ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

真実の瞬間

2007年06月22日 | 日記
「ゴルフは、上がってナンボ」のゲームと言われます。
それが、この前の同窓会ゴルフで、「ドラコン賞」を
ひとついただきますと、これ以降、

  「飛ばしてナンボじゃ、このヤロー」

と思うようになりました。
ドライバーで、フェアウエイウッドで、アイアンで、
球を打ち上げると、それはもうなんとも言えない気分
になれますなぁ。「ランナーズ ハイ」というのが
あるのなら、飛ばしのナイスショットは「ゴルファー
ズ ハイ」です。「ハイ」と申しても返事しているの
じゃありませんよ。「Hi」と書いて ハイと読むやつ
です。ちなみに、「飛ばしてナンボじゃ、このヤロー」
の「このヤロー」は、何の意味もございません。ただに
下品な人柄を現しているだけです。

もうなんせ、これまで「ドラコン賞」というような
飛距離を競うモノにはまったく縁のないゴルフ暦でした
から、きわめて勇気付けられ、気分もハイになりました。
ところが、その時の「ビデオ」を見せてもらったのです
が、これがまたスゴイのでして、

    「これ誰?」

と尋ねたのであります。
そこにあったのは、猫背のじいさんフォームでした。
あちゃーーー、ジジイになったなぁ、ひどいフォームだ
なぁ。レッスンプロに習えと、言われてきたのもうなずけ
ますわ。

「真実の鏡」って辛いのね。

小雨はゴルフ日和

2007年06月15日 | 日記
曇り最高、小雨は良、夏のゴルフの天候でよいと思うのは
このふたつ。ゴルフをはじめた頃は、天候の良い日が楽し
かったが、夏の陽射しはあまりにも暑い。白球が大空に舞
い、青い空に吸い込まれてゆく、快晴の天候はこの時期ば
かりは最悪だ。

ジリジリと照りつける太陽に、手引きカートのほなさんは
倒れそうになるからだ。首はまっくろ、しかもヒリヒリ、
顔はゴケ茶色、汗は滝のごとくながれ、一振りするたびに、
はあーっ!と深いため息がでる。
帽子を水でぬらし、頭からかぶるのも、すぐに生ぬるいお
湯になって体を伝うから、気持ちのよいものでない。

小雨の日は、いい。うすいカッパの上着と帽子だけで十分
な雨よけができる。雨足がつよくなり、傘をさし防水ズボ
ンをはかなければならないと面倒だが、小ぬか雨だと涼し
くて頭を冷やすのにちょうど良いのだ。
晴れの日ほどボールが転げないのも、好都合。難しいグリ
ーンも、まっすぐ強めのこれ一本。初心者にはやりやすい。
でも、バンカーだけは、入ったら出せない。(あ、雨の日
でなくとも同じだった、、)


最近買ったCDが、「トム・ジョーンズ」と「ママス&パパ
ス」。
久しぶりに聴いたら、トム・ジョーンズは夏まっさかりだっ
た。
マイク片手に、腰をふりふり歌っていたトムを想いだす。
声を聴いた息子は、「シブイ」と言った。
私は、「やっぱり下品だ。」
「でもこの下品さに弱いんだなぁ、私らは。」

暑苦しさ、お下品さ、リズム&ブルース、
ダンスなんか踊れなくても、ウキウキしてしまいますなぁ。
あーあ、今年の夏もまた暑くなる予感が、、、。

ゴルフ番組の不思議?

2007年06月13日 | 日記
ジュピターTVのつくる「ゴルフネットワーク」には、P
GAのレッスン番組がある。ゴルフの番組というのは、ち
ょっと変わっている、と思う。
番組の中心は、プロのトーナメント、アマチュアの大会が
番組のメインなのだが、変わっている点は、やたらとレッ
スン番組が多く、肝心のプロよりも、レッスンプロの方が
人気が高かったりするのだ。こういうTV番組のつくり方
って他にあるのだろうか。

これをプロレスに置き換えると、対戦番組の途中に、エル
ボーの打ち方の5分間ワンポイントレッスンがあり、さら
に別の番組では、試合運営の手順、どこを狙い攻めてゆく
かの30分番組までそろっている、ようなものだ。
こうなるとレッスンの講師は、山本小鉄クラスが担当し、
あこがれの「新日本プロレス」の練習マットで教えてくれ
るのが適当かと思われる。

こういうNHKの12チャンネルで放送されるような内容
が、スカパーでは24時間やっている。極めつけは、夜中
か?朝か?決めにくいAM3時から4時までの1時間、有名
プロのドライバー、フェアウエイウッド、アイアン、ウエ
ッジ、パターとすべてのクラブのショットが、各人別に紹
介されている。ナレーションもなにも無いなか、延々とシ
ョットの映像が続くのだが、1時間はあまりにも長い。同
じものが上から、前から、後ろから、横から、スローモー
ションもある。だからその繰り返しに、必ず眠ってしまい
最初から最後まで観た事はない。目が覚めても、まだやっ
ているからスゴイ。

喜びは苦しみのはじまりか

2007年06月08日 | 日記
「100切りできた」と報告しましたら、たくさんお祝いの
言葉をいただきました。この場をかりて、お礼を申し上げま
す。

と、こ、ろ、が、
「100を切ってから、苦しみが始まるぞ!」
という言葉も、いくつも頂戴しました。
「前回は100切れたのに、、、、」
一度達成できても、次も続くことはないというのです。

できた喜びが

できない苦しみに変わる

ゴルフとは

あり地獄なのですね

だから、人生を感じるのでしょう

「臨時ニュースを申し上げます。」

2007年06月04日 | 日記
ゴルファーにとって、第二の誕生日といわれるスコア
100を切った日が、とうとう「ほなさん」にも生ま
れました。

昨日の同窓会コンペで アウト 51 イン 47
を記録し、見事に「98(空振り含む)」の結果と
なりました。
圧巻は、昼からのインで、なんとパーを4個もとった
ことであります。

今回は、木に跳ね返ったものでもなく、コンクリート
に当たったものでもなく、カート道で大きくバウンド
したような、ラッキーだけでものにしたのではありま
せん。

それをいうと、巷の噂では、近所のカラスを飼いなら
し、ラフに水路に沈んだボールを拾わせ、グリーンに
運ばせていたとか言われておりますが、そういう事実
はありません、いや、ないと信じております、いや、
ないことを祈っております。いや、なかにはあったか
もしれませんが。

これを機に、さらに精進する覚悟でございます。

              平成19年6月4日

銀コン(5)

2007年06月02日 | 日記
「ほなさんのゴルフ、ヘタッピだと思っていたらパーを
とったじゃありませんか、パチパチ、うまいですよ。」
「ナイス、パー」
と読んでくださった方から祝福のコメントをいただきまし
た。ツキのある日というのは怖いものです。まだ続きま
す。

ほなさんはダブルボギー(規定+2打)、トリプルボギー
(規定+3打)、ダブルパー(規定+4打)を打ち続けなが
ら、ラッキーなパーを2個とり、午前中の最終ホールへた
どりつきました。

18番ホール(350Y パー4)
このホールは左側を木が並び、横はOBゾーンとなってい
る。中央左側にバンカーがあり、中央から右側ルートが安
全だ。その先に、クラブハウスを望む。

機械屋さんのティーショットは、高く上がる。曇り空に昇
る白いボールは、雲にとけ込み判別がつかなかった。後ろ
のほなさんは目を凝らしていてもすぐ見失った。キャディ
さんは、少し離れたところで右手のひとさし指を目の前に
出し、ショットと同時に指先でボールを追いかけてゆく。
昇る球が落ちてしまうまで、ずっと人差し指がボールを捕
まえて離さないのだ。プロにはプロのやり方があるのだ、
と感心した。
「バンカーの右です。」
とキャディさんは叫んだ。ナイスショットだ。

支店長は、フェアウエイ中央右側。次は、ほなさんの番だ。
午前中の最終だから、ここは思い切ってゆく。
ほなさんの打球は、危険な左側へ一直線。並木の中から、
「カーン!」
と甲高い音がした。さすがのキャディさんも見失ない
「OBゾーンですから、暫定球(ざんていきゅう)をお願
いします。」
と言った。暫定球を打つのは初めてだった。打った球がO
Bになったのは間違いないだろうと思った。

社長のティーショットが終わったあと、打ち直しの暫定球
をティーに乗せ、再度、ドライバーでティーショット。と
ころが思い切って振ったのが力んだのか、ボールをかすっ
ただけの空振り。もうしわけ程度、ティーの5cm前にボ
ールはあった。みんな呆然としている。ほなさんは、紅い
顔でキャディさんに
「これからどうすればいいの?」
と尋ねた。人生相談してるみたいだ。
「球のある場所から打つには、どのクラブを使います?」
と言われたので、フラフラとおぼつかない足取りでクラブ
をもらいに行った。

ティーが邪魔なので抜き、ボールを打った。落胆の後のシ
ョットは、ティグラウンドに穴を作った。今度は、すぐ前
のレディースティまで転げた。ちょっと前進だ。
また打った。次ははまとも飛んでいった。それを観て、や
っとみんなが動きはじめる。もう何打目か分からないから、
キャディさんに尋ねた。不安そうな表情で指折り数え、教
えてくれた。プロでも不安なのだ。

キャディさんとティーショットの第1打を探すが、
「やっぱりないですぅ、OB区域へ落ちたんでしょう。」
といわれ、私は
「ありがとう、仕方ないですよ。」
とお礼を言って暫定球の場所に走った。

すると、先にバンカー近くに行っている機械屋さんが、言
った。
「あれ、ここにボールがあるぞ。????、5番、うーん
メーカーはわからんが、緑色の色がべたっりついてる。な
にかに強く当たったんだな。」
「それワ・タ・シ・ノ、です。間違いないで~す。」
とほなさんは大声をあげて走っていった。あの「ロストボ
ールより安い新品ボール」と揶揄され、必死の想いで池を
越えてきたボールに間違えない。

暫定球ではすでに5打を重ねた。しかし5度打ったよりも
まだ先に、第1打の球があるのだ。ナイスショットをした
機械屋さんとほぼ同じ距離まで、跳ねてきていたのだ。

このボールは、エライ奴だ、なんとラッキーなのだ。そし
てほなさんは、そこからナイスショットを続け、またもや
「パー」がとれたのだった。なんと運の強い、、、。

もうひとつのパーは、ティーショットが右の林に突っ込み
ロストボールかと思われたものが、カート道を転げ、グリ
ーン横から発見され、なんなくパーを頂戴したのです。

午前中のハーフ、ほなさん 52 機械屋さん 48、
支店長 52、社長 60

機械屋さんは、言いました。
「見つけるんじゃなかったなぁ、もう。ビールでも奢って
もらわんとやってられない。」
もちろんお礼のビール一杯だけ、進んで差出しました。
神様のご機嫌の良さに、パーが3つもとれた私は、ゆっくり
食事ができました。ところが、神様のご機嫌も下り坂にな
っていったのです。

銀コン(4)

2007年06月01日 | 日記
長らくお待たせいたしました。

ほなさんの持ち球(あったの?)は、高く上がるほどヘッド
スピードがないために、打ちそこないの低いライナーです。
キャリー(空中を飛ぶ距離)よりも低いラン(転がり)が特
徴です。転げて150を超える事は自信があっても、そのた
め、空中を150ヤードも飛んでゆくのは、よほどのこと、
うまくボールに当たらないといけません。

このホールは、練習場でいつもみる150Yの景色より、そ
うとう遠くにみえました。コースのプレッシャーを感じてい
るのです。
緊張の中、ほなさんの精神こめたユーティリティは、うなり
をあげて(ほんまかいな)ボールを叩きました。いつもより
グングン上ってゆきます。
「ナイスショット、これはいい!」
と社長が声を出しました。
でも、途中から右へカーブしてゆきます。右へひっかけたも
ようです。

向こう岸まで、あとちょっと。
「それゆけ!」
とほなさんは叫びました。芯に当たっていないボールは、急
速に右へドライブし、そのまま池へ落下。
「ああ、やっぱりあかんなぁ」
とほなさんがしょげて下をむいていると、機械屋さんが、
「あ、ボールが右へ跳ねたぞ」
と教えてくれました。

支店長はグリーン左のバンカーに、機械屋さんの球は、右へ
スライスして隣のホールとの境に、社長は池沿いのルートに
球を運びました。
池を回って行ってみると、先の組のキャディさんが、隣のホ
ールのティーグラウンド脇に落ちているボールを教えてくれ
ました。遠くまで跳ねたものです。数十ヤード、しかも高い
木々を飛び越えてきたのでした。間違いなく、ほなさんのボ
ールでした。ラッキーです。

ほなさんのボールは、「ゴ○フ5」の開店特売、「ロストボ
ールより安い新品」をキャッチフレーズにした一番安いもの
でした。一般には1ダース12個入りが、開店記念で15個
にサービスされていましたので、喜んで買い求めたのです。
これまではロストボールばかりでしたが、いだたきものの新
品ボールを使うと、打感の良さにしびれました。硬い石を打
っている手ごたえから、クラブヘッドでボールが跳ねている
感触があるのです。うまく当たると違いますね。

いただきもののボールほど良くないにしても、新品ボールの
打感は良く、うれしくて同伴ゴルファーに言うのですが、こ
のボールを知っている人は、ほとんど居ませんでした。普通
キャディさんがボールを確認すると、
「キャロウエイの○番、ここにあります。」
と、メーカー名と番号を告げてくれます。ゴルファーは今日
はこれを使おうと自分の使うメーカーと番号を決め、他人と
かぶらないようにしているです。

ところが、ほなさんのメーカーは、私ら貧乏ゴルファーには
メジャーでも、キャディさんや一般ゴルファーにはマイナー
です。そのため、ほなさんのボールは、
「・・・・・、5番、ここです。」
と最後までメーカー名で呼ばれることはありませんでした。

マイナーメーカーのボールに、池の周りのコンクリートに塗
られた緑色の塗料が、くっきりとついていました。それがか
えって誇らしげに見えました。
「ご主人様、えへへ、やりましたよ。」
と顔を汚した腕白坊主が言っているようです。

このゴルフ場は、となりのコースでもOBになりません。O
Kなのです。ティグラウンド脇から、高い球で木を越すと、
奥に受けたグリーンになっていました。向こうが高くなって
いるグリーンですから、少しぐらい球足が強くてもグリーン
でとまりそうです。ちょうど距離もいけそうです。これはつ
いています。

すくい上げ易いようにボールを右足よりにして、サンドウエ
ッジで打ちました。草がパラッとあがります。木を越え、グ
リーンに落ちたボールは、ピン傍1mぐらいで停まりました。
「おお!」
とみなの歓声があがりました。そしてさらにこれも決め、
パーがとれました。トラブルショットがラッキーショットと
なったのです。まさしくツイているのです。
今日のゴルフの神のご機嫌は、なんと麗しくやさしいのでし
ょうか。