ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

100が切りたいぞ(夢追い人)

2011年10月26日 | 日記
わがボールが池へ飛び込む光景は、まぶたに焼
き付き、いつ思い出してもエンドレスになります。
負のイメージから脱出できなくなるのです。

負のイメージといえば、
先日、メインの地方銀行の担当さんと久しぶり
に話しました。すると、銀行もずいぶん痛んで
いるようで、マイナス発言ばかり。銀行の自己
利益だけを守ろうする印象が強く残りました。

(いや本当は、ほなさんの成績が悪いので、マ
 イナス発言になるのでしょう。あやまらなく
 てはならないのは私かも。)

担当さんは、新規の取引先がほしいから、紹介
してほしいと頼んで帰りました。
次回は、上司をつれてくるんだそうです。

かつて習った、「明元素言葉」「暗病反言葉」
想い出し、その悪い方、「暗病反言葉」が多
いのに驚きました。暗いことばかり言う人を、
友達に紹介したい人って、いるんでしょうか。

一方で、42年ぶりに同じクラスだった堀淵清治さん
会うことができました。

彼は、ポケモンなど日本のアニメをアメリカに持
ち込んだ人として、大成功をおさめ故郷に錦を飾
りましたが、本人いわく、
「現地で会社を経営しているが、みんなが思って
 いるような金持ちじゃないぞ。」
と言い、
「自分のすきなことだけやってるから、金とは縁
 がない。」
とさわやかに言い切りました。

夢の実現とお金は必ずしも一致しませんものね。
ほなさんには、彼の成功は嬉しいことですが、一
番嬉しいことは、彼がまだ夢の途中で、まだ追い
続けていることです。こういう方のお話は、いつ
でも聞きたいと思います。

人は夢を実現しようと生きています。ほなさんの
ような小さな商いでも、なかなか成功しないもん
で、他人がみたら、いつまでも細々した夢を追い
かけてると思うでしょう。
でもそれが、ほなさんの「夢の途中」、
「未だ、夢から覚めず」なんです。

「一生覚めない夢」をみたいと思いませんか。
でもそれって
「一生、成功できない」
ことの裏返しかもしれません。

今月の13日、関東の某県で、ほなさんの店と同じ
ような作りの店が開店しました。Oさんという40半
ば、いい人柄の商人です。
彼は、スーパーの店頭で衣料品を売っていたので
すが、このほど自分の店を持つ機会を持ちました。

それで全国のいろんなお店を見学し、写真をとって
きたそうです。そして最後にほなさんの店にきて、
「こんな店を作りたかった!」
と思ったんだそうです。なにが良かったのか知りま
せんが、気に入って下さったので、その後、お話す
ることが何度かありました。彼は、込み入った話で、
他人にするべきでないと思える話もしてくれました。

震災やいろんなことがあり、遅れ遅れの開店となり
ました。つい数日前、写真がいっぱいと売り上げデ
ータが送られてきました。ほなさんの店にできるか
ぎり似せたという作りは、無垢の木で、なんか居心
地がよさそうで、大きな木がシンボルマークになっ
ていたことに、そこまで似せるかと笑いました。

開店成績は、お客様がたくさん買ってくださり、彼
の店は成功の部類に入ります。
写真みながら、女房が、
「ここから、、、、一年後が勝負だなぁ。」
とひと言。
うれしいですね、夢追い人がひとり、関東に生まれ
ました。

高いお金と労力掛けて、自分の夢をかったんです。
これほど面白い、スリルとサスペンスはありません
。TVドラマがどんなに出来がよくっても、生身の
人生に比べたら色褪せます。
人の夢の結末だけは、どんなに偉い人でも、だれに
もわからないのですから、わからないうちは失敗に
なりません。

本当は、失敗も成功も、そんなこと、他人様の評価
はどっちでもいいのです。たとえ失敗だとしても、
自分の夢を叶えるために流した汗と時間は、絶対に
無駄ではありません。

夢は見続けたモンの勝ち!
それは古今東西の歴史が物語ってます。

100が切りたいぞ(夢つなぐ道)

2011年10月22日 | 日記
17番はショートホール175Yパー3、えらく遠い
ところに旗がなびいているようにみえました。
右側の谷を越えれば、あとは左のバンカーがきつ
そうです。

そういえば、この右側の小さな谷にも何度も入れ
込みました。
そこで左を狙うと、グリーン脇に大きな深いバン
カーが、、、、これに入れるとあきません。罰が
きつそうです。

