ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

北杜夫さんの株の話(4)

2012年06月02日 | 日記
ほなさんは貯金を持たないのに、子供や家のこ
とで金が要りようになると、私に話がふられる
ことへ、受けた私自身が不思議な感じがしてい
る。

サラリーマンのようなボーナスや退職金がない自
営業者であり、しかも金ができると店に注込んで
きたから、私にお金を無いことを、周りの者、子
供たちは十分知っている。

二年前、ウチには金が無いから出せないぞと言っ
たら、そそっかしい娘が、わが両親はとうとう銀
行から見放され倒産したものと勘違いし、泣きな
がら電話をかけてきた。

経済学部を出た娘に何度も経理の説明をし、やっ
と理解してくれた。こいつは大学で何を学んだ?
と思えるような初歩の話をして納得させたが、今
後は、金が無いからノーとばかりも言えないなぁ
と思ったしだいだ。

普通は、妻がしっかりと家計を切り盛りするよう
であるのに、かつてわが妻はお金にウンと無頓着
であった。

結婚した数年後、仕入に行った妻に、今日はいく
ら(金額)仕入したかと尋ねると、
「うーん、わからん。」
と言うので、
「明日、どこへいくら送金したら足りるかを知り
 たいから、自分が買った金額がわからんのでは
 困る。」
とさらに聞くと、
「そんな面倒なことなら、もうせん(しない)」
とあっさり仕事を放棄するという。

婦人服は女房に仕入してもらわないと、とても私
のセンスでは及ばないので、次からたずね方を替
えることにした。
「どのくらいの量、仕入したで?」
と私は両手を広げてみた。枚数は覚えているはず
がないから、量を手掛かりに仕入金額を推計して
みようと考えたのだが、これではまるで子供への
質問だ。

すると妻は、
「そんなこと考えながら仕入なんかできんわ。」
と怒りだすしまつ。
それでもそれから後は、金額は判らんでも、だい
たいの量を言うようになり、やがておおよその金
額も報告してくれるようになった。
ただし、女房が
「あそこは40万がぐらい仕入れた。」
と言えば、私はそこへ80万送金しなければならな
かったのだが、、、。

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