「エリエール女子オープン」を観戦に行きま
した。

女子プロを直接、この目で見てみたい!
容姿は、華やかなウエアーやグッズも観たい!
とか、
どんなスイングをするのか?
グリーン上のパターはどうなのか?
アプローチショットはどの程度キレているのか?
隠れ不動ファンとしては、アイアンショットをこの
目に焼き付けて帰りたい!
などetc
ミーハー的ものから、ゴルフスイングの神髄まで直
に見ないことには始まらないと思ったのが最初でし
た。

ほなさんの軽自動車では疲れるので、仲間の運転す
る普通車に乗せてもらい、
「ほなさん、初めてなら絶対、面白いよ。」
と言われ、期待度200%で乗り込んだ会場のゴルフ
場は、芝生に足を踏み入れるなり、
「なんときれいな風景、ここに一日居れるだけで幸
 せ!」
と感じるほどコースは見事に整備されておりました。

柔らかな芝が敷き詰められたフェアウエイの先には、
あらゆる羊羹を並べたような、堅いのか柔いのか判
別しがたいベントグリーンが待っていました。
黒い部分は、「とらや」だな。青い部分は海藻入り
かしら、と。ミーハー的想像はどんどん膨らみます。





ゴルフの神、降り立つ(6)

2014年11月20日 | 日記
ほなさんはB氏にズバリ!直球で尋ねました。
「いったいどうやって、ドライバーイップス
 という不振から抜け出したのか?」

B氏がドライバーを打つたびに、より確実に
打とうとすると、ボールを支えるティーはだ
んだん短いものになっていった、と言いまし
た。
ティを短くして上から叩き付けるように当て
にいくのですから、強い球は出るようになり
ましたが、低い球筋で跳び、すぐ近くに落ち、
そこから転げますから、飛距離はのぞめませ
ん。

これってアゲンストの風対策で打っているの
じゃありません。
やがて、ショートティより以上短いティはゴ
ルフ屋には売り物がなくなりました。

困ったB氏が、ある日のこと、ドライバーの
ヘッドを眺めていますと、ドライバーのヘッ
ド部分の上側、かどに近い部分ばかりに球あ
とが集中していることにふと目がいきました。

「これじゃダメだ。」
ヘッドの上側が球が上がる、といっても、過
度な上側はあきましぇん。スイートスポット
は、真ん中の上側あたりが良いのであって、
ものには限度というものがあるのです。

B氏は、ヘッドが球をすり抜けていく感覚を
身につけるために、素振りをしよう、それも
毎日やってみようと思い立ったのでした。
上から叩き付けるのではなく、フェイスの真ん
中に空いた穴にボールを通す感覚です。その
ためには、素振りでスイングを安定させねば
ならないと、、、。

右手で13回、左手で13回、両手で13回
のスイングを、毎日、それも朝晩やったそう
です。

ゴルフの神、降り立つ(5)

2014年11月09日 | 日記
さて話は戻ります。
B氏とのラウンドの昼食の時を、ほなさんは
密かに待っていたのでありました。

今日のゴルフ場は、ほなさんが滅多にこられ
ない場所でありました。ロビーには有名な絵
画が展示され、ベントグリーンは整備され、
キャディのお姉ちゃんの平均年齢も若いのが
特徴で、「社交場」というのがウリ文句の立
派なゴルフ場であります。

関東近辺のような高いプレー費でありません
が、ほなさんは特に土日に一度来てしまうと、
その出費の回復に1年、いや2年はかかる今
日この頃、日本経済のデフレの20年を示す
がごとく、ほなさんの財布の中は、せちがら
くなっているのです。

家業を朝から晩まで手伝っても、給料は0に
近くなっているし、年金も満額もらえません。
あれやこれやで耐え凌いでいる中、家族と女
房からは
「元気でおってよ、寝込んで迷惑かけんとい
 てな。」
というドスの利いた追撃の言葉に、歩きゴル
フで健康を維持せねば、万一寝込みでもする
羽目になったら、私は確実に不幸になると自
信をもって言えるのでした。

ゴルフ場のレストランでは、一番安い昼食を
探すのが日課となっている私ですが、このゴ
ルフ場は、どれを注文しても同一金額なので
ありました。周りがピールを注文し、運転す
る方はノンアルコールを注文しておりました
が、ほなさんは、黙ってお茶をすすっており
ました。今の私は、こんな高いところで飲ん
ではいけません。お茶は無料ですから、帰っ
たらコンビニで一番安い発泡酒を、今日は2
本飲んでやるぞと、自分を慰めたのでありま
した。

またまた横道にそれておりました。申し訳ご
ざいません。歳とともに愚痴と言い訳が多く
なってきました。
さて、B氏の好調の原因はなになのか、それ
を尋ねようと、会話の間をはかっていた、ほ
なさんでした。

ゴルフの神、降り立つ(4)

2014年11月08日 | 日記
ほなさんも所属させてもらっている「D」という
ネット上のゴルフサークルでは、最近の月例会で
のこと、連続ではないが二度ホールインワンを達
成したという。
また、ほなさんが先月参加した「同窓会の卒業年
度別対抗戦」の準備のための練習コンペでも、
同級生によるホールインワンが出た。

ホールインワンというのは、われわれにはショー
トホールでしかできない業なので、ほんとに「シ
ョート(短い)」のだろうと思って、そんな短い
ホールなんて、あのコースにあったかしら?と考
えつつ現場にゆくと、180Y以上もあり難しい
パー3のホールだった。

ホールインワンホールを現場で見ると、かつては
保険をかけてまでする大人の「お祭り騒ぎ」を眺
める、己の冷めた目つきを反省した。ティーグラ
ンドから180Yも先にあるグリーン上の旗が風
に揺れ、あの一点に飛び込んでいった球の姿を思
うとき、やはりこれは「奇跡が起きた」「神のい
たずら」としかいいようがないのである。

ホールインワンができた方たちには、神が降り立
ったのです。
ちなみに、このゴルフ場での、ほなさんのドライ
バー飛距離は154Yでありました。
ある方が、携帯コースナビを使って、
「ほなさん、このコースナビって、飛距離も計れ
 るんでよ。」
と優しく意地悪をしたのでありました。
気の抜ける、いらんことを教えてくれたものです。

神様がほなさんに同情しても、ドライバーで打って
も届かないんですから、一生、ホールインワンは
ありません。


ゴルフの神、降り立つ(2)

2014年11月03日 | 日記
歳とともに年々落ちる飛距離は、悲しい現実と
嘆いてばかりもおられません。
アイアンで届いた打ち上げの距離が、かつてグ
リーンオーバーしていたユーテリティになり、
今ではウッドになりました。

どうにかしないと、、、、。
焦る気持ちと諦めとのはざまで、いっそのこと
ゴルフ辞めたろかの結論まで飛躍する始末であ
ります。
ゴルフをある程度まで極めたあげくなら辞める
こともできましょうが、100切りができたりでき
なかったりの状態では、恥ずかしくて辞めるこ
とさえできません。

「あら、ほなさん、最近ゴルフはやらないの?」
と周りから言われ、そして冷やかされるのは目
に見えていますから。

ところがです、この日、B氏のするどい当たり
と火を噴くドライバーの音の変わりように、
「なぜ?なのだ。」
ぜひとも尋ねてみなくては、と思ったのであり
ました。

かつて悩んでいたB氏と、音が違うのです。
それは「別人B氏」でありました。
人は自信が生まれると、まったく異なって観える
ものであります。腹の出た初老の仲間が、出た腹
は余裕の象徴となり、初老は、ただボーッとして
いてもモノ想いにふけっているぞと、考えていな
いことがかえって何かあると思わせるものなので
す。