ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

椅子の話をしても、いいーすか(4)

2014年06月29日 | 日記
これまでは雑誌やカタログをみても、出ている
メインの商品だけに目が行ってたのだが、そう
いう商品の横に、雰囲気を盛り上げる椅子があ
ると、じっと観てしまうようになった。

すると、同じ椅子が、あちこちに出ていたりす
ることがわかった。有名なデザイナーや建築家
の設計したものであったりすると、価格は思う
より高いようだ。
やがてそれらが、どこそこの音楽ホールで使わ
れているなどの話を知ることになり、一度は座
ってみたいと誘惑にかられる。
座るだけならタダ、というのもあるが、、、。

貧乏人ほなさんは、ゴルフにおいては、初心者
セットを2年で買い替えて以降、ドライバーと
パターを変更しただけで、あとはまったくその
まま。ゴルフをはじめて約10年経つが、なん
とかまだ使えている。

買い替えた時、勧めてくれたものは、自分には
少し高かったのが良かったのかもしれない。そ
れまでは自分の想定範囲は、あまりにも現実過
ぎ、直近すぎるから、長く使おうとすると実用
に耐えられないことが多かった。

子育てが終わると、ちょっとだけ良いものを、
長く使いたいという方へ、考え方も変わってき
たのも関係あるかもね。

徳島にもメーカーがあるが、
「宮崎椅子製作所」
この会社の椅子も、ほとんど座ってみた。
けっこういいです。この会社では、個人的には、
ソファーがいいなぁ、と思っております。




椅子の話をしても、いいーすか(3)

2014年06月22日 | 日記
当初、木の椅子は、何も敷かず直接お尻をおくと堅く
って、長時間座っておられない印象をいただいていた。
が、実際は木の優しさから、けっこうな時間、クッシ
ョンも無しで居られるものだ。

そういえば、小学生の頃は座布団なしでも木の椅子に
一日中おれたし、思春期には、座禅を組みに、近くの
禅寺に何度か通った。ここの和尚様は、青年時代フラ
ンス文学をやっていたとかで、柔軟な方だった。20
分から30分ぐらいだったろうか座禅を教えてもらう
と、足の痛みに比べると、床の上の尻はがまんできる
ものだった。

うちの息子殿から、
「ニ○リの椅子と、父さんが良いという椅子との差が
 わからんわ。」
と宣告されショックを受けたが、やっぱり若い体は柔
軟だから、この差は理解できないもののように思う。

それはちょうど、障がいを持ち1cmの段差に困るよう
になると痛切に判ることであるのだ。障がい者に寄り
添うことを旨としても、健常者に最初から理解しろと
いっても無理なように。

お気に入りの椅子に座って、本を読んだり、花や山の
緑の濃淡に気づいたり、暮れゆく街の景色の移りゆく
さまを眺めたりする時間のなんと濃密なことかと思う。
これがソファーだとすぐ寝そべり眠ってしまい役に立
たない。だから自分にあった良い椅子が必要だ。

椅子の話をしても、いい-すか(2)

2014年06月14日 | 日記
椅子をもとめて、椅子をみれば座る!という動作を
繰り返すようになりました。
とにかく座るのです。そうすればわかります。

リラックスできるもの、
お尻の座りがよいもの、
太ももの当たり具合、
背中の当たり具合のよいもの、
手の置き場の高さ、広さの適当なもの、
etc,etc、、、

自分との相性がよいものを探すのですから、他人は
関係ありませんし、業界的な「評価」や高級志向の
「価格」も必要ありません。
そして現金が無くとも、よいのです。なんてったって
すぐに買わないのですから、、、。
ひたすら座る!を繰り返します。他人の目があっても
お構いなし、店員さんが話しかけても適当に答えて、
端から最後の一脚まで座ります。
(ました。と書かないのは現在進行形だからです。)

嫁さん探すときには、ここまでこだわりませんでした。
「それはきてくれる人が居なかったから、、、。」
そこのあなた、そんなことを言ってはいけません。
真実は、ほなさん家族を傷つけるではありませんか。

嫁のきてのいなかった、ほなさん。
きての居ないところへ来てしまった、奥さん。
嫁もこない人を父にもたざるをえなかった、子供たち。
その娘と結婚した婿、と、その一族。
言えば、どこまでも広がりますから、、。
あー、切ない、、、・

いえ、若い時代は、柔軟に合わせることが大事なので
す。世間に合わせ、上司に合わせ、お客に合わせ、女
房に合わせ、子供にまで媚をうり、やがて大人となっ
ていく通り道、仕方ありません。

座っていくとわかったことがありました。
ほとんどの家具屋さんにあるものは、机が主で、椅子
は添え物、または、体の柔らかい若夫婦、子供さんら
を対象としている商品であること。

また、高齢者施設向けのものは、高齢者に優しくでき
ているが、これもまたそれなり、、であるものが多い
ようです。(断定はできない。これもまた現在進行形
だからです。)

こちとらぁ、腰痛はあるし、背骨は曲がっている、こ
んなほなさんを満足させる椅子はあるのでしょうか?
と、神に問うと、
「イエス」
と答えがあったそうな。
この神は、西洋人ですな。
 

椅子の話しても、いいーすか

2014年06月13日 | 日記
ライバルの話は一生続くものと思われますから、
ちょいと中断して、ここ3年ぐらいハマっている
椅子の話を書きます。
椅子の中でも、「木の椅子」です。

50歳を過ぎてから、歩きゴルフをするようにな
り、一日のうち4時間から5時間をずっと歩きま
すと大層疲れます。ほなさんはなんてたって、睡
眠が不規則なので、熟睡するために身体を疲れさ
せているのですから、それでいいのですが。

家に居ると、ソファーに座ると、たいてい寝そべ
ってしまいます。例えばこんな風に。
これじゃベッドと変わりません。
ソファーを買うときは、そんな風に使おうなどと
思わなかったのにね。

長時間すわることのできる椅子ってないのかしら、
気付くと、机の添え物としてしか椅子を意識して
いなかったなぁと思うのです。

机なんて、モノが置けたらいいのです。本来無く
ても良かったのです。それより自分の身体を支え
る「椅子」が、実は大事な道具、家具であると分
かりました。イタリアや北欧のデザイナー椅子な
どを写真でみると、実に優雅な椅子があり、日本
でも北海道でたくさん出来ているとか、過去に聞
いたことがありました。

でも、体を椅子に預けてみるまで、その真価はわ
かりません。自分にとって、良いもの、心地よい
ものだけが知りたいのですから、また収集家には
なりえる「こずかい」もありませんから。

ライバルの話(9)

2014年06月11日 | 日記
梅さまは昨日の東条湖でのラウンドでは、後半
のハーフはパープレイなのでありました。
かたやノンちゃんは、夜、熱を出し、アイス
ノンで冷やしつつ夜を明かしました。ホテルで
ひとり皆の帰りを待つことができず、付いてこ
ざるをえなかったのでありました。

かわいそうなノンちゃん、だからプレーができ
ない、たとえできたとしても途中リタイアもあ
ると宣言し、とぼとぼ二打目地点へと出て行き
ました。

これをゴルフをやらない人が見たら、なんとゴ
ルファーとは罪深い人たちであるよ、と思うこ
とでしょう。いいえ、ゴルファーの私さえ、い
ったんはそう思ったのでありましたが、自分が
ドライバーを手にした瞬間、他人の不幸など、
いっさいを忘れていったのでありました。

ロイド・ジョージの有名なことば、
「ハンデイ30の人は、ゴルフをおろそかにする。
 ハンデイ20の人は、家庭をおろ そかにする。 
 ハンデイ10の人は、仕事をおろそかにする。 
 ハンデイ5以下の人 は、すべてをおろそかにする。」

ゴルフをおろそかにするレベル---ライオンの
ほなさんでさえ、二打目地点へ着いた頃には、
あるひとつのことだけしか頭にありませんでし
た。それは、
「今日はボギーオンにこだわろう。」
というものでした。

ゴルフでは規定打数が4打なら、パー4のホール
とよび、2打目でグリーン地域へ球を運ぶことを
パーオンと言います。パー5ホールなら、3打目
で乗せることが出来たなら、それをパーオンした
と言えます。

ところがこれが難しいのです。そのため、ほなさ
んは、初めからパー3なら2打目、パー4なら3
打目でグリーンへ乗せようと考えてきたのです。
2打目でグリーンを狙うようなことはせず、2打
目はバンカーなどのないグリーンのはるか手前へ
刻み、3打目でやっとグリーンセンターを狙おう
というものです。
13本もあるゴルフ道具などなくても、これなら
グランドゴルフのクラブ1本あればやれそうに思
えたからでした。



ライバルの話(8)

2014年06月02日 | 日記
梅さまのドライバーに弾かれたボールは、糸を引
きつつ天空へと吸い込まれていきます。女子プロ
の、それも現代日本のトッププロのバッグを担ぐ
こともあるという話は、弾道を観ただけで納得で
きました。

10番ホールはぐりーンまで見通せる直線であり、
落下地点が良く見えました。梅さまの球は、コー
スのどこまでいったでありましょうか、フェアウ
エイで止まりました。250Yを軽く超えたでしょう。

傍のけんどさんは、初めて観た球筋になお一層の
不安をつのらせているようでした。ほなさんに誘
われて、恥をかきに来てしまったんじゃないかと、
後悔にかられているのでしょう。

リゾートの雰囲気の中にも、少しの緊張感がティ
ーグランドを包んでいましたす。
でも梅さまは、ライオンじゃないのです。別格な
のです。そしてゴルフは楽しむためにあるのです。

次はけんどさんでした。
けんどさんは二度素振りをしたあと、ドライバー
を打ち下ろしました。当たりは良かったのですが
気持ちがつっこんだ分だけ球をひっかけ、コース
左側の土手に直撃し、ころころとフェアウエイと
の境に転がり落ちてきました。これならまずは、
ほっ!
です。顔が安堵の表情に変わりました。

さてほなさんは、このところ最初は良いので、安
心しつつ振りました。ほなさんに限って、朝一シ
ョットに大きな乱れはめったとありません。
距離は出ませんが、フェアウエイ左へ落ちました。

ほなさんの問題は、ゴルフ初心者の時代から同じ
なのです。体が温まり、動くようになってくると、
突然、乱調が始まるのです。手足が、腰が、下半
身が、思いとは別の方向に、勝手に動きだします。
それはどこでも毎回そうでありました。

スタート当初、同組メンバーの
「ほなさん、なかなかやるではないか。汗かき日
 記の無様なプレーは、あくまで物語だったのか。
 それなら、面白いことを書く奴だなぁ。」
との評価が、ホールを移すたびに変わり、終盤ホ
ールでは、誰もほなさんのプレーを観ないまでに
落ちていきます。メンバーは口に出して言えない
のです、恥ずかしくて。
しっかし、今日こそはそうはなるまい!と思うの
もゴルフであります。

ティーショットの最後は、ノンちゃんでした。
ノンちゃんは、レディースティから伸び伸びした
スイングでスタートして行きました。

神戸六甲のアゲインストの風は、さわやかな五月
の温かさを運んでいます。