ゴルフは心の奥底で考えていることが、きちっり
と出ます。過去何度も谷にいれた経験が球に現れ
、ほなさんの打ったボールは、左へ飛びました。
心が怖がっています。それでもまだ運がついてい
ました。ほなさんの球は、バンカーの右側の淵、
グリーンに近いラフが盛り上がった部分で停まり
ました。ラッキーです。

ボール脇に立つと、ま横に旗が立っています。30
Yもありません。奥が高い受けのグリーンは、カッ
プ上側に狙いをつけました。パブリックでコーチ役
Hさんの言葉が頭をよぎりました。
「寄せは入れるつもりで狙うんだぞ。」

だからといって、チップインすることはありません
が、ほなさんのグリーンに乗せるだけの寄せをみて、
こうアドバイスをくれました。真剣に狙っていけば、
カップの近くでボールが停まる確率があがるのです。
飛距離のでないほなさんは、寄せワンでパーをとれ
るようになることがスコアアップへの道だと教えて
くれたのでした。

ほなさんがサンドですくい上げると、ふわっと落ちた
球はカップの上20cmで止まりました。
「おおー、ナイスショット!」
とグリーンを囲んでいたメンバーが声をあげました。
ナイスパー!

ここまで93打、次はパー4ですから、ダブルボギー
で99打で念願の100切りであります。
いよいよ最終ホールです。

18番ホール402Yパー4は、左右に池のあるコース
でした。

100が切りたいぞ(そして転落)

2011年10月16日 | 日記
ゴルフもラスト3ホールになりますと、朝の様子
と異なり、それぞれの立場が表れてきます。

6発事件以来、ずっとティーショットがラストの
薬局さんはすねて、投げやりになっていました。
千円の参加費を払い、ニアピン賞にトライすると
申し込んだことを後悔しているようでありました。

従兄弟は、○藤さんから
「どうしたんだ、今日はおかしいぞ。」
と揶揄されるぐらいの絶好調でした。80台です。
私もこんなに従兄弟が上手いとは知りませんで、
言われた従兄弟はほくそえんでいます。

○藤さんは、調子がもうひとつなので、明日のコ
ンペに思いをはせているようでした。
ほなさんはこのまま行けば、念願の100切りで
きそうです。

16番のティーショットです。
ここは左の池方向に行きさえしなければ大丈夫で
す。まず従兄弟が気持ちよくドライバーで飛ばし
て行きました。きれいなスイングしている訳でも
ないのに、この人、なんでこんなに飛ばすことが
できるんだろう?
このぐらい飛ばせたら、ゴルフは楽になるのにな
ぁ、と思いつつ、次の○藤さんの番が終わるのを
見ていました。

さて、ほなさんの番です。
150Y先にある小川を越し、まっすぐ行くことだけ
を念じて。
なんせ、ほなさんのドライバーは、150Y先の小川
に過去二度捕まってますからね。どしたらそんな
器用なことができるんで?と思うかもしれません
が、人間、一寸先は闇なのですよ。

ほなさんは気分よくドライバーをうち降ろしまし
た。すると、球は右へ出ました。ひっかけたので
すが、小川は越えたようでした。まずは安心です。
薬局さんは力んで池の中央へ飛ばしました。飛距
離は一番でています。

ほなさんは、急いで自分の球を探しました。池を
超えたあたりの右側や隣のホールを、です。
ところが、ありません、見当たらないのです。そ
して、とても残念な事実を知りました。
前に見えた小川は、そのまま右隣のホールで池と
なっていたのです。ヤシの木がブラインドになり、
16番のティーグランドから池の存在がわかりま
せん。キャディは、そっちへ飛び込んだんだろう、
と告げました。

あーあ、やはり池です。
わきにドロップし、3打目として打ちました。
今度は、
「バンカー!」
と先に行ったキャディが声をあげました。
フェアウエイ右わきのバンカーに飛び込んだよう
です。

4打目はバンカーからとりあえず出し、二つ目の
池の手前のフェアウエイにボールを運びました。
5打目、グリーンへの距離は150Yだときき、向こ
う岸を狙いました。当たりは良かったのに、右足
下がりのライが悪かったのか、ぎっちょの私では
距離が伸びませんでした。ドボン!

7打目、池の手前のラフから、今度は135Yとキャ
ディは言いました。
これなら球も上げられます。グリーンの先はバン
カーが口を広げて待ってますが、大き目でもいい
のです。
きれいにスイングすることを念じて打ちました。
ボールは高く上がり、まだ上がり、そんなに上が
るんじゃない!と叫びましたが、高さが出て、距
離が足りません。ドボン!

「ウーン」
と大きなため息をつくと、キャディさんが、
「そんな悪いスイングじゃないけどなー。」
と一言。ほなさんを落ち込ませないために言った
のでしょう。

9打目、今度は、十分に飛ぶように気をつけて打
ちました。
今度の当たりは手ごたえありました。が、右にカー
ブしつつ球は飛んでいきました。そっちは池の奥
が深いぞ。言っている間もなく、向こう岸に当た
り、跳ねかえって池へ、ドボン!

肩を落とした、ほなさんに、
「向こう岸に当たったから、グリーン横からね。」
とキャディが声をかけました。
キャディさんもやっとグリーンへ行けると、ほっと
したに違いありません。

グリーン脇の跳ね返った地点、ほなさんは第11打
目を打ちました。
サンドですくい上げた球は、旗の手前で1度、2度
とはずみ、カップにコロン!

16番ホール、やっと終わりました。このホールだ
けで4発池にほおりこみ、計11打です。急に、1
00切りへの自信がなくなったのでした。

100が切りたいぞ(希望の前夜)

2011年10月15日 | 日記
ボギーペースだと15打ですから、念願の
94。でもそれは無理でしょう。

もしダボペースなら18打の97です。今
日はダボ以上叩いていませんから、まずこ
れは堅いと思うのです。
97がとれれば、2年越え、3年ぶりの100
切りスコアではありませんか。

16番ホール479Yパー5は、右ドックレッグ
しかも、途中には、二つの池が待ち構え、最
後のグリーンも周りをバンカーがガードして
います。

ほなさんには、第一打をチョロすると小川が
あり、スライスすると池の奥へ誘われ、第二
打または第三打で池の手前へ、そして次の一
打でグリーンを狙うかどうか決めるのが賢明
のようです。

グリーン奥のバンカーもいやらしく、一度入
れてしまえば、バンカー脱出の方向に、また
池が見え気になるという、普通そこまでやる
かよと文句がでるほど、実に意地悪なのです
よ。
ここを監修したジャンボ尾崎さんに一言いい
たい、と思いますね。
「体に気をつけてがんばって」って。

さて、ほなさんがいやらしいと表現するのは、
そのすべてにひっかったことがあり、その度
にひどい仕打ちを受けた記憶があるからです。
ほなさんのこの貧相なアバラ骨の間には、そ
の受けた痣があり、池を見るたび、バンカー
を見るたび、今もなおそれぞれの痣が、ぽっ
ぽっと赤くうずくのでありました。

なんだって、悪い病気でもあるんじゃやない
か、なんていう人は。

100が切りたいぞ(9)

2011年10月14日 | 日記
12番ホール370Yパー4は、予定通り3オンし
たものの、カップまで遠く、思い切りよく打っ
たつもりのボールは中途半端な距離を残してし
まいました。距離感というものは、だんだん狂
ってきます。
この動揺は3パットの結果をうみ、ダボとなり
ました。

続く13番168Yパー3は、左から大きく回りこ
んだ向こう岸にグリーンがあるホールでした。
Jクラのコースガイドをリンクさせましたが、
この日のピン位置は、図よりまだ右側でありま
して、誰もに、どうしても直接狙いたいと思わ
せるものがありました。

なので、ほなさんは「俺も男子だ、ついてるも
のは、喩えそれが貧相でも、ついているんだ!」
と自分に言い聞かせ、慎重に向こう岸に狙いを
定めました。
午前中の池で、二度目で越えられたことが自信
になっていました。従兄弟が、ニアピン賞の申
し込みをせよとか、プレッシャーをかけるなか、
ほなさんの一打は、快音を発しました。

やった!と心で叫び、球の行く末をみ、
「ない、、、、ありません。ボールはどこだ?」
とほなさんが言いますと、
「見事に逃げたなぁ。ほれ、左にプッシュアウト
 して、左のグリーンエッジにおるわ。」
と従兄弟が教えてくれました。

二つのグリーンがひとつになったような、ひょう
たん形グリーンの左の端のエッジにちょこんと見
えてるのが、ほなさんの球のようです。
やっぱし、ほなさんには、ついているものもお粗
末なようで、自分自身が池越えできないと、心の
そこでは思っているのでしょう。
「くそーっ!」
とだけ、みなの手前、ほなさんは舌打ちしたので
した。

次は、薬局さんでした。
気の毒だとは、きょうの薬局さんのことをいうの
です。一発目は、ニアピン賞をもらおうと宣言し
打ちました。この球は旗めがけて一直線、が、ひ
と伸び足りず、ドボン。
池の傍からの二発目は、力が入ってダフり、その
まま池へぽちゃん。

3発目を落とした時は、
「だれか~、球をくれ!」
と薬局さんは叫びました。従兄弟が持ってた球を
渡し、これもまたドボン。
もうあきません、一番飛距離を出せる薬局さんの
今のスイングは、だれが見ても、池を超えそうに
ありませんでしたが、6ッ発目で、やっと越えま
した。だれも慰めの言葉すらかけることができま
せんでした。

こうなってみると、どこかのだれかのような、池
へゴー!のような無様ではなく、ほなさんの左へ
逃げたエッジへオンの球でも、立派なもんであり
ます。

ところが、ここからが難しかった。段差のあるひ
ょうたん形グリーンのへこんだ部分は、池なので
した。つまり、ほなさんのエッジからは、そうと
うな左カーブの大回りをして下ってゆくか、水の
上を飛び越してゆくかしかありません。
結局ほなさんは、4回パターを叩いてカップイン
となったのでありました。
1オンでもここもダボ。

14番ホール390Yパー4は3オン、1パットのボ
ギーでクリア。
15番ホール391Yパー4は3オン2パットのダボ。
ここまでで「79」、あと3ホール分のパー12
を20でいけばいいのです。

いよいよ100切りは実に順調であると思えた、
明日という日が輝いてみえた、水曜日の午後でした。

100が切りたいぞ(8)

2011年10月13日 | 日記
9番394Yパー4もダボ、○藤さんが、
「ほなさん、いくらだった?」
と尋ねるので、
「ええーと、52。」
と答え、また今回もハーフ50が切れなかった
と落胆していると、
「ほれはおかしい、12オーバーだから48だ
 ろう。」
と言うのです。

私が、
「12オーバーなんで52でしょう。」
と言うと、みなから、
「パーは、36!」
とつっこみを入れられました。ずっとハーフ50
切りができないばかりなので、いつの間にか、そ
ういう計算をしてしまっていました。負け犬根性
になってしまっている自分がいます。

そうなんです、ハーフは36でした。それなら後
半うまくいけば、二年ぶりの100切りも可か?
と騒ぐ胸を押さえつつ、昼食をとりました。

「インとアウト、どっちが難しいで?」
と肉うどんを啜りつつたずねると、○藤さんは、
「ほら、インじゃ。池が出てくるしな。」
ときっぱり。そういえば、銀行コンペで皆から声
援を受けたというやたら難しい池越えもありまし
たわ。
この時点で、もうあきません、半分望みは絶たれ
ました。

人間、希望を持つからショックが大きいのであっ
て、はじめから望みを持たずにいけばいいのよ、
とは、朝、女房がかけてくれた言葉です。
この2年以上、コンペの朝は、同じ言葉をかけら
れております。

 「朝出た時の 顔で帰れと 妻はいい」

110の王ライオンウッズを主催するWINDさんの句
は、ウロ覚えでこんなんだった(詳細不明)では
なかったでしょうか。

ところがギッチョンチョンであります。
今回はどうしたことか、インのはじまり
10番ホール353Yパー4
11番ホール493Yパー5
と連続のパーセーブをしたのでありました。どち
らも、寄せがうまくゆき、1パットで沈めたので
ありますが、特に10番は、5mのロングパットを
最後の一転がりで転げこみました。

パーを拾っていくという圧巻のプレーをしたところ
から、ほなさんの運命も転がりはじめたのです。そ
れはこの時点ではまだ誰も知りえぬことでありまし
た。

100が切りたいぞ(7)

2011年10月10日 | 日記
一番手、オナーは、従兄弟でありました。
高い球筋でぐんぐん池を越えていきました。
どこでゴルフスイングを習ったのでしょうか、
年の割にヘッドスピードが速いのです。

次はほなさん、悩んだあげく、振り回せない大き
いクラブより、ちょうど良いクラブでフルショッ
トしたほうが良いのでは、と考え、ユーティリテ
ィ5番を使うことにしました。U5番は、別名「
ヨイショ君」という太鼓持ちの名で、打音だけは
どこに当たってもナイスショット!という音がす
るのです。

ほなさんのスイングから打ち出された球は、高い
金属音を残して向こう岸めがけて飛んでいきまし
た。今回はダフリもスライスもしていません、高
さも申し分なしです。
しっかし、、、少し足らん、、、、
ズボッー、、と音だけが響きました。

続いて、○藤さん、薬局さん、池のあちこちにほ
おり込みました。ほなさんは、ティーグランドよ
り前、水際に近いところにドロップし、第三打目
を打ちました。少し距離が近くなったので、さっ
きほど恐くありませんが、今度は届くでしょうか。
一番信じられないのが、己の腕です。

ほなさんは、心静かにし、やおらクラブを振り下
ろしました。球は向こう岸ぎりぎりの地点に落ち
たかと思うと、ピン方向へ跳ね転がっていき、距
離はありますが、のぼり傾斜の場所で停まりまし
た。受けグリーンののぼり傾斜にボールを置く、
これは理想的な寄せです。

これをみた従兄弟が、
「危ない!旗と池との間のあんな狭いところを狙
 うなんて、オレにはできんわ。」
と言いました。ほなさんだって、狙ったのではあ
りません。
「ほんなことできるんだったら、はなっからグリ
 ーンに載せとるワイ。」
と悔し紛れに応えました。

ほなさんの上りの強めのパットは、わずかに外れ、
返しのパターを入れました。
ダブルボギーです。
従兄弟パー、○藤さんダボ、薬局さんはトリプル
でした。

7番ホール472Yパー5
ほなさんは3パットを打ち、またもやダボ。
ほなさんのボギーで凌ぐ作戦に、限界がきたよう
です。



100が切りたいぞ(6)

2011年10月09日 | 日記
「ほなさん、すごいじゃないか」
と○藤さんが声をかけてくれました。
みながパー、ボギー、ダボと変化しているうちに
5番ホールを終わるまで、ほなさんは各ホールを
すべてボギーで周っていたのでした。

「ええ、まぁ」
と控えめに答えたものの、本当はボギーペースが
ほなさんの狙いでした。規定打数パーをボギーに
置き換えることで、とにかく喰らいついて凌いで
いたのです。

Jクラシックの名物6番ホール、ハンデNo1の池
越えホールにやってきました。ティーグランドから
大きな池を挟み、向こう岸にグリーンがあります。
空中飛距離150Yは必要でしょうし、高い球でグリ
ーンの上からドスンと落とす技術が求められますが、
ほんなこと、ほなさんにできる訳ありません。

池に入れないために、右側から周っていけますが、
それだとなんのために今日来たのかわかりませんの
で、ここは挑戦あるのみです。ちなみに、ほなさん
が一度で越えたことはありません。過去は、池越え
に失敗し、向こう岸に設けてある「プレイ3」から
ばかりでした。ところが、
「今日は競技会だから、プレイ3はありません。」
とキャディはサラリと皆に宣言しました。

え?
すると越えるまで、、、終わらんのか!
自信のないものたちの、心の中でそう自答する声が
聞こえてきそうです。
レギュラーティから164Yがグリーンセンター位置
と表示がありました。前の組のメンバーは次々と池
へ打ち込んでいます。

高い球が打てない私は、自分のキャリー(空中距離)
がいくらあるのか知りません。それは、いざという
時、まともに球に当たったことなどなかったからで
ありました。
しかもこの池は、左が奥深く、ギッチョのほなさん
のスライス球は、どこまでも池の奥を目指していき
そうです。

前の組が終わり、グリーンのキャディが合図を送り
ました。
何番で打てば?という問いの答えはまだ出せません。

池を渡ってくるかすかな向かい風が、ほなさんの頬
をなで、さてどうするの?と問うているようであり
ました。

100が切りたいぞ(5)

2011年10月08日 | 日記
ゴルフバムさんのコメントです。

>岐阜関カントリーをプレイした時に日本女子オー
>プンの時の諸見里しのぶプロのドライバー到達地
>点にプレートがあり、マン振りしても届きません
>でした。
>女子といえども、さすがはプロ。まして男子プロ
>の飛距離は一般人のそれとは別次元ですね。

ゴルフバムさん、いつもありがとうございます。
女子プロの飛距離もすごいんですね。
しのぶプロは、かわいい顔して飛ばすんでしょう。
男子並みの福島プロの飛距離もライオンのほなさん
としては、ぜひ見てみたいと思っとります。
きっと、尊敬とあこがれに気持ちから、ぞっこん惚
れちゃうこと請け合います。

さて、ほなさん身の下話はおいといて、
なだらかに傾斜したフェアウエイを降りると1番ホ
ールのグリーンでした。4打でグリーン手前30Yま
で到達、ほなさんは5オンでピンの近くに転がすこ
とができました。そういうピン傍へのほなのアプロ
ーチをみて、
「あなた、卓球やってたでしょう。」
と言った方がおられました。

そうなんです、ほなさんは卓球部に3か月在籍した
ことがあるんです。だから、球をすくい上げるのは
カンタンです。できない私を、同級生のA君が熱心
に教えてくれ、卓球が大変好きになりました。(都
合で別の部に変わりましたが)

このA君は、とても好青年でしたので、幼馴染の森
優子さん(朗読家)に紹介しましたら、玉砕して帰
ってきました。最近、森さんに、
「あんないい奴、なぜ断ったんだ?」
と40数年前の理由をたずね、分かったことがありま
した。

それは、男にとって好人物と、異性にとってのそれ
は違うのだ、ということであります。緊張したA君
は、彼の良さを表現できずじまいだったでしょうし、
それ以上に我々は、乙女ごころのわからぬ青春を過
ごしていた輩であったことは間違いありません。

ほなさんの球は、カップまで50cm、のぼりライン
です。パブリックの高麗芝と異なり、Jはべったり
張り付いたベント芝で、よく転がりそうでした。
練習グリーンでさんざんやった通り、強く打ちまし
た。強く打って、ややこしいラインを消すのです。
素人はこれが一番だ、とパブリックのHさんが教え
てくれていたのです。

ほなの球は、カップ向こうの土手に当たり、勢いよ
く飛び込みました。
「おー、強いな」
「ほんなによう打たんわ」
と周りが口々に言いました。

50cmが1回で入りました。
487Yのロングホールを、1パットの6打で終え、上
出来のスタートを切ることができました。

○藤さんは、バーディ。従兄弟はボギー。飛ばしの
薬局さんはダブルボギー(+2)でした。

100が切りたいぞ(4)

2011年10月07日 | 日記
アウトの1番487Y(白ティ)PAR5は、ジャ
ンボ尾崎が開業式典にヘリコプターでかけつ
け、そこに居た素人のドライバーを借りるや、
スーツ姿のまま打ったというエピソードがあ
るホールです。そしてそのボール地点を示す
旗が、はるかむこうのフェアウエイになびい
ています。

ほなさんはそこまで2打はかかりますので、
ゆるやなか右ドックのコースのバンカーを狙
って打ちました。普通の人には有効な障害物
であっても、私のドライバーはどうせバンカ
ーまで届かないのですから。チビは鴨居で頭
を打たないのです。

そう思って打った球は、フェアウエイ真ん中
におち、センター前ヒットのようなライナー
で転げました。ほなさんは独り安堵し、みな
の中で一番の当たりだと思いましたが、行っ
てみると、やはり一番飛んでいなく、K師匠
から授かった鳴門CCマークの新品ボールも
「俺にできることはここまでだ。スマン!」
とつぶやいているようでした。

飛距離のトップは、同い年の○○薬局さん、
この方は、なにやらを調合したものを飲んで
いるもようなので、まず、敵いません。
次に従兄弟は、ほなより5歳上ですが、身長
があり、これにも敵いません。
最後に○藤さんは、自分の会社を売り払い、
悠々自適のゴルフ三昧、やっている数が違い
ます。
結局のところ、いつもの通り、私が飛距離も
スコアも最後になるなぁ、定位置だと諦めた
のでした。

第二打は、5番ウッドで大振りしないように
したのですが、それでもまだ早すぎるスイン
グです。ボールの頭を叩き、ごろごろ転げて
いきます。これじゃ、ジャンボの旗までいく
つかかることか、、。

でもね、
見上げた空は最高の日本晴れ、フェアウエイ
を闊歩するのは、どこまでも晴れ晴れします。
この風景の中に居られるなら、なん打でもい
いじゃないか、そう感じる自分がいました。
この場にいて、遊ばなくちゃ、楽しまなくち
ゃね